◆ 【ビデオ翻訳】【ビデオ翻訳】GPオークランドより、LSVとベン・スタークが送るシールドデッキ構築講座
#GPOak Sealed Seminar with LSV and Ben Stark
http://www.channelfireball.com/videos/gpoak-sealed-seminar-with-lsv-and-ben-stark/
拙訳前編
http://misdirection.diarynote.jp/201309121837136750/
Q&AとMOを使っての構築実践
LSVとフレイバーを考えてみよう!
MOでサンプルプールを使って構築してみる
まずは色安定カードがあるかチェックして、あれば出しておく。M14ではほぼ緑なので、《新緑の安息所/Verdant Haven》、《地勢/Lay of the Land》があるのか見る。
7マナとか重い強いところを好むLSVを普段はからかうのだけれど、ドラフトでは重すぎる奴らもシールドでは使用に堪える。6,7マナばかり詰め込むのは良くないが、《肉潰しの巨人/Fleshpulper Giant》だって使える。
同じコモンがたくさんあったからといって、過信は禁物。《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》や《捕食スリヴァー/Predatory Sliver》など同じカードがあることで強くなる連中は別だが惑わされないこと。このMOプールは《ルートワラ/Rootwalla》が4枚あるが、単体で強いとはいえ4枚あるから緑を使わなければいけないわけではない。
《茨潰し/Bramblecrush》も、使いどころを選ぶが柔軟で強くていいカード。土地を破壊するのだっていいし、エンチャントの除去を大体の人がたくさん投入する。5,6マナで動く遅いデッキには土地破壊も効果的。
前も言ったが、ドラフトでは完璧に使えるカードの《武勇の誇示/Show of Valor》、《珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk》などは使える束に入れない。
《石臼/Millstone》はメインに入れない。
でも青の強いドローを繰り返すデッキなどにとっては強いのでサイドボード候補である。
《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap》はシールドのが使いやすい。
決して強いカードではないが、除去が飛び交う中でカードアドバンテージにつながる。
サンプルプールを見てみると、《獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beasts》、《ガラクの大軍/Garruk’s Horde》、《大型化/Enlarge》などあるので緑が強い。使えるカードも多いので緑を使う。
緑と組み合わせる色が頭の使いどころ。
赤には《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage》が2枚ある。《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》もいるが、呪文が多くないのでそこまで決定要素にはならない。《ドラゴンの雛/Dragon Hatchling》などは後半強く、使える部類。《ショック/Shock》も使うが、そこまで凄くはない。
黒も強いが、どの程度緑と噛み合うか分からない。
理由は黒も緑も色を濃くすることが要求されるため。しかし、《リリアナの肉裂き/Liliana’s Reaver》、《凶眼のコカトリス/Deathgaze Cockatrice》、《破滅の刃/Doom Blade》、《血の儀式文/Liturgy of Blood》など優秀どころがあり、有力候補は黒。
除去らしい除去が《閉所恐怖症/Claustrophobia》1枚の青、使いづらい《天界のほとばしり/Celestial Flare》や《放逐する僧侶/Banisher Priest》の白も消す。
赤と黒とで、除去を基準に2色目を選ぶことにする。
今回、緑が中々のサイズの生物と《命取りの出家蜘蛛/Deadly Recluse》などがありコントロールっぽく組めそうである。
赤の《峡谷のミノタウルス/Canyon Minotaur》や《ドラゴンの雛/Dragon Hatchling》などとはあまり相性がよくないように見える。
長引くことを考えた場合、黒の方がいい。いつでも長期戦を見据えるべき。
《炎叫びの杖/Fireshrieker》も大抵使うが、今回は除去もクリーチャーもあり、わざわざ入れるほどではない。
シールドでは大体入れるカードだが、今回は不要。
色を決めたら、弱いカードを抜く。
《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap》は抜く。単体では決して素晴らしい強さでないし、わざわざ入れるほどではない。
《弱者狩り/Hunt the Weak》は使いどころを選ぶが、長期戦でも強い。
《胞子塚/Sporemound》などは強い。長引けば長引くほどクリーチャーも補充できる。シールドにぴったりである。
柔軟で強いと言った《茨潰し/Bramblecrush》だが、除去などより優先するほでないので、今回は抜ける。
次に抜けるのは、驚くかもしれないが《肉体のねじ切り/Wring Flesh》。除去としてそこまで重要でもない。タフネス1を殺す必要性に迫られたらどうぞ。
《ミノタウルスの嫌悪者/Minotaur Abomination》は結構使える。
《垂直落下/Plummet》は90%くらいデッキに入るが、勿論他の除去を押しのけるほどでない。
コモンは決定要素にならないのか?
