【翻訳】ラヴニカへの回帰・レビュー 黒 part3 (by LSV)
2012年11月8日 翻訳 コメント (10)◆ ラヴニカへの回帰・レビュー 黒
Return to Ravnica Set Review – Black
Luis Scott-Vargas, 2012年10月3日
http://www.channelfireball.com/articles/return-to-ravnica-set-review-black/
Return to Ravnica Set Review – Black
Luis Scott-Vargas, 2012年10月3日
http://www.channelfireball.com/articles/return-to-ravnica-set-review-black/
《打ち上げ/Launch Party》
構築1.0点
この名前は「ラヴニカへの回帰発売記念パーティーの後打ち上げ行かない?」というジョークのために打ち上げになったと聞いても驚かないよ。誤解しないでほしいが、おバカながらいい冗談だ。偶然にも、構築で使えるかについても同じように冗談で説明できそうだ。
リミテッド2.0点
《苦悶の死/Agonizing Demise》になるデッキもあれば、単なる酷いカードにしかならないデッキもあるだろう。クリーチャーの質と重さがカギで、質が高くて数が少ないか、数が多くて質が低いか、それによってどれくらい効果的かがすっきり決まるだろう。
それでも除去しなければならないクリーチャーがいるときは除去が必要なんであって、除去がどれくらい使えるかというのも第三の要素として重要。大体のデッキで一枚は必要悪としてあっていいと思う。それでも一級の除去になることは稀だろう。
《精神腐敗/Mind Rot》
構築2.0点
ジャンドのサイドボードで使ったことについて話してもいいけど、あまり冗長になったり思い出したりしない方がいいと思った。そこそこのゲーム破壊であり2:1交換できるカードが欲しければ、精神腐敗も選択肢になる。
リミテッド2.0点
普段《精神腐敗/Mind Rot》は大好きなんだけど、必要とあらばサイドボードから投入するのも躊躇しない。手札破壊は常に終盤腐る可能性を危険を内包している。2枚目、3枚目の精神腐敗を見て考えることだ。それにこの環境は中々早くできてそうだから、少し精神腐敗が霞む(名前は明らかにいいんだけどね)。
《死滅都市の執政/Necropolis Regent》
構築2.0点
自軍だけ全員《倍化の立方体/Doubling Cube》だ!ただ覚えておいてほしいのは、既に相手のボディを殴れてるときだけ誘発する能力は、ちょっとばかりオーバーキルにしかならないってこと。ククク……狂気の沙汰ほど面白い……。
リミテッド4.5点
ドラゴンの中でもこいつはヤバい。対空でも地上でも油断してるところを捕まえられたら、執政が相手のターンに即除去されてもクリーチャーに巨大なおまけがつく。防御を抜けなくても、代わりに毎ターン大きくなる6/5飛行が手に入る。お慰みだ。
《オーガの脱獄者/Ogre Jailbreaker》
構築1.0点
彼はiPhoneを使いこなそうとしているだけなんです。
リミテッド2.5点
皆がみんな俺みたいにブロックするのが好きじゃないだろうから、前のめりなデッキで抜けるのは理解できる。それはいい。大丈夫だ。俺は前のめりなデッキ組まずに、5色で門をいっぱい投入するけどね。後ろ向きで、多色で門がたくさんある俺の平均的なドラフトデッキではとても強いだろう。
《群れネズミ/Pack Rat》
構築2.0点
PV(Paulo Vitor Damo da Rosa)がツイッターのサブアカウント(@PVDDR_Quotes)でこいつを《苦花/Bitterblossom》に喩えてたよ。PVは冗談を言ってただけだけど、十分な時間があれば相手は速やかに夢の国までご招待されるだろう。十分な除去がなければ、起動するたびに有利になっていくし、元のネズミが死んでもコピーが同じ起動型能力を持ってるんだからね。
カードパワーは興味深い。消耗戦になるマッチアップが多いのなら、必ずテーマパークを築いてくれるだろう。
リミテッド4.0点
立ち上がりは少し遅いかもしれないけど、時間があれば止めることのできないネズミ軍団が育つ。コピーされたネズミにも起動能力があるのがぶっ飛んでるから、5マナまで待てばかなり止めるのが難しいカードになる。いったん回りだすとネズミを増やす以上に良いことはほとんどなくなるだろう。倍プッシュ、オールインする見返りがあまりに大きい。
《危険な影/Perilous Shadow》
構築1.0点
《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》の影に隠れた日陰者。構築で使うのは危険だ。
リミテッド2.5点
こいつはフルタップしてしまったときに何もしないという、シェイド系クリーチャーの欠点を克服している。こいつでブロックしても危険ではないし、最終的にマナを得て殴る側になっても、かなりのダメージを与えることができるよ。
《下水のシャンブラー/Sewer Shambler》
構築1.0点
こんなゲスい奴は構築じゃ使えん。そうだろ?
リミテッド3.0点
活用は素晴らしいメカニズムだと思うんだよね。沼の入ってないデッキに対しても、こいつは1マナ重いぐらいだろうし(2マナ2/1沼渡りが微妙なのは認める)、+2/+2のオーラとして使えるのもほぼカード1枚に近いから、いつだって入れるだろう。クリーチャー数が少ないなら活用の威力は落ちるけど、そんなことは起きないだろう。
コメント
危険な影いいですよね。アドバンテージを取る手段があまりないから、後半余ったマナを使いやすいので、ピックしやすいです。
続き頑張ってください。
と思っていた時代が自分にもありました
ありがとうございます。
影は本当に強いですね。ラクドスやっててあれに泣かされることが多い。
安いのも魅力。
> Dさん
それはもう世界規模ですので。
といってもあまりネズミネタが思いつかないのも一因です。
リミテッドでは一線級ですので、周りが黒だらけになればワンチャン……?
活用することで強烈なシナジーを生むものがあればいいんですけどね。
今日ちょうどMOのドラフトやって群れネズミ入りのラクドスで3-0しましたが、勝った6ゲーム中3ゲームは群れネズミ以外のカードをプレイしていないという…
リンクさせて頂きました。 宜しくお願い致します。
そうでしょうね。今点数をつけ直したらもうあと0.5点くらいいくかも?
4.0点以上は相当なことがないとつかないですが、確かにこいつは尋常じゃないですからね。
> アザトさん
どうもありがとうございます。
こちらからもリンクお返ししますね。
おそらくハンド大好きなLSVだからハンドを捨てるというコストを大きく感じたのでしょう。
自分だと4.5点かもしれません。おそらくほぼ確で取りますが、黒なしで十分なデッキが出来ていればおそらくタッチまではしないと思うので……。
かがり火だったら何が何でもタッチしますけど。