【翻訳】アヴァシンの帰還・レビュー 青 part2 (by LSV)
2012年5月8日 翻訳 コメント (9)◆ アヴァシンの帰還・レビュー 青
Avacyn Restored Set Review – Blue
Luis Scott-Vargas, 2012年4月27日
http://www.channelfireball.com/articles/avacyn-restored-set-review-blue/
Avacyn Restored Set Review – Blue
Luis Scott-Vargas, 2012年4月27日
http://www.channelfireball.com/articles/avacyn-restored-set-review-blue/
《戦慄水/Dreadwaters》
構築1.0点
こういうカードがあるから、レビューは戦慄するんだよ。
リミテッド1.0-3.0点
こういうカードはデッキ中最高の一枚になるかゴミかのどっちかだ。ライブラリーアウト戦略が狙えるかどうかはドラフトしてみないとわからないけど、ライブラリーアウトを狙うデッキはいつでもわくわくするよな。ライブラリーアウトがニッチなアーキタイプになることを祈ろうじゃないか。ちょうどM12のライブラリーアウトみたいな罠じゃなくて、イニストラード3つでみたいにさ。
《エルゴードの盾の仲間/Elgaud Shieldmate》
構築2.0点
4マナ2/3はパッとしないけど、間違いなく構築にとって面白い一枚だよ。主戦場は間違いなく40枚デッキだけど、2体に呪禁がつくのはそう簡単に肩をすくめて諦められるものじゃない。強いクリーチャーを出して、そいつを生き残らせて、4マナでこいつを出せばいいなんて楽観的には言えない。だから誰かがうまいことこの問題を解いてくれればと思うよ。《出産の殻/Birthing Pod》を絡めればいいのか、俺の頭がおかしいだけか、それとも他の壊れと一緒に使われるのか(2番目がたぶん正しい)。
リミテッド3.0点
このセットでは除去が死滅してるから、他に比べて素晴らしいってわけじゃないけれど、それでも十分な素のスペックがあって強い。たいていのデッキに対象を取るカードは入ってるから、普通にプロテクションがついてたりするよりも、何か普通なら危険すぎてやらないような大胆なことも安全にプレイできるかもしれない。それは決して小さな利点じゃないから、優先して取りたいね。
《順風/Favorable Winds》
構築2.5点
わかったわかった、《未練ある魂/Lingering Souls》を禁止するのが最善だったろう。未練ある魂のトークンをこれで強化できたらブロック構築で馬鹿げた強さだった。未練ある魂が禁止されても強いはず。中でも《深夜の出没/Midnight Haunting》や《ドラグスコルの隊長/Drogskol Captain》を強化できるのは素晴らしい。スタンダードでは全体強化がたくさんあるから選べるわけだけど、《清浄の名誉/Honor of the Pure》、《無形の美徳/Intangible Virtue》とで被ってる部分があるんだよね。ラプター(Wrapter: Josh Utter-Leyton)も《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》と《清浄の名誉/Honor of the Pure》が同居したデッキをやめられるだろう。こいつに活躍の場がないとは考えにくい。《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》入りのスピリットデッキではたぶん既に試されてるだろう。
リミテッド2.0点
こいつが「使える」から「強い」レベルになるのにたくさん飛行クリーチャーを確保する必要はない。強いデッキが無茶苦茶強くなるわけだね。確かに5/5飛行の天使だったら、他の飛行クリーチャーに比べて+1/+1修正なんか必要としないけど、他にも有利に働く小粒な飛行クリーチャーはたくさんいる。リミテッドでの使われっぷりを見てたら、マナコストは青白で良かったんじゃないかと思えてくるよ。
《枷霊/Fettergeist》
構築2.0点
《Serendib Efreet》が強かった時代はそんなに昔だったのだろうか?