たとえ除去も爆弾レアがなくても、たとえば《ルートワラ/Rootwalla》と《轟くベイロス/Rumbling Baloth》が4枚ずつあったりすれば多分緑を使うべきではあるが、確率的に普通はせいぜいいても2体ずつ。必ずしも使う必要には迫られないことが多い。
シールドのフィニッシャーとは?
フィニッシャーの性質や数に絶対の基準はない。
フィニッシャーは必要。強いけどフィニッシャーがないなら、シナジーなどがあっても多分その色を諦めるべき。
6,7マナ3枚くらいとかあっても全く重さを恐れることはない。
本当に《炎叫びの杖/Fireshrieker》を入れないのか?
《炎叫びの杖/Fireshrieker》は非常に強力だが、生物の質や除去呪文などを見て、今回は必要でないという判断。
今回のような強力なデッキで負ける可能性になるのが、装備にマナを使って除去され、隙を突かれたりすること。
一般的にビートダウンは、シールドの戦略たりえない。
今回のように《獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beasts》、《ガラクの大軍/Garruk’s Horde》などアドバンテージを稼げるカードがあるのなら、そちらの方が戦略としては上等。
《巨大化/Giant Growth》のような強化呪文は、4ターン目に強くても、7ターン目にはそうでないことがある。
使うときに相手が除去やバウンスを持っていないことを祈らなければならなくなるのが理由。
クリーチャーとスペルの枚数の目安は?
《吸血鬼の印/Mark of the Vampire》のようなオーラや、《炎叫びの杖/Fireshrieker》のような装備品を入れないのなら、そんなにクリーチャーの数にこだわる必要はない。絶対の基準はない。
シールドの、特にコントロール風に組めるデッキでクリーチャー数の最低ラインはない。
デッキが《予言/Divination》、《精神腐敗/Mind Rot》、除去など詰め込まれているのなら、ドラフトで目安になるような15体とかは不要。極端な話クリーチャーが9体、除去が13枚とかもいい。デッキで勝ち筋がきちんと作られていれば。なぜならクリーチャーが少なくなればなるほど、ゲームが長期化しアドバンテージが重要となるため。
今回のプールで赤の可能性は?
緑だけで十分強いので、黒で除去を補うのが最適と判断。
赤にも《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》がある。緑に《ガラクの大軍/Garruk’s Horde》、《獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beasts》がいなければ、是非フィニッシャーとして使いたいところ。今回はその強いところが緑に既にあったため見送りである。
どちらかというと、《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》、《テューンの大天使/Archangel of Thune》、《カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra》などは、シールドよりドラフトで強い。
シールドではプレインズウォーカー、《原始の報奨/Primeval Bounty》など対処の難しいカードを使いたい。
ドラフトでは全く別。マナカーブに沿って叩きつけられる《テューンの大天使/Archangel of Thune》、《カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra》などは素晴らしい。シールドではどちらが押しているかはっきりしないことが多く、《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》のようにマナカーブに必ずしも沿って出す必要のないカードが、ドラゴンや天使などより上。シールドでは対処が困難な《好機/Opportunity》や《原始の報奨/Primeval Bounty》などの方がいい。
打消しは除去とみなしていいのか?
