Channel Nightmare: Legacy Gauntlet RUG vs. GB
http://www.channelfireball.com/home/channel-nightmare-legacy-gauntlet-rug-vs-gb/
「レガシーの有力デッキテスト」 青赤緑 vs. 緑黒
Adam Barnello 2012年1月3日
今週のデッキテストでは、ジュピター・ゲームズ (Jupiter Games)のイベントで見たコントロール寄りの青赤緑のデッキを回すよ。デッキはエリック・イングリッシュ(Eric English)の使ってたリストを元にした。
《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》に寄せてテンポで殺しにいくより、土地増量からの高めのマナ域を増やして、長期戦でコントロールを握れるようにしてみた。LSVが使ってレガシーに殴りこんでたリストとはそこが違うかな。
ケイレブ(Caleb Durward)は、最近自分の記事で話してた黒緑を使ってる。きっとまた話に出てくると思うよ。
http://www.channelfireball.com/articles/legacy-weapon-cracking-the-invitational/
デッキが見たい人はこちらをどうぞ:
だけど、瞬速持ち、散らしてあるクリーチャー、火力、《もみ消し/Stifle》があれば5分にはもっていけるんじゃないかってね。このデッキに関していえば、妥当なところじゃないだろうか。
ゲームはこちらでどうぞ
いくつか書いておきたいことが:
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》は強い。
ケイレブのデッキは凄まじいまでにでかい生物とかリスの大群を並べたりできるけど、ジェイスを守るのは割と楽だった。《老練の探険者/Veteran Explorer》が絡めば3ターン目とかに割と出るしね。
ジェイスを1,2ターン守れれば相手より優位に立てる。そうなると黒緑側が巻き返すには《墓所のタイタン/Grave Titan》とか《占骨術/Skeletal Scrying》なんかを使わなけりゃならない。
しかもジェイスは《破滅的な行為/Pernicious Deed》で死なないし、接戦になったとき《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》にも勝てるんだ。
《渦まく知識/Brainstorm》は難しい。
自分でも強いとは思うけど、頑張ってもゲーム中に2回は戻す順番を間違うミスをした。そのせいでプレイ自体も変えなきゃいけなくなったしね。
《渦まく知識/Brainstorm》で《陰謀団式療法/Cabal Therapy》からカードを守りたいというこっちと、セラピーで《老練の探険者/Veteran Explorer》をサクりたいと思う相手の思惑に挟まれると、ちょっとした緊張が走る。
土地は欲しいけれど、《渦まく知識/Brainstorm》で守るために戻したカードが混ぜられてどこかにいってしまうのも嫌だからね。
タイミングの問題なんだと思う。
考えなきゃならないと思うのは、1.まずもって相手が何のカードを指定してくるか予想してから、最初のセラピーに対応すること。2.何を落とされるか考えて、失ってもいいなら解決させること。3.フラッシュバックに際して《老練の探険者/Veteran Explorer》の誘発が解決して、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》がスタックで解決される、そのときに初めて《渦まく知識/Brainstorm》を使うことだ。
ここで起きる問題としては、相手が最初の《陰謀団式療法/Cabal Therapy》で《渦まく知識/Brainstorm》を指定してくることで、そうなるとまた苦境に立たされることになる。
《老練の探険者/Veteran Explorer》は目の上のたんこぶって感じでね。不可抗力のセラピーに始まり、《稲妻/Lightning Bolt》を撃ったり、立ってるところに殴りに行くのも全部旨くない。
こいつを目にするだけで環境に《剣を鍬に/Swords to Plowshares》があって良かったと思わされるね。ベテランを殺すだけであらゆる悪いことが起きる気がするよ。
青赤緑のいいところとしては、もしやらざるを得なくなったら島を2つ持ってきて、出した島で唱えるものに《対抗呪文/Counterspell》を合わせるように見せかけられることかな。
《稲妻/Lightning Bolt》はとっても強くないにしてもまあまあだった。
《老練の探険者/Veteran Explorer》を倒せるけど、もっと便利なのはゲーム終盤に差を詰めるときに使えることかな。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》も合わせれば、突然にゲームが終了したりするから、それが本当にいい使い方になりそうだ。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》と《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》はどちらも最高の相棒だ。これは瞬速のおかげだね。
