【翻訳】アヴァシンの帰還・レビュー 白 part5 (by LSV)
2012年5月3日 翻訳 コメント (2)◆ アヴァシンの帰還・レビュー 白
Avacyn Restored Set Review – White
Luis Scott-Vargas, 2012年4月25日
http://www.channelfireball.com/articles/avacyn-restored-set-review-white/
Avacyn Restored Set Review – White
Luis Scott-Vargas, 2012年4月25日
http://www.channelfireball.com/articles/avacyn-restored-set-review-white/
《ガヴォニーの騎手/Riders of Gavony》
構築2.0点
ミラディン包囲戦以降、《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》のせいで他の4マナ域は出番待ちだった。《ガヴォニーの騎手/Riders of Gavony》が本当に強いのは今英雄が使われてる人間デッキでだから、お楽しみは英雄の去った後になるだろうね。それでも居場所がないとは言わないよ。こいつが輝くマッチアップもありそうだ。でも競争は激しいだろうね。こいつを叩きつければスピリットトークンに対しての《尻込み/Falter》になるし、ミラーマッチでも仕事をしそうだ。ブロック構築ではただ強だろう。でもスタンダードではサイドボード要因安定だろう。
リミテッド3.5点
単体でも使うことを強いられているんだ。3/3警戒で相手の中で一番強いのに対してプロテクションがつく。このセットのクリーチャータイプはまとまってるから、こいつにとっては朗報だろう。もっともまとまったりしてなくても十分だけどね。
《正義の一撃/Righteous Blow》
構築1.0点
弱い上に限定的な除去は、構築では一撃も与えられず崩れ落ちるのだ。こいつも例外じゃない。
リミテッド3.0点
まあ《ショック/Shock》はショックだ。こいつはショックの仲間の中で一番限定的で、システムクリーチャーにも触れないけど、軽くて色んな相手に刺さる除去だ。
《暁の熾天使/Seraph of Dawn》
構築1.0点
実は俺、ジョークを言い続ける奇病にかかったらしいんだ。病名もちゃんとあって、Witzelsuchtっていうんだぜ。LSV暁に死す!
http://en.wikipedia.org/wiki/Witzelsucht
リミテッド3.5点
《ファイティング・ドレイク/Fighting Drake》がこんなに見目麗しく強くなった。元の《ファイティング・ドレイク/Fighting Drake》も十分強かったしね。こいつがコモンだなんて、カードパワーが上がってることの何よりの証拠だ。俺がドラフトで作りたいデッキに実によくはまるから、文句は言わないよ。
《銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin》
構築2.5点
《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》でぶん殴るのが好きでした。プロテクションがなくなった代わりに、速攻みたいな形でダメージを与えられるのは悪くない交換だ。1ターン目《教区の勇者/Champion of the Parish》、2ターン目適当な何か、3ターン目にこいつはまさにビートダウン。人間デッキは検討するべきだと思うよ。《銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin》と《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》のどちらを採用するかは明らかにメタゲーム次第だが、本当にどちらもいい線いってるから、《銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin》優勢だろうね。
リミテッド4.0点
二段攻撃をつけるエンチャントとしてだけ扱ったとしてもめっちゃ強いよね。でも実はそれ以上の仕事をするんだ。普通に殴ってダメージを稼ぐから、序盤から強く後半引いても素晴らしい一枚に仕上がっている。
《幽体の門護衛/Spectral Gateguards》
構築1.0点
俺は幽体じゃないと思うけど、構築の門護衛ではあるな。こいつが構築に入らないように護衛してるんだ。
リミテッド1.5点
《破れ障子の神/Kami of Tattered Shoji》みたいなでか尻のクリーチャーはいつでも大好きだから、こいつに胸ときめいたりしないはずがない。どんなデッキにでも入るクリーチャーじゃないが、きっちり仕事はするし、色々なデッキで使えたらいいなと思ってるよ。点数を見れば強いって言ってるわけじゃないのは分かってもらえるよね。
《終末/Terminus》
構築2.5点
奇跡カード大好き。俺がパッと見イケてないデッキを好きなだけかもしれないけど、奇跡の中には素撃ちだけでもマジで使いたいとハァハァしそうになるカードがあった。で、奇跡を見てぶっ飛んだ。こういう状況を選ぶカードですらそうだ。地の力は《天使への願い/Entreat the Angels》の方があるけれど、《終末/Terminus》だって悪くない。1マナ重い割に特に利点のない《最後の裁き/Final Judgment》だって、ちょっと昔とはいえ使用候補に名前が挙がってた。こいつは《審判の日/Day of Judgment》じゃないが、中々のものだよ。ブロック構築は大いに影響を受けるだろうね。
リミテッド3.5点
多分とっても強いけど、リミテッドでの全除去はそもそもそこまで好きじゃない。構築で《終末/Terminus》を入れるようなデッキならいつでも《神の怒り/Wrath of God》を使いたいと思うだろうから、奇跡コストがついてるのは素晴らしい。けどリミテッドでは、流したいかはかなり状況に左右されるから、奇跡を計画して起こすことができない。それでも6マナの全除去は普通に強い。ただ凄く強いってわけじゃないね。
《スレイベンの勇者/Thraben Valiant》
構築1.0点
構築に入れたらマジ勇者。いったい何と戦ってるんだ。
リミテッド3.0点
多少の上下はあれど、こいつに3店がつかないリミテッド環境なんて存在しないと思う。アイスエイジ3つのドラフトでもやらない限りはね。ゼンディカー3つのときにこいつがいたら3.5点になったかどうかは議論の的だと思うけど、特殊な環境の思い出を持ち出すのはやめとこうと思う。
コメント
「古石の神」の英語圏での通称をwikiで見て、あまり良い言葉でない「尻(ass)」よりも「腿」という言葉を選んだのかと思ったんですが・・・LSVがそれを気にするのかどうか。
でもイラストを見ると確かに「破れ障子の神」っぽいんですよね。立派な「腿」の鶏みたいに見えるので。
ということで、「破れ障子の神」のカード名を思い出せなかったLSVがイラストの印象でDrumstickと書いた、という(個人的な)説に一票。
トリ腿(言われてみれば確かにスティックに見える)が愛称なのか、それとも何か間違えたのか分からないのが辛いですね。
白いクリーチャーでこの2択までは絞ったのですが、決定打がなく選定できませんでした。
貴重なご意見ありがとうございました。