打消しは除去として数えていい。多くの場合、相手の強力カードに対処が可能。
持っていて構えなければいけないので、本物の除去には見劣りするが、それでも弱めの除去より強い。
早いターンにクリーチャーを展開すべきか?それとも打消しを構えるべきか?
マジックの根幹にかかわる問題なので絶対的な答えはないが、明確な情報がない限り、大体序盤は展開して後半の強力なものを打ち消す方がいい。
出されたら負けるカードが相手のデッキに入っているなど、そういう情報がある場合は別。
シールドの土地(マナ)配分
できればメインカラーは9:8の土地17枚くらいがいい。《泥沼病/Quag Sickness》や《堕落/Corrupt》のために沼を増すことは検討していい。特に長期戦。ただ、シールドの土地配分は難しい。
今回のMOプールで、LSVは《ルートワラ/Rootwalla》が4枚あるので森を多くした。
シールドでタッチカラーを使うときの土地配分は?
メインカラーが出るソースを7,8枚は確保すること。
《地勢/Lay of the Land》などは複数の色として数えていい。たとえば緑黒タッチ白で《平和な心/Pacifism》を使うとしたら、白黒の《Scrubland》のようにみなす(地勢を撃てるということは、緑はもう出ているはずなので緑ソースとしては扱わない)。土地配分を平地2枚と《地勢/Lay of the Land》などにできる。
タッチカラーにダブルシンボルのものを採用すべきではない
《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》は確かに強いが、青タッチで入れるべきでない。ダブルシンボルは出ない。
アド厨のLSVですら、タッチダブルシンボルは避ける。
ゲームに勝つ方法はたくさんある。勝ち筋を作るために、無理な土地バランスをしてデッキを台無しにしないこと。相手が事故ったりすることだってある。無理な勝ち筋を作ろうとしても失敗する。
後手を取る構築で意識することはあるか
2マナの衝突でも、相手が先に展開することになるため2マナには防御的なものを優先して採用する、などが考えられる。
M14に関してはPVの記事を読んでみよう。
PV’s Playhouse - The Pillars of M14 Limited
http://www.channelfireball.com/articles/pvs-playhouse-the-pillars-of-m14-limited/
ドラフトでライフを詰める、《溶岩の斧/Lava Axe》のようなカード、強化呪文などを使うことを避ける。
シールドはいつでもドラフトより遅い
繰り返しになるが、プレイヤーは除去を持っている。シールドではマナカーブに沿って展開されることは少ない。
遅いゲームになるため《予言/Divination》、《精神腐敗/Mind Rot》などはシールドのが輝く。
これは一般論。そしてM14では特に遅さが顕著である。
めぼしいフィニッシャーがないときに、《石臼/Millstone》や《天使の協定/Angelic Accord》のようなギミックカードを使うべきか?
大抵ギミックを仕込むより、よわっちくてもフィニッシャーを使う方がいい。《肉潰しの巨人/Fleshpulper Giant》とか。
昔の基本セットだが《超大なベイロス/Enormous Baloth》だとか、今回だと《夜の群れの雄叫び/Howl of the Night Pack》で数体2/2をばらまくのでも立派なフィニッシャー。
無理してギミックを入れようとするのは、ダブルシンボルの《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》をタッチするようなもの。もしかしたら上手くいって勝てるかも?と期待しているだけに過ぎない。
ギミックを仕込むなら、複数ない限りやめた方がいい。《交易所/Trading Post》、《天使の協定/Angelic Accord》2枚とかあればどうぞ。
でも普通は普通のフィニッシャーを選択しよう。バニラの5/5でも立派にフィニッシャーになる。
40枚以上のデッキは?
40枚以上のカードを使う理由はない。40枚で構築するべき。
スリヴァーについてどう思うか?
