【翻訳】チャネル・ファイアーボール製デッキの手引き 赤緑上陸
2015年10月18日 翻訳◆ 【翻訳】チャネル・ファイアーボール製デッキの手引き 赤緑上陸
#TeamCFB Deck Guide – RG Landfall
By Luis Scott-Vargas 2015年10月17日
http://www.channelfireball.com/articles/teamcfb-deck-guide-rg-landfall/
赤緑上陸は、チームで最初に作ったデッキの一つだった。メタゲーム的にはアタルカレッドと同じ位置付けになるものの、アタルカレッドと比べてクリーチャーのサイズが優れていて、瞬間的な爆発力だけでなく、攻め続けることもできる面々を採用しているところが長所だ(代わりに相手への干渉手段が犠牲になってるけど)。そんな上陸デッキのリストはこちら:
ゲームプラン
デカい上陸クリーチャーを展開して、君がッ 死ぬまで 殴るのをやめないッ!相手への干渉は最小限にとどめて、一つのこと……相手を殴り倒すことだけに専念する。でもそのたった一つのことが滅茶苦茶強力なんだ。
《血の渇き/Blood Lust》《Berserk》
1994年から存在したコンボだよ!
使ってみると《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》や《強大化/Become Immense》で終わるゲームが結構多い。別に特別なサポートがなくても、採用しているクリーチャーはどれも十分なサイズだ。しかし上の2つのどちらかを惹くと、途端にダメージ量が跳ね上がる。アタルカレッドになく、赤緑上陸にある強みの一つが、これら2種の強化呪文との抜群の相性だ。
《強大化/Become Immense》《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》
《マキンディの滑り駆け/Makindi Sliderunner》は元からトランプルがあるから、《強大化/Become Immense》のダメージが突き抜けるし、上陸クリーチャーに《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》を合わせれば、ブロッカーがいたとしても5点以上のダメージが入る。
《アタルカの命令/Atarka’s Command》
《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》がなくても、《アタルカの命令/Atarka’s Command》は化け物だ。果敢を誘発させつつ全軍を強化し、ライフゲインを防いだりすらできる。たった2マナなのに、しばしばダメージ量は6点以上にすら及ぶ。こちらのデッキがクリーチャー多めなので命令との相性はバッチリだし、相手だってアタルカの命令をちらつかせられたら、戦闘は相当やりにくい。典型的な赤単系デッキよりトークンをばらまく呪文は少ないけど、代わりに非クリーチャー呪文も少ないからね。どちらのデッキで使っても《アタルカの命令/Atarka’s Command》は超強力だ。
《鎌豹/Scythe Leopard》《噛み付きナーリッド/Snapping Gnarlid》《マキンディの滑り駆け/Makindi Sliderunner》
1マナ3/3、2マナ4/4、2マナ4/3トランプル。デッキの代表選手で、デッキ名の由来だ。普通のデッキより火力類が控えめで、安定性が下がるのに上陸を選択する理由は、土地を出し続けられればという条件付きながら、とにかくクリーチャーが強いこと。しかもそのうち2種は《正義のうねり/Surge of Righteousness》に引っかからない。正義のうねりは相当数サイドボードに採用されると思うから、これは大きい。除去を警戒するなら、必要に応じて後々のためにフェッチランドを残しておいたりもできるね。
クリーチャーだけで相手を蹂躙できるというのは実に強力で、マナカーブ通りにクリーチャーを展開すれば、それだけで勝つことが可能だ。ただ土地が置けないと状況は苦しくなる。土地2枚で詰まってしまったりすると、アタルカレッドみたいなデッキと比べてとても苦しい戦いになってしまう。ただマナフラッドに関して、赤単より有利に働くのは利点だろう。普通、赤系のデッキは土地が20~22枚程度に抑えられるのに、24枚も土地を採用しているのは上陸デッキならでは。
《ヴァラクートへの撤退/Retreat to Valakut》
面白いことに、戦乱のゼンディカーの構築レビューで、《ヴァラクートへの撤退/Retreat to Valakut》は完全にスルーしていた。実際使ってみると、クリーチャーをブロック不能にしたりパワーを追加できるのは想像以上に大きく、まさにこのデッキのためにあるようなカードだったね。相手からすると、ブロッカーを立ててもブロック不能にされるし、どうせブロックできないならと攻撃すると、+2/+0修正の乗ったダメージをお見舞いされる、不自由な二択を迫られることになる。しかも1ターンに複数回誘発させることすら可能で、《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》とは抜群の相性。撤退が出た状態では、ゴブリントークンですら危険な存在になる。
