【翻訳】ラヴニカへの回帰・レビュー 赤 part2 (by LSV)
2012年11月22日 翻訳◆ ラヴニカへの回帰・レビュー 赤
Return to Ravnica Set Review – Red
Luis Scott-Vargas, 2012年10月8日
http://www.channelfireball.com/articles/return-to-ravnica-set-review-red/
Return to Ravnica Set Review – Red
Luis Scott-Vargas, 2012年10月8日
http://www.channelfireball.com/articles/return-to-ravnica-set-review-red/
《血暴れの巨人/Bloodfray Giant》
構築1.0点
4マナでパワーが5のトランプル持ちというだけで一考に値した時代はとうに終わった。こいつがそれを知ったら暴れそうだけど。残念ながら、最近のクリーチャーは強すぎるんだ。
リミテッド3.5点
大した奴だぜ。4マナ4/3という時点で既にかなり強い。それにトランプルと解鎖がついてるから、他とは一線を画す。単なるクリーチャーにすぎないし、ブロックもあまりしてくれないけど、パワー5のトランプル持ち(それにタフネスが4)がこんなに軽いのは格別だと思う。特にアンコモンではね。
《混沌のインプ/Chaos Imps》
構築1.0点
こういうクリーチャーは、良くも悪くもタイタンに遠く及ばない。速攻があれば話は別だったけど、1ターンお家で待たなきゃならないドラゴンは強くもなんともない。6マナ域は除去を避けれたり除去されても良いのが重要なのに、こいつは何もその手の能力を持っていないんだ。
リミテッド4.0点
なんだただのパワー7の飛行・トランプルか。
《暴れ玉石/Cobblebrute》
構築1.0点
クリーチャーと一言で言っても玉石混合だからね。
リミテッド2.5点
睨み合いでないなら5点で殴れるのは良いことだし、自身より重たいところを止めれるのもいい。前のめりだけど除去がないとかならそこまで強くはないかもしれない。対戦で見たクリーチャーはサイドボードのときに思い出すようにしよう。軽いパワー2がたくさんいるなら、ベンチに引っ込んでてもらうのがいいかもしれない。
《馬力充電/Dynacharge》
構築1.0点
《ラッパの一吹き/Trumpet Blast》が出力を調整できるようになったとしても、依然馬力不足。
リミテッド1.5点
-4/-0修正を与えるのと違って、1マナで撃てるようになってもそこまで良くはならない。+2/+0修正を適当なクリーチャーに与えてもアドは取れないことが多い。つまり依然としてこれは《ラッパの一吹き/Trumpet Blast》で、ラッパ同様そういう効果が必要なデッキでだけ使われるだろう。
《電謀/Electrickery》
構築2.5点
驚くかな、このカードは素敵だ。1マナのクリーチャーを撃ち落すのは、専用のカードを割く価値があるくらい重要というのが《はらわた撃ち/Gut Shot》で証明された。0マナと1マナの差は大きいけれど、こちらにはより強力なモードがある。相手全軍へ1点撃ちこめば軽くカード数枚分の得になるし、たった2マナで恩恵にあずかれるのは素晴らしい。そんな選択肢が合わさって、《火柱/Pillar of Flame》といい競争相手になるだろう。《火柱/Pillar of Flame》が大体勝つことになるだろうけど、両方入れるデッキもあるだろう。《墓所這い/Gravecrawler》や《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》よりもタフネス1のクリーチャーが多くなれば、《電謀/Electrickery》も使われるかもしれない。
リミテッド3.0点
1点ダメージという時点で既に喜んで使うくらいだから、でかいアドバンテージを稼ぐ選択肢もあれば避けるわけがないね。こいつでできる悪さはたくさんあるから、最大限にアドが取れるようにブロックするのが肝要だ。こいつがあるだけで、タフネス1のクリーチャーは全体的に怪しくなる。何せそこそこの確率で、無料でカードを差し出してるようなものなんだからね。
《爆発の衝撃/Explosive Impact》
構築1.0点
いわゆる爆発オチってやつか。
リミテッド3.5点
カードのデザインがあまりに自然で、今回初めて刷られたとは驚きだ。6マナで何にでも5点当てられるのは単純で美しい。クリーチャーを倒す用途だと重いとはいえ、本体にぶち込めるのが嬉しくて何枚も入れたくなるね。普通なら6マナの呪文を何枚も積むのは警告するところなんだけどさ。
《ゴブリンの結集/Goblin Rally》
構築1.0点
ゴブリンを強化するロードと一緒に出てくれたなら、語ることもできたけど、そんなカードが刷られたら錯乱して隠遁しかねないよな。5マナで4体クリーチャーを出す程度では不十分だ。特に、《未練ある魂/Lingering Souls》なんてトークンどころか、デッキすら作り出してしまったからなあ(5マナでクリーチャーを4体出すつながりでね)。
リミテッド3.5点
ゴブリンの大軍には色々使い道がある。中でもトークンでチャンプブロックを繰り返して、アド差で相手を潰せるようなドロー呪文へたどり着くとかね。《馬力充電/Dynacharge》してもいいけれど、ちょっとでき過ぎのような気がしないでもない。ゴブリンの結集は、赤い《連絡/Tidings》みたいなものだと思う。青と赤、2つの色の違いを現す完璧な例だ。
コメント