ギミック系のカードと同じ。たくさんあれば素晴らしい。スリヴァーが6~8枚では不足。12,13枚とかあれば喜んでいいかもね。
だがスリヴァーが7枚、レアがあったりするからといってスリヴァーに拘らないこと。
反対に《マナ編みスリヴァー/Manaweft Sliver》などは、他に何もスリヴァーを採用しなくても普通に使える。
本当にフィニッシャーが何もない場合、ダブルシンボルのカードをタッチするべきか?
するべきでない。リスクが高すぎる割に不安定。
マナサポートの豊富な、たとえば印鑑、おかえりランド、魔鍵、導き石などのある環境では許容できることもある。
だがM14はそうでない。ジェイスタッチはラヴニカでやろう。
ライフゲインはどう思うか?
M14のテーマだが、どちらかというとドラフトのテーマ。
シールドでは使わない方がいい。相手もライフゲインが役立つほど攻撃的でないことが多い。
《執拗な死者/Tenacious Dead》、《ただれたイモリ/Festering Newt》2枚、《泡立つ大釜/Bubbling Cauldron》とかあれば、それは素直に使えばいい。
ライフゲインは要らない。つまり《漁る軟泥/Scavenging Ooze》も要らない?
要らない要らない()
《茨潰し/Bramblecrush》と《帰化/Naturalize》、どちらか採用するならどっち?
自分のデッキがどの程度重いかなどに左右されるが、普通は《茨潰し/Bramblecrush》のが取れる対象が広いので好ましい。アーティファクトクリーチャーで破壊したいものが環境にいたりすれば別だが。マナカーブも関わってくるが、一般的にシールドではカードパワー重視なので茨潰し。プレインズウォーカーも殺せる。
対照的に、《帰化/Naturalize》と《真面目な捧げ物/Solemn Offering》を比較する場合、こちらはインスタントとソーサリーなので意識すること。もしかすると致命的になることがあるかもしれない。
デッキが重すぎず、緑がある程度濃ければ茨潰し。
#GPOak Sealed Seminar with LSV and Ben Stark
http://www.channelfireball.com/videos/gpoak-sealed-seminar-with-lsv-and-ben-stark/
拙訳前編
http://misdirection.diarynote.jp/201309121837136750/
Q&AとMOを使っての構築実践
LSVとフレイバーを考えてみよう!
・《霊魂放逐/Remove Soul》を《魂無き者/Soulless One》に撃っても、《魂無き者/Soulless One》は着地可能ではないか?
・《霜のブレス/Frost Breath》を《水の壁/Wall of Water》に撃てば、《霜の壁/Wall of Frost》ができるのではないか?
MOでサンプルプールを使って構築してみる
まずは色安定カードがあるかチェックして、あれば出しておく。M14ではほぼ緑なので、《新緑の安息所/Verdant Haven》、《地勢/Lay of the Land》があるのか見る。
7マナとか重い強いところを好むLSVを普段はからかうのだけれど、ドラフトでは重すぎる奴らもシールドでは使用に堪える。6,7マナばかり詰め込むのは良くないが、《肉潰しの巨人/Fleshpulper Giant》だって使える。
同じコモンがたくさんあったからといって、過信は禁物。《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》や《捕食スリヴァー/Predatory Sliver》など同じカードがあることで強くなる連中は別だが惑わされないこと。このMOプールは《ルートワラ/Rootwalla》が4枚あるが、単体で強いとはいえ4枚あるから緑を使わなければいけないわけではない。
《茨潰し/Bramblecrush》も、使いどころを選ぶが柔軟で強くていいカード。土地を破壊するのだっていいし、エンチャントの除去を大体の人がたくさん投入する。5,6マナで動く遅いデッキには土地破壊も効果的。
前も言ったが、ドラフトでは完璧に使えるカードの《武勇の誇示/Show of Valor》、《珊瑚マーフォーク/Coral Merfolk》などは使える束に入れない。
《石臼/Millstone》はメインに入れない。
でも青の強いドローを繰り返すデッキなどにとっては強いのでサイドボード候補である。
《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap》はシールドのが使いやすい。
決して強いカードではないが、除去が飛び交う中でカードアドバンテージにつながる。