マナコストが3マナと少し高めで、単体では何もしないカードなので、2枚くらいに抑えたいカードではあるものの、2枚あるとちょうどいい感じだった。
《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》《ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep》《軍族童の突発/Hordeling Outburst》
残りの枠はクリーチャーだ。《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》は普通の赤いデッキより呪文が少ないこのデッキでも、軽く、速攻付きで、突然現れて相手を葬ってくれる。盤面に何もない状態から20点叩き込むことすら十分に可能で、全体除去を撃たれた返しに颯爽と現れて、反撃の狼煙を挙げる役目にぴったり。《ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep》と《軍族童の突発/Hordeling Outburst》は継続して攻め続けるためのカードで、特に《ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep》の方は、マナフラッドせずに上陸し続けるためのキーカードだ。これ以上土地の枚数を増やすとマナフラッドしてしまうけど、ライブラリートップをめくる能力で疑似的に土地を増やせるのが偉い。
サイドボード
《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》コンボは、サイドボード後のゲームだと使いにくくなるものの、《強迫/Duress》をサイドインすることで、サイド後もコンボ可能なデザインに仕上げてある。メタゲーム次第で、激闘コンボを狙うこと自体が厳しくなる可能性もあるけれど、多少対策されてもここに載せた調整である程度は何とかなるはずだ。
#TeamCFB Deck Guide – RG Landfall
By Luis Scott-Vargas 2015年10月17日
http://www.channelfireball.com/articles/teamcfb-deck-guide-rg-landfall/
赤緑上陸は、チームで最初に作ったデッキの一つだった。メタゲーム的にはアタルカレッドと同じ位置付けになるものの、アタルカレッドと比べてクリーチャーのサイズが優れていて、瞬間的な爆発力だけでなく、攻め続けることもできる面々を採用しているところが長所だ(代わりに相手への干渉手段が犠牲になってるけど)。そんな上陸デッキのリストはこちら:
土地
4:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
3:《進化する未開地/Evolving Wilds》
2:《燃えがらの林間地/Cinder Glade》
1:《燻る湿地/Smoldering Marsh》
3:《森/Forest》
3:《山/Mountain》
クリーチャー
4:《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4:《鎌豹/Scythe Leopard》
4:《噛み付きナーリッド/Snapping Gnarlid》
4:《マキンディの滑り駆け/Makindi Sliderunner》
4:《ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep》
呪文
2:《ヴァラクートへの撤退/Retreat to Valakut》
2:《軍族童の突発/Hordeling Outburst》
4:《強大化/Become Immense》
4:《アタルカの命令/Atarka’s Command》
4:《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》
サイドボード
3:《焙り焼き/Roast》
3:《強迫/Duress》
3:《炎跡のフェニックス/Flamewake Phoenix》
3:《下生えの勇者/Undergrowth Champion》
1:《沸き立つ大地/Boiling Earth》
2:《焦熱の衝動/Fiery Impulse》
ゲームプラン
デカい上陸クリーチャーを展開して、君がッ 死ぬまで 殴るのをやめないッ!相手への干渉は最小限にとどめて、一つのこと……相手を殴り倒すことだけに専念する。でもそのたった一つのことが滅茶苦茶強力なんだ。
《血の渇き/Blood Lust》《Berserk》
1994年から存在したコンボだよ!