大概の場合、ヴェンディで狙うのはドロー・ステップじゃなくて終了ステップになるかな。終了ステップに出せば大抵の除去を無効にできる。ターンをまたいで殴りに行く場合《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》が辛いけど、ヴェンディは好きなときに出してソーサリー除去をかわせるから、特に最初のゲームでは柔軟に動けるのはいいね。
相手に《破滅的な行為/Pernicious Deed》が入ってるおかげで《もみ消し/Stifle》はいい感じだ。それでなくてもとってもよく効くんだけどね。
コントロールでテンポデッキ用の《もみ消し/Stifle》みたいなカードを使うのはどちらかというと懐疑的なんだけど、フェッチ以外にもみ消したいものが多すぎて、役割が違うとか関係なく妥当な選択に思えてしまった。
何回違うものをもみ消したのか数え切れなくなったくらい。《老練の探険者/Veteran Explorer》とディードしかもみ消すものがなくっても、《もみ消し/Stifle》に枠を割くにはありだ。
《陰謀団式療法/Cabal Therapy》と《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》があるせいで、クリーチャーは2種類に絞らず、散らしたいと思ったね。《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をペアで引くたびに、自爆したいのかって聞きたくなったよ。同じ呪文が2枚手札にあるときも同じようなもので、たとえば《対抗呪文/Counterspell》とか《呪文嵌め/Spell Snare》が2枚あったりしてね。《呪文嵌め/Spell Snare》はどのみちこのマッチアップではそこそこの働きしかしなかったとはいえ、1マナで手札を2枚落とされるのはイラッとするね。
《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》はこのデッキにとって最も対処が難しい一枚だ。
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をブロックされることといい、2体でのブロックを強要されて2:1交換を迫られることといい(2:1交換も再生用のマナがないっていう夢だけど)、スラーンをどうにかできるカードは1枚も入ってない。
こいつは《幻影の像/Phantasmal Image》か何かをサイドボードに入れることを考えてみてもいいだろう。
総合すると、このマッチアップは大体五分五分といったところかな。どちらも引き次第で負けようがない場合もあったけど、そんなときでも中々プレイし甲斐のあるゲームだった。
ケイレブも黒緑で本当によく戦ってた。この先どこかのイベントで自分自身使ってみたいと思えるデッキだったね。
※おまけ 黒緑のデッキリスト転載
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「レガシーの有力デッキテスト」 青赤緑 vs. 緑黒
Adam Barnello 2012年1月3日
今週のデッキテストでは、ジュピター・ゲームズ (Jupiter Games)のイベントで見たコントロール寄りの青赤緑のデッキを回すよ。デッキはエリック・イングリッシュ(Eric English)の使ってたリストを元にした。
《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》に寄せてテンポで殺しにいくより、土地増量からの高めのマナ域を増やして、長期戦でコントロールを握れるようにしてみた。LSVが使ってレガシーに殴りこんでたリストとはそこが違うかな。
ケイレブ(Caleb Durward)は、最近自分の記事で話してた黒緑を使ってる。きっとまた話に出てくると思うよ。
http://www.channelfireball.com/articles/legacy-weapon-cracking-the-invitational/
デッキが見たい人はこちらをどうぞ:
4:《Force of Will》予想ではスタックスを相手にしたときと同じくらい押されっぱなしになると思う。《破滅的な行為/Pernicious Deed》と《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》はこのデッキに対して刺さりすぎるんだ。
4:《渦まく知識/Brainstorm》
2:《定業/Preordain》
2:《対抗呪文/Counterspell》
3:《呪文嵌め/Spell Snare》
2:《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
1:《火+氷/Fire/Ice》
4:《もみ消し/Stifle》
2:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4:《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
1:《壌土からの生命/Life from the Loam》
3:《Volcanic Island》
3:《Tropical Island》
1:《Taiga》
2:《島/Island》
1:《山/Mountain》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4:《不毛の大地/Wasteland》
サイドボード
2:《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2:《水没/Submerge》