サンプルプールを見てみると、《獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beasts》、《ガラクの大軍/Garruk’s Horde》、《大型化/Enlarge》などあるので緑が強い。使えるカードも多いので緑を使う。
緑と組み合わせる色が頭の使いどころ。
赤には《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage》が2枚ある。《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》もいるが、呪文が多くないのでそこまで決定要素にはならない。《ドラゴンの雛/Dragon Hatchling》などは後半強く、使える部類。《ショック/Shock》も使うが、そこまで凄くはない。
黒も強いが、どの程度緑と噛み合うか分からない。
理由は黒も緑も色を濃くすることが要求されるため。しかし、《リリアナの肉裂き/Liliana’s Reaver》、《凶眼のコカトリス/Deathgaze Cockatrice》、《破滅の刃/Doom Blade》、《血の儀式文/Liturgy of Blood》など優秀どころがあり、有力候補は黒。
除去らしい除去が《閉所恐怖症/Claustrophobia》1枚の青、使いづらい《天界のほとばしり/Celestial Flare》や《放逐する僧侶/Banisher Priest》の白も消す。
赤と黒とで、除去を基準に2色目を選ぶことにする。
今回、緑が中々のサイズの生物と《命取りの出家蜘蛛/Deadly Recluse》などがありコントロールっぽく組めそうである。
赤の《峡谷のミノタウルス/Canyon Minotaur》や《ドラゴンの雛/Dragon Hatchling》などとはあまり相性がよくないように見える。
長引くことを考えた場合、黒の方がいい。いつでも長期戦を見据えるべき。
《炎叫びの杖/Fireshrieker》も大抵使うが、今回は除去もクリーチャーもあり、わざわざ入れるほどではない。
シールドでは大体入れるカードだが、今回は不要。
色を決めたら、弱いカードを抜く。
《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap》は抜く。単体では決して素晴らしい強さでないし、わざわざ入れるほどではない。
《弱者狩り/Hunt the Weak》は使いどころを選ぶが、長期戦でも強い。
《胞子塚/Sporemound》などは強い。長引けば長引くほどクリーチャーも補充できる。シールドにぴったりである。
柔軟で強いと言った《茨潰し/Bramblecrush》だが、除去などより優先するほでないので、今回は抜ける。
次に抜けるのは、驚くかもしれないが《肉体のねじ切り/Wring Flesh》。除去としてそこまで重要でもない。タフネス1を殺す必要性に迫られたらどうぞ。
《ミノタウルスの嫌悪者/Minotaur Abomination》は結構使える。
《垂直落下/Plummet》は90%くらいデッキに入るが、勿論他の除去を押しのけるほどでない。
コモンは決定要素にならないのか?
たとえ除去も爆弾レアがなくても、たとえば《ルートワラ/Rootwalla》と《轟くベイロス/Rumbling Baloth》が4枚ずつあったりすれば多分緑を使うべきではあるが、確率的に普通はせいぜいいても2体ずつ。必ずしも使う必要には迫られないことが多い。
シールドのフィニッシャーとは?
フィニッシャーの性質や数に絶対の基準はない。
フィニッシャーは必要。強いけどフィニッシャーがないなら、シナジーなどがあっても多分その色を諦めるべき。
6,7マナ3枚くらいとかあっても全く重さを恐れることはない。
本当に《炎叫びの杖/Fireshrieker》を入れないのか?
《炎叫びの杖/Fireshrieker》は非常に強力だが、生物の質や除去呪文などを見て、今回は必要でないという判断。
今回のような強力なデッキで負ける可能性になるのが、装備にマナを使って除去され、隙を突かれたりすること。
一般的にビートダウンは、シールドの戦略たりえない。
今回のように《獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beasts》、《ガラクの大軍/Garruk’s Horde》などアドバンテージを稼げるカードがあるのなら、そちらの方が戦略としては上等。
《巨大化/Giant Growth》のような強化呪文は、4ターン目に強くても、7ターン目にはそうでないことがある。
使うときに相手が除去やバウンスを持っていないことを祈らなければならなくなるのが理由。
クリーチャーとスペルの枚数の目安は?