使ってみると《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》や《強大化/Become Immense》で終わるゲームが結構多い。別に特別なサポートがなくても、採用しているクリーチャーはどれも十分なサイズだ。しかし上の2つのどちらかを惹くと、途端にダメージ量が跳ね上がる。アタルカレッドになく、赤緑上陸にある強みの一つが、これら2種の強化呪文との抜群の相性だ。
《強大化/Become Immense》《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》
《マキンディの滑り駆け/Makindi Sliderunner》は元からトランプルがあるから、《強大化/Become Immense》のダメージが突き抜けるし、上陸クリーチャーに《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》を合わせれば、ブロッカーがいたとしても5点以上のダメージが入る。
《アタルカの命令/Atarka’s Command》
《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》がなくても、《アタルカの命令/Atarka’s Command》は化け物だ。果敢を誘発させつつ全軍を強化し、ライフゲインを防いだりすらできる。たった2マナなのに、しばしばダメージ量は6点以上にすら及ぶ。こちらのデッキがクリーチャー多めなので命令との相性はバッチリだし、相手だってアタルカの命令をちらつかせられたら、戦闘は相当やりにくい。典型的な赤単系デッキよりトークンをばらまく呪文は少ないけど、代わりに非クリーチャー呪文も少ないからね。どちらのデッキで使っても《アタルカの命令/Atarka’s Command》は超強力だ。
《鎌豹/Scythe Leopard》《噛み付きナーリッド/Snapping Gnarlid》《マキンディの滑り駆け/Makindi Sliderunner》
1マナ3/3、2マナ4/4、2マナ4/3トランプル。デッキの代表選手で、デッキ名の由来だ。普通のデッキより火力類が控えめで、安定性が下がるのに上陸を選択する理由は、土地を出し続けられればという条件付きながら、とにかくクリーチャーが強いこと。しかもそのうち2種は《正義のうねり/Surge of Righteousness》に引っかからない。正義のうねりは相当数サイドボードに採用されると思うから、これは大きい。除去を警戒するなら、必要に応じて後々のためにフェッチランドを残しておいたりもできるね。
クリーチャーだけで相手を蹂躙できるというのは実に強力で、マナカーブ通りにクリーチャーを展開すれば、それだけで勝つことが可能だ。ただ土地が置けないと状況は苦しくなる。土地2枚で詰まってしまったりすると、アタルカレッドみたいなデッキと比べてとても苦しい戦いになってしまう。ただマナフラッドに関して、赤単より有利に働くのは利点だろう。普通、赤系のデッキは土地が20~22枚程度に抑えられるのに、24枚も土地を採用しているのは上陸デッキならでは。
《ヴァラクートへの撤退/Retreat to Valakut》
面白いことに、戦乱のゼンディカーの構築レビューで、《ヴァラクートへの撤退/Retreat to Valakut》は完全にスルーしていた。実際使ってみると、クリーチャーをブロック不能にしたりパワーを追加できるのは想像以上に大きく、まさにこのデッキのためにあるようなカードだったね。相手からすると、ブロッカーを立ててもブロック不能にされるし、どうせブロックできないならと攻撃すると、+2/+0修正の乗ったダメージをお見舞いされる、不自由な二択を迫られることになる。しかも1ターンに複数回誘発させることすら可能で、《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》とは抜群の相性。撤退が出た状態では、ゴブリントークンですら危険な存在になる。
マナコストが3マナと少し高めで、単体では何もしないカードなので、2枚くらいに抑えたいカードではあるものの、2枚あるとちょうどいい感じだった。
《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》《ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep》《軍族童の突発/Hordeling Outburst》
残りの枠はクリーチャーだ。《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》は普通の赤いデッキより呪文が少ないこのデッキでも、軽く、速攻付きで、突然現れて相手を葬ってくれる。盤面に何もない状態から20点叩き込むことすら十分に可能で、全体除去を撃たれた返しに颯爽と現れて、反撃の狼煙を挙げる役目にぴったり。《ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep》と《軍族童の突発/Hordeling Outburst》は継続して攻め続けるためのカードで、特に《ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep》の方は、マナフラッドせずに上陸し続けるためのキーカードだ。これ以上土地の枚数を増やすとマナフラッドしてしまうけど、ライブラリートップをめくる能力で疑似的に土地を増やせるのが偉い。
サイドボード
《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》コンボは、サイドボード後のゲームだと使いにくくなるものの、《強迫/Duress》をサイドインすることで、サイド後もコンボ可能なデザインに仕上げてある。メタゲーム次第で、激闘コンボを狙うこと自体が厳しくなる可能性もあるけれど、多少対策されてもここに載せた調整である程度は何とかなるはずだ。
白緑大変異
IN
3:《焙り焼き/Roast》
OUT
2:《軍族童の突発/Hordeling Outburst》
1:《ヴァラクートへの撤退/Retreat to Valakut》
エスパードラゴン
IN
3:《強迫/Duress》
3:《炎跡のフェニックス/Flamewake Phoenix》
OUT
2:《強大化/Become Immense》
4:《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》
ジェスカイ
IN
3:《強迫/Duress》
OUT
2:《ヴァラクートへの撤退/Retreat to Valakut》
1:《アタルカの命令/Atarka’s Command》
アタルカレッド
IN
3:《下生えの勇者/Undergrowth Champion》
2:《焦熱の衝動/Fiery Impulse》
1:《沸き立つ大地/Boiling Earth》
OUT
2:《ヴァラクートへの撤退/Retreat to Valakut》
4:《アタルカの命令/Atarka’s Command》
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