ひっかけ問題:《Serendib Efreet》は環境にいればいつでも強いだろうけど、今はそうでもない。
コントロールでの《鋼のゴーレム/Steel Golem》みたいな使われ方をするのが予想できる。プロツアーを数週間後に控えて、自然と考えはブロック構築へ流れていくんだ。こいつの強さはおそらく、使用に耐えうる本物だと思う。
リミテッド3.5点
アップキープの維持コストは無視できるものじゃないけど、2マナ、こいつ、4マナとつなげていくんでなければそれほど悪くは思えない。最初にプレイするのがこいつなら何も支払う必要がないから、殴って4マナのクリーチャーを出せばいい。そうすれば相手に凄まじいプレッシャーをかけれるだろう。最後にこいつを展開するのなら、その時点でマナは大した問題じゃない。維持コストでマナが苦しくなるのは手札のマナカーブが完璧な時だけど、マナカーブが完璧なら多分何てことないだろう。簡単にいえば、3/4飛行は強い。デメリットがついてても評価が変わるほどじゃないってことね。
《一瞬の散漫/Fleeting Distraction》
構築1.0点
アドの取れるカードを愛してるとはいえ、微妙すぎて相手を散漫にさせることくらいしかできないだろう。
リミテッド2.0点
エルドラージ覚醒にあったときからファンだったけど、あのときは《窯の悪鬼/Kiln Fiend》がいたってのもあった。組み合わせて何かできない限り、枚数調整にしかならないけど、こなす仕事はどうして悪くない。何かシナジーがあるならすぐデッキに入るよ。最悪でもサイクリングできるんだから。サイクリング付きのカードを使うのは正当化しやすいってね。
《電位式錬金術師/Galvanic Alchemist》
構築1.0点
それでも錬金術師なら……向こう側を覗いた錬金術師なら鉛を金に変えてくれるはず。それまで鉛は鉛と受け入れよう。
リミテッド2.0点
ごちゃごちゃと余計なテキストがついてても《角海亀/Horned Turtle》は好きだよ。どのくらい使えるかはマッチアップ次第だから、サイドアウトするのは躊躇わないようにね。冗談は置いといて、能力も全く役立たずじゃないから一番大きいクリーチャーを起こして脅威を与えてやろう。
《霊奪い/Geist Snatch》
構築1.0点
構築で負けたければ、こいつを構えて何ターンも待てばいい。相手のプレインズウォーカーやソーサリーがあなたを葬ってくれます(言うまでもないがマナレシオのいいクリーチャーにもやられるね)。
リミテッド1.0点
《召喚士の破滅/Summoner’s Bane》が全く使えなかったからってこいつも使えないとするのは早計。あれがあったのは1マナ4/5や2マナ5/5が跋扈する、ゼンディカーっていう恐ろしい世界だったんだからね。フツー、いやおとなしい環境ではドラフトでも拾って1枚くらい使うよ。何枚も入れたらトラブルの種だけどさ。
コメント
>枷霊
コントロール系フィニッシャーに良さそうな一枚の予感、悪魔の監督官とはなんだったのか・・・(´;ω;`)
リミテは中型サイズの飛行という事だけで充分ですね、盾の仲間とコンビ組ませてシガルダもどきの様に扱っても良さそうです♪
いつもながらコメントありがとうございます。
枷霊はデルバーを一方的に倒せて稲妻圏外なのがデカい!と個人的には思います。
つまり並ぶことの少ない下の環境でより強いのかも。
リミテッドでは3マナ3/4飛行が偉すぎてかなり優先ピックですね。
リンクさせていただきました
どうもありがとうございます。
こちらからもリンクさせていただきますね。
本当、除去が薄すぎてこいつテキストない場合が多いんですよね。すでにタフ3あるし。
電位式も含めたタップすると2枚ライブラリーアウトさせる彼女と組んで、
一度相手のデッキを空っぽにした事があります。
まぁ卓1の青じゃない限り、
しかも青のカードが弱すぎて卓1にならない限り、
あんまり組めそうに無いですけど。
おお、さすがやり込んでますね。自分も同じ印象です。
ただバウンスの対象にならなかったり、稲妻の勇気のエンチャント先を守られたりするとやはり呪禁強し。
問題といえば青の高マナ域が優秀すぎてあまり多く入れたくない、でしょうか。
> ムームーさん
電位式と組むとヤバげですよね。
ただライブラリーを削る結魂はアンコモン……期待してデッキが組めないのが何とも。
高性能な血まみれの書の呪いや、テンポ稼ぎとして優秀だった旅立ちを失ったのは大きいですね。
枷霊は強いんですけどアップキープにコスト支払い忘れでドローしちゃった…ってケースが多発してますね
なん……だと……?
毎回チェックするようにしてますが、KP高い大会とかだと緊張でやってしまいそうで怖いですね。