《吸血鬼の印/Mark of the Vampire》のようなオーラや、《炎叫びの杖/Fireshrieker》のような装備品を入れないのなら、そんなにクリーチャーの数にこだわる必要はない。絶対の基準はない。
シールドの、特にコントロール風に組めるデッキでクリーチャー数の最低ラインはない。
デッキが《予言/Divination》、《精神腐敗/Mind Rot》、除去など詰め込まれているのなら、ドラフトで目安になるような15体とかは不要。極端な話クリーチャーが9体、除去が13枚とかもいい。デッキで勝ち筋がきちんと作られていれば。なぜならクリーチャーが少なくなればなるほど、ゲームが長期化しアドバンテージが重要となるため。
今回のプールで赤の可能性は?
緑だけで十分強いので、黒で除去を補うのが最適と判断。
赤にも《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》がある。緑に《ガラクの大軍/Garruk’s Horde》、《獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beasts》がいなければ、是非フィニッシャーとして使いたいところ。今回はその強いところが緑に既にあったため見送りである。
どちらかというと、《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》、《テューンの大天使/Archangel of Thune》、《カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra》などは、シールドよりドラフトで強い。
シールドではプレインズウォーカー、《原始の報奨/Primeval Bounty》など対処の難しいカードを使いたい。
ドラフトでは全く別。マナカーブに沿って叩きつけられる《テューンの大天使/Archangel of Thune》、《カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra》などは素晴らしい。シールドではどちらが押しているかはっきりしないことが多く、《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》のようにマナカーブに必ずしも沿って出す必要のないカードが、ドラゴンや天使などより上。シールドでは対処が困難な《好機/Opportunity》や《原始の報奨/Primeval Bounty》などの方がいい。
打消しは除去とみなしていいのか?
打消しは除去として数えていい。多くの場合、相手の強力カードに対処が可能。
持っていて構えなければいけないので、本物の除去には見劣りするが、それでも弱めの除去より強い。
早いターンにクリーチャーを展開すべきか?それとも打消しを構えるべきか?
マジックの根幹にかかわる問題なので絶対的な答えはないが、明確な情報がない限り、大体序盤は展開して後半の強力なものを打ち消す方がいい。
出されたら負けるカードが相手のデッキに入っているなど、そういう情報がある場合は別。
シールドの土地(マナ)配分
できればメインカラーは9:8の土地17枚くらいがいい。《泥沼病/Quag Sickness》や《堕落/Corrupt》のために沼を増すことは検討していい。特に長期戦。ただ、シールドの土地配分は難しい。
今回のMOプールで、LSVは《ルートワラ/Rootwalla》が4枚あるので森を多くした。
シールドでタッチカラーを使うときの土地配分は?
メインカラーが出るソースを7,8枚は確保すること。
《地勢/Lay of the Land》などは複数の色として数えていい。たとえば緑黒タッチ白で《平和な心/Pacifism》を使うとしたら、白黒の《Scrubland》のようにみなす(地勢を撃てるということは、緑はもう出ているはずなので緑ソースとしては扱わない)。土地配分を平地2枚と《地勢/Lay of the Land》などにできる。
タッチカラーにダブルシンボルのものを採用すべきではない
《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》は確かに強いが、青タッチで入れるべきでない。ダブルシンボルは出ない。
アド厨のLSVですら、タッチダブルシンボルは避ける。
ゲームに勝つ方法はたくさんある。勝ち筋を作るために、無理な土地バランスをしてデッキを台無しにしないこと。相手が事故ったりすることだってある。無理な勝ち筋を作ろうとしても失敗する。
後手を取る構築で意識することはあるか
2マナの衝突でも、相手が先に展開することになるため2マナには防御的なものを優先して採用する、などが考えられる。
M14に関してはPVの記事を読んでみよう。
PV’s Playhouse - The Pillars of M14 Limited
http://www.channelfireball.com/articles/pvs-playhouse-the-pillars-of-m14-limited/
ドラフトでライフを詰める、《溶岩の斧/Lava Axe》のようなカード、強化呪文などを使うことを避ける。
シールドはいつでもドラフトより遅い
繰り返しになるが、プレイヤーは除去を持っている。シールドではマナカーブに沿って展開されることは少ない。
遅いゲームになるため《予言/Divination》、《精神腐敗/Mind Rot》などはシールドのが輝く。
これは一般論。そしてM14では特に遅さが顕著である。
めぼしいフィニッシャーがないときに、《石臼/Millstone》や《天使の協定/Angelic Accord》のようなギミックカードを使うべきか?
