【翻訳】闇の隆盛・レビュー 青 part2 (by LSV)
2012年2月8日 翻訳 コメント (6)◆ 闇の隆盛・レビュー 青
Dark Ascension Set Review Blue
Luis Scott-Vargas, 2012年1月30日
http://www.channelfireball.com/articles/dark-ascension-set-review-blue/
Dark Ascension Set Review Blue
Luis Scott-Vargas, 2012年1月30日
http://www.channelfireball.com/articles/dark-ascension-set-review-blue/
《対抗激/Counterlash》
構築2.0点
俺は《抗い難い知力/Overwhelming Intellect》の大ファンなもので、こいつも使って気持ちよくなってみたい。相手のタイタンを打ち消して《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》を叩きつけるとかできればイカれた強さだ。ちょっと都合よく考えすぎとはいえ、ね。唱えるものに制限があるのが玉に瑕。何でも0マナで唱えられるんだったら超嬉しかったんだけどなぁ。これを使いたいデッキは6マナを立てて何もせずエンドして、対抗激で出したくなるようなデカいクリーチャーも入ってなきゃいけないわけだけど、そんなの無理だよね。スフィンクスだとかタイタン、それにインスタントをこれでもかと詰め込んだだけじゃ上手く回らないだろうし、そもそも効果が苦労に見合ってない。モダンのウルザトロンに一枚挿しくらいしてみるかも。《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》を唱えて2回殴れるとか、決まれば信じられない強さだし……。
リミテッド1.0点
こいつは《呪文乗っ取り/Spelljack》とか《吸収するウェルク/Draining Whelk》とは違うんでね。これで出す用の強クリーチャーを持ってなきゃいけないけど、これが撃てるならそもそも普通に唱えればいいしね。ことがうまく運んだとしても、この効果で6マナは重すぎる。
《こだまの呪い/Curse of Echoes》
構築1.0点
5マナでストーム系デッキを封殺するのはイカすけど、それなら《法の定め/Rule of Law》でもプレイした方がマシってなるな。こいつで何かアドバンテージを取るのはまず失敗するし、そもそもの需要がちょっとね。《疲労の呪い/Curse of Exhaustion》で言ったことのこだまみたいになるけど、もっといい選択肢があるんだ。
リミテッド0.5点
メインから積むのは都合良く考えすぎ。でもサイドから入れるカードとしてはいいね。これを貼られたら無理ゲーになるデッキもあるくらいだ。効く相手かどうかは戦ってみればすぐわかるよ。
《地下牢の霊/Dungeon Geists》
構築2.5点
このセットでも有数の正当な評価を受けてないカードで、評価が3.0に上がったとしても驚きはしないね。こいつはでかくて飛んでる《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》みたいなもので、しかも狩人みたいな効果があまり存在しない色で使えるときた。バウンスに対してもそこそこ強く、戦闘でも戦えるサイズで、除去られたターンにもブロッカーが戻ってくることもない。俺はこの《地下牢の霊/Dungeon Geists》が好きだね。この先数ヶ月でそれなりに使われるんじゃないかと予想してるよ。それと《誘惑蒔き/Sower of Temptation》が本当に懐かしい。誘惑蒔きは軽くこの10倍強かったからさ。それでも霊だって強いけどね。
リミテッド4.0点
取らせてくれるなら喜んで取るよ。この空飛ぶ《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》を!
《ゲラルフの精神壊し/Geralf’s Mindcrusher》
構築1.0点
ゲラルフは手紙を送ることに専念してるべき。中途半端に使えるEtB(CiP)能力でもついてれば壊れになったかもしれないけど、でも5枚ライブラリーを削っても大して意味がない。
リミテッド3.0点
でかくて除去しにくいはずなのに、これまでのところそこまでただ強な印象はない。とにかく遅くて、5枚ライブラリーを落としても即勝ちにつながらないし、自分のライブラリーを落として何かするにも間に合ってない。これ自体は強いよ。ただ除去とか軽いクリーチャーよりも優先して取ることはあまりないだろうな。
《捕海/Griptide》
構築1.0点
手札にこれを握っておく枚数は常に0枚だろう。
リミテッド3.0点
やったね。これでまた同じクリーチャーを何回も続けて引かせられるぜ。小セットとはいえコモンだもんな。でかいクリーチャーは効果的にお帰りいただけるし、インスタントになったことはフラッシュバックがなくなったのを補って余りある(それでも《幻影の掌握/Grasp of Phantoms》のが明らかに強いけどね)。
《ヘイヴングルのルーン縛り/Havengul Runebinder》
構築1.0点
《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》がいるのに何でこいつを使わないといけないのか分からん。その《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》にしたって構築で出番はないしね。
リミテッド4.0点
一方リミテッドでは《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》よりずっと強い。ゾンビを増やしながらどんどん大きくできるからな。自分の墓地しか食べられないにしても、こいつを処理しないことには飛行を並べでもしない限り勝てなくなるね。
コメント
LSVのカード名に応じた酷評をどう翻訳してくれるのか毎回楽しみにしています。
どうもどうも。リンクありがとうございます。相互大歓迎です。
カード名に応じた酷評を訳すのが楽しくてしょうがないんですが、今日みたいにあまりパッとしないことも……でも気付いてクスッとしていただけたら翻訳者冥利に尽きます。楽しみと言っていただいてありがとうございます。
>ゲラルフは手紙を送ることに専念してるべき
個人的ツボですwww
それでも青のカードに対する講評は他の色に比べて若干丁寧、もとい複雑です。
若干贔屓目に見ているのかもしれませんが、色々と気付かなかった点に気付けるのがいいですね。
>ゲラルフは手紙を送ることに専念してるべき
公式のストーリーで凄い量の手紙をやり取りしてましたが、まさかアイツが届けていたのでしょうか……?
>ゲラルフは手紙を送ることに専念してるべき。
まさしくwww
今回青はリミテッド強いなー3.0以上がこんなに。
一方構築は…お察しくださいw
ありがとうございます!
青ばっかりずるいという声が聞こえてきそうです。青といえばクリーチャーで劣ることでバランスがとられてきたはずなのに、クリーチャーも強いとか。
青に限らず一見して構築級カードは……。