《領事府の空船口/Consulate Skygate》
 リミテッド1.0点
 機体に答えられそうな性能ではないよね。とてもこいつでは止められないようなサイズのクリーチャーに殴られる環境だし、戦線を横に広げてくるデッキに対しても、パワーがないので抑止力にならない。飛行クリーチャー相手へのサイドとして1枚くらいとっておく分にはいいけど、メインデッキ候補としちゃ選考外だ。
《耕作者の荷馬車/Cultivator’s Caravan》
 リミテッド3.5点
 搭乗できなくともマナ加速と色安定というカード1枚分の仕事をこなし、終盤は頼れる戦力になるのは素晴らしい。柔軟性と強さを兼ね備えてて、模範的強力カードだね。
《行き詰まりの罠/Deadlock Trap》
 リミテッド1.5点
 エネルギー関連のカードに繰り返し言うことになりそうだけど、単体で大したことしないのは罠。エネルギー自体は十分な見返りがあるし、デッキにはなると思うけど、《行き詰まりの罠/Deadlock Trap》は、他と組み合わせない限り痩せ細りすぎてて酷い。でも安定したエネルギー供給があるなら、毎ターンクリーチャーを封殺できるからかなり強力に化ける。他にエネルギーのあてがないなら、2回しか使えない。カード1枚分の価値はないよね。
 
 名前の割に、リミテッドの罠カードとしちゃ小物だよね。何せたったの3マナだし。奴は四天王の中でも最弱。

テゼレットの憂鬱
テゼレットの憂鬱
◆ 最近翻訳以外で更新してないけど普通に記事も書くよ!
 
 
 ミラディン包囲戦の、《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》というカードをご存知でしょうか。
 
 こいつは英語だと
 Tezzeret, Agent of Bolas
 (テゼレット 工作員 ボーラスの)
 
 という名前なわけですが、スペイン語・ポルトガル語のカード名を見ると
 
 Tezzeret, agente de Nicol Bolas
 Tezzeret, Agente de Nicol Bolas

 
 原文にはなかった「ニコル」がついています。わざわざフォントを小さくしてまで「ニコル・ボーラスの工作員、テゼレット」と書いているのです。
 
 なぜでしょうか?
 
 スペイン語とポルトガル語において、Bolasとは英語でいうBall(ボール)の複数形のこと。deは英語でいうofに近い、「~の」の意味です。
 ボールの複数形……玉が2つ……あっ
 
 先輩こいつタマとか言い出しましたよ?
 
 
 万が一にも偉大なるエルダー・ドラゴンのPWであるボーラス様が、淫夢ネタいわれなき風評被害を受けないため、翻訳チームが機転を効かせて「ニコル・ボーラスの工作員」としたわけですね!(推測ですが)
 翻訳チームGJ!
 
 日本語でも、珍名としてスケベニンゲン(オランダ)やエロマンガ島(バヌアツ)などが有名だったりしますね。
 
 イメージ的には
 「初の東京駐在フィンランド大使、アホカス大使」
 「初の東京駐在フィンランド大使、ヴィルヨ・アホカス大使」
 この2つを対比してみた印象に近いでしょうか。  (ちなみに実在の人物です↓)
 http://www.finland.or.jp/public/default.aspx?nodeid=41331&contentlan=23&culture=ja-JP
 
 
 
 ちなみに上のballs系のネタだと、英語の標識が有名だったり
 http://www.burnabrain.com/balls-removed/
 
 ゴルフ場でプレイせずにゴルフボール集めたら、訴えるしボールも没収するぞ!(大雑把)
 という意味で、別に問題なく理解はできるのですが、意味深な読み方ができてしまう英文に仕上がってしまったのでした
 
 "...prosecuted and have their balls removed."
 (起訴され、タマを除去される)
 
 
 
 日々、翻訳者は頑張っています。

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