大抵ギミックを仕込むより、よわっちくてもフィニッシャーを使う方がいい。《肉潰しの巨人/Fleshpulper Giant》とか。
昔の基本セットだが《超大なベイロス/Enormous Baloth》だとか、今回だと《夜の群れの雄叫び/Howl of the Night Pack》で数体2/2をばらまくのでも立派なフィニッシャー。
無理してギミックを入れようとするのは、ダブルシンボルの《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》をタッチするようなもの。もしかしたら上手くいって勝てるかも?と期待しているだけに過ぎない。
ギミックを仕込むなら、複数ない限りやめた方がいい。《交易所/Trading Post》、《天使の協定/Angelic Accord》2枚とかあればどうぞ。
でも普通は普通のフィニッシャーを選択しよう。バニラの5/5でも立派にフィニッシャーになる。
40枚以上のデッキは?
40枚以上のカードを使う理由はない。40枚で構築するべき。
スリヴァーについてどう思うか?
ギミック系のカードと同じ。たくさんあれば素晴らしい。スリヴァーが6~8枚では不足。12,13枚とかあれば喜んでいいかもね。
だがスリヴァーが7枚、レアがあったりするからといってスリヴァーに拘らないこと。
反対に《マナ編みスリヴァー/Manaweft Sliver》などは、他に何もスリヴァーを採用しなくても普通に使える。
本当にフィニッシャーが何もない場合、ダブルシンボルのカードをタッチするべきか?
するべきでない。リスクが高すぎる割に不安定。
マナサポートの豊富な、たとえば印鑑、おかえりランド、魔鍵、導き石などのある環境では許容できることもある。
だがM14はそうでない。ジェイスタッチはラヴニカでやろう。
ライフゲインはどう思うか?
M14のテーマだが、どちらかというとドラフトのテーマ。
シールドでは使わない方がいい。相手もライフゲインが役立つほど攻撃的でないことが多い。
《執拗な死者/Tenacious Dead》、《ただれたイモリ/Festering Newt》2枚、《泡立つ大釜/Bubbling Cauldron》とかあれば、それは素直に使えばいい。
ライフゲインは要らない。つまり《漁る軟泥/Scavenging Ooze》も要らない?
要らない要らない()
《茨潰し/Bramblecrush》と《帰化/Naturalize》、どちらか採用するならどっち?
自分のデッキがどの程度重いかなどに左右されるが、普通は《茨潰し/Bramblecrush》のが取れる対象が広いので好ましい。アーティファクトクリーチャーで破壊したいものが環境にいたりすれば別だが。マナカーブも関わってくるが、一般的にシールドではカードパワー重視なので茨潰し。プレインズウォーカーも殺せる。
対照的に、《帰化/Naturalize》と《真面目な捧げ物/Solemn Offering》を比較する場合、こちらはインスタントとソーサリーなので意識すること。もしかすると致命的になることがあるかもしれない。
デッキが重すぎず、緑がある程度濃ければ茨潰し。
コメント
ジョークですよ、ジョーク
> 通りすがりさん
> カサイさん
軽いジョーク。
映像の方でも軽く流されてるので、訳さなくても良かったですね。紛らわしくてすみません。