【翻訳】タルキール覇王譚 リミテッドレビュー ティムール・赤 (by LSV) 前編
2014年9月24日 翻訳◆ 【翻訳】タルキール覇王譚 リミテッドレビュー ティムール・赤 (by LSV)
Khans of Tarkir Limited Set Review - Temur
Luis Scott-Vargas, 2014年9月17日
http://www.channelfireball.com/articles/khans-of-tarkir-limited-set-review-temur/
Khans of Tarkir Limited Set Review - Temur
Luis Scott-Vargas, 2014年9月17日
http://www.channelfireball.com/articles/khans-of-tarkir-limited-set-review-temur/
《なだれの大牙獣/Avalanche Tusker》
リミテッド3.0点
これは困ったことになったゾウ……とか言うと雪崩より寒いことになりそうだからやめとこうか。しかし雪山を象が滑って突っ込んでくるって、まるでジョークの世界だよな。リミテッドでは、ダブルブロックで止められて相手にクリーチャー2体分の被害を与えて散るだろう。5マナにしてはいい仕事だ。こちらにコンバットトリックがあるとか、相手にブロッカーが1体しかいないとかだったら、蹂躙は時間の問題だ。
《熊の仲間/Bear’s Companion》
リミテッド2.5点
熊(2/2)が熊だけど熊じゃない奴(4/4)を連れてきた。熊といえば2/2が相場と決まっていたのに紛らわしいことこの上ないが、この熊フレイバーに対する評決はベン・スターク(Ben Stark)に任せておこうか。カードとして見てもとても素敵。3色の5マナを支払うだけの価値は十分ある。相手のバウンスには弱い面はあるけど、こちらもバウンスと一緒に使えば4/4を出し直すこともできるから、見るべきものがあるよ。3色のカードとしては若干大人しめだけど、マナ基盤が十分だったら、登別クマ牧場してみよう。
《氷羽のエイヴン/Icefeather Aven》
リミテッド3.5点
変異して良し素出ししても良し。こういうクリーチャーは希少にして貴重だ。氷羽のエイヴンは2ターン目に出したらマナレシオの良い飛行生物で、中~終盤にかけては変異経由で使って強い。要するに強いことしか書いてない。
《精神振り/Mindswipe》
リミテッド3.0点
序盤から中盤にかけて、手持ち無沙汰なとき何か打ち消せるおかげで、この手のフィニッシュ手段としてはとても丸く使いやすくなっている。対戦相手に本体火力を叩き込みたいデッキってあるじゃない?精神振りはそんなデッキで使うのにうってつけだ。本体火力に1:1交換まで取る能力が付いてるわけだから、色々なデッキで採用できる。勝ち確の場面で何か呪文を唱えたばかりに、特大の精神振りでライフを吹き飛ばされて、泣きを見る人がきっと多く出るだろうな。
《サグのやっかいもの/Sagu Mauler》
リミテッド3.5点
今日はツイてるな、と思ったら変異で出して5ターン目から殴りかかってみてもいい。ただその使い方だと、裏の間に除去を撃たれる可能性があるけどね。相手の手の内が分からない間は、一度着地したら手が付けられない性能ではあることだし、6ターン目まで待った方が無難だと思う。でも変異経由で出す選択肢がついてるってだけで、ただでさえ強いクリーチャーが更に強くなってるな。
《凶暴な拳刃/Savage Knuckleblade》
リミテッド4.5点
凶暴な拳刃は、リミテッドでも構築でも大暴れ必至。3ターン目に出てきたらバケモノだし、ブロックで止めるのは困難。ゲームが進行するにつれ、更に強くなる。唯一欠点があるとすれば、本当に負けそうな場面では、少なくとも単体で逆転することができないってくらい。それ以外に欲しいものは全部詰まってるよ(なんと若干の除去耐性までね)。
《雪角の乗り手/Snowhorn Rider》
リミテッド3.0点
ティムールのコモン変異は、他の色より直球勝負なきらいがあるけど、だからといって弱いわけじゃない。巨大生物なのに、デカブツはお呼びでないとき《灰色オーガ/Gray Ogre》として出せる。ただのファッティじゃない、こいつは動けるファッティだ。
《龍爪のスーラク/Surrak Dragonclaw》
リミテッド4.0点
リミテッドで打消しに怯えることはそうないにしても、瞬速で突然現れて4/4くらいの生物に奇襲をかけれるのは素晴らしい。自軍にトランプルがつくのもオマケとしては嬉しいけれど、強さの大部分は優れたマナレシオと瞬速。こいつの単体性能さ。5マナ6/6とか垂涎モノだろう。
《ティムールの隆盛/Temur Ascendancy》
リミテッド2.5点
然るべきデッキで使えば凄まじいまでの性能を発揮すると思うけど、ティムールで手を出さないデッキもあると思う。パワーが4以上のクリーチャーがそこそこの数必要だし、積極的に殴るデッキで使いたい。クリーチャーと前のめりな姿勢とは、決して相性が悪くないけどね。
《ティムールの魔除け/Temur Charm》
リミテッド3.5点
《マナ漏出/Mana Leak》、+1/+1修正つき《闘技/Pit Fight》、《尻込み/Falter》っぽい効果の組み合わせは強力そのもの。打消しを構えつつ、打消しで対処できない場合、格闘にいけるのはかなりえげつないし、ゲームを終わらせにいくモードまでついているから、いつ引いても強い。ティムールらしいといえばらしいけど、自陣にクリーチャーがいないときだけ弱いかな。そんなときでも、《マナ漏出/Mana Leak》を唱えたいことはあるはずさ。
《本質捕らえ/Trap Essence》
リミテッド1.5点
対象に制限がある上、唱えづらい打消しはあまりお世話になりたくないが、少なくとも撃てればご褒美は得られるよ。
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