【翻訳】闇の隆盛・レビュー 青 part1 (by LSV)
2012年2月7日 翻訳◆ 闇の隆盛・レビュー 青
Dark Ascension Set Review Blue
Luis Scott-Vargas, 2012年1月30日
http://www.channelfireball.com/articles/dark-ascension-set-review-blue/
Dark Ascension Set Review Blue
Luis Scott-Vargas, 2012年1月30日
http://www.channelfireball.com/articles/dark-ascension-set-review-blue/
《巧みな回避/Artful Dodge》
構築1.0点
こういうカードをレビューするのを巧みに回避できればそうしたいところなんだけど、何で使えないのか説明しないといけない気がしてね。
《ひずみの一撃/Distortion Strike》は少しだけ使われたけど、ひずみの一撃を仕込んだデッキも強いわけじゃなかった。存分に毒殺の夢を追い続けてください。
こいつは物事が都合よくいくことを想定しすぎてて、上手くいかなかったとき酷い性能な上に、完璧に決まっても除去を持ってた方がマシってことになるね。
リミテッド1.5点
唱えればゲームが終わる呪文とはいえ微妙。
青を本当に前のめりに組んで回避能力がなければ入れたくなるだろうけど、そんなデッキができたら青天の霹靂だろうさ。
何か十分な理由がなければやめとけ。でも噛み合ったときの強さは本当に凄いことを覚えておこう。
青緑の組み合わせなんかは見る者があると思う。それか青赤で《幽体の飛行/Spectral Flight》だとか《血に狂った新生子/Bloodcrazed Neonate》だとか詰め込んだデッキとかね。
《意思の詐話師/Beguiler of Wills》
構築2.0点
ほぼ使われないだろうけど、青中心で除去なしのクリーチャーデッキのミラーがあれば無双するだろう。
でもあまり期待はしなさんな。
リミテッド4.5点
確かに5マナ1/1で何の除去耐性もない。単体では大した役に立たない。でもいったん回り始めたら堰を切ったように生物を奪えるだろう。
奪えば奪うほどもっと奪いやすくなって、その後除去られてもダメージは通ってるだろうしクリーチャーは盗られたままだ。
流れるカードじゃないと思う。自分のパックから出るよう祈ろう。
《骨を灰に/Bone to Ash》
構築1.0点
3マナじゃダメなんですか。
4マナじゃ構築は無理だ。
リミテッド3.0点
2対1交換をとれるのは嬉しいね。こいつは大した工夫も要らないし。
持ってるのがばれてれば微妙になるけど、それでも残ったマナを効果的に使えるインスタントがセットにはあるからね。上手く引っかかってくれることもまずまずあると思うよ。
《同族の呼び声/Call to the Kindred》
構築1.0点
構築級の仲間入りまであと一歩だったけど、一歩は一歩だ。つまりそういうこと。
ミラーでは相手のクリーチャーにつけられるのは覚えておきたい。タダでカードが手に入る。
でも4マナ払って何もせず1ターン待って、2対1交換の危険も冒すのはちょっとやりすぎだよな。
リミテッド1.5点
部族が7~9枚なら、メインに刺すより除去の少ない相手にサイドから入れる方が丸っこい。10枚以上特定の部族に寄ってるなら毎回入れるわ。
でもほとんどサイド用だろうね。早目には取らないことだ。
何回も使えるドローソースはいいよね。でも毎回危ない橋を渡る必要もないんだぜ。
《スキフサングの詠唱/Chant of the Skifsang》
構築1.0点
分かった分かった。俺の負けだ。スキフサングなんて単語でちゃんと言葉遊びするのは無理だよ。
ウィザーズに趣き・名称部門なんてのがあったなら勝ちを譲るよ。
リミテッド3.0点
《感覚の剥奪/Sensory Deprivation》が《剣を鍬に/Swords to Plowshares》だとしたら、こいつはさしづめ《名誉回復/Vindicate》ってところかな。
うん、我ながら完璧な喩え。
名誉回復は少々言い過ぎとしても、やりたい奴は規格外のデカブツだろうと大体何でもやれるから、青の除去の中ではかなり優良だね。
《予言の寒気/Chill of Foreboding》
構築1.0点
こういうライブラリーを削る効果が欲しいデッキがあったとしても、使われないと予言できるね。使っても三流がせいぜいだろう。
《秘本掃き/Tome Scour》ドコー?
リミテッド2.0点
考えられることがいくつもある、評価して面白いカードだ。
まず自分のライブラリーを墓地に落とすのに使える。必要なデッキにとっては喉から手が出るほど欲しいカードだからね。
欠点としては、自分よりもむしろ相手を助けて友情コンボしてしまう可能性があること。墓地を利用するデッキと当たることも多いからね。
だがちょっと待った、それだけじゃない。まだ終わってないよ!
こいつは勝利条件を達成してくれるカードでもあるじゃないか。ライブラリーが5枚以下のとき削りきってターンを返すっていう。
あるときは墓地にカードを供給してくれて、またあるときは勝ちを狙いにいけて、リスクを伴う動きでもある。いつ使うか判断するのは簡単じゃないと思うけど、相手次第で抜く選択肢は覚えておこう。
一回使ってみたときは悪くなかった。潤滑油として使って後半はトドメになったからね。でもマイナスの面があるのは間違いないよ。
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