3:《紅蓮破/Pyroblast》
1:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2:《呪文貫き/Spell Pierce》
1:《金粉のドレイク/Gilded Drake》
1:《炎渦竜巻/Firespout》
2:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
だけど、瞬速持ち、散らしてあるクリーチャー、火力、《もみ消し/Stifle》があれば5分にはもっていけるんじゃないかってね。このデッキに関していえば、妥当なところじゃないだろうか。
ゲームはこちらでどうぞ
Channel Nightmare: Legacy Gauntlet RUG vs. GB
青赤緑視点 (Adam) http://bcove.me/77aa10u1
(元記事 http://www.channelfireball.com/home/channel-nightmare-legacy-gauntlet-rug-vs-gb/ )
いくつか書いておきたいことが:
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》は強い。
ケイレブのデッキは凄まじいまでにでかい生物とかリスの大群を並べたりできるけど、ジェイスを守るのは割と楽だった。《老練の探険者/Veteran Explorer》が絡めば3ターン目とかに割と出るしね。
ジェイスを1,2ターン守れれば相手より優位に立てる。そうなると黒緑側が巻き返すには《墓所のタイタン/Grave Titan》とか《占骨術/Skeletal Scrying》なんかを使わなけりゃならない。
しかもジェイスは《破滅的な行為/Pernicious Deed》で死なないし、接戦になったとき《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》にも勝てるんだ。
《渦まく知識/Brainstorm》は難しい。
自分でも強いとは思うけど、頑張ってもゲーム中に2回は戻す順番を間違うミスをした。そのせいでプレイ自体も変えなきゃいけなくなったしね。
《渦まく知識/Brainstorm》で《陰謀団式療法/Cabal Therapy》からカードを守りたいというこっちと、セラピーで《老練の探険者/Veteran Explorer》をサクりたいと思う相手の思惑に挟まれると、ちょっとした緊張が走る。
土地は欲しいけれど、《渦まく知識/Brainstorm》で守るために戻したカードが混ぜられてどこかにいってしまうのも嫌だからね。
タイミングの問題なんだと思う。
考えなきゃならないと思うのは、1.まずもって相手が何のカードを指定してくるか予想してから、最初のセラピーに対応すること。2.何を落とされるか考えて、失ってもいいなら解決させること。3.フラッシュバックに際して《老練の探険者/Veteran Explorer》の誘発が解決して、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》がスタックで解決される、そのときに初めて《渦まく知識/Brainstorm》を使うことだ。
ここで起きる問題としては、相手が最初の《陰謀団式療法/Cabal Therapy》で《渦まく知識/Brainstorm》を指定してくることで、そうなるとまた苦境に立たされることになる。
《老練の探険者/Veteran Explorer》は目の上のたんこぶって感じでね。不可抗力のセラピーに始まり、《稲妻/Lightning Bolt》を撃ったり、立ってるところに殴りに行くのも全部旨くない。
こいつを目にするだけで環境に《剣を鍬に/Swords to Plowshares》があって良かったと思わされるね。ベテランを殺すだけであらゆる悪いことが起きる気がするよ。
青赤緑のいいところとしては、もしやらざるを得なくなったら島を2つ持ってきて、出した島で唱えるものに《対抗呪文/Counterspell》を合わせるように見せかけられることかな。
《稲妻/Lightning Bolt》はとっても強くないにしてもまあまあだった。
《老練の探険者/Veteran Explorer》を倒せるけど、もっと便利なのはゲーム終盤に差を詰めるときに使えることかな。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》も合わせれば、突然にゲームが終了したりするから、それが本当にいい使い方になりそうだ。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》と《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》はどちらも最高の相棒だ。これは瞬速のおかげだね。
大概の場合、ヴェンディで狙うのはドロー・ステップじゃなくて終了ステップになるかな。終了ステップに出せば大抵の除去を無効にできる。ターンをまたいで殴りに行く場合《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》が辛いけど、ヴェンディは好きなときに出してソーサリー除去をかわせるから、特に最初のゲームでは柔軟に動けるのはいいね。
相手に《破滅的な行為/Pernicious Deed》が入ってるおかげで《もみ消し/Stifle》はいい感じだ。それでなくてもとってもよく効くんだけどね。
コントロールでテンポデッキ用の《もみ消し/Stifle》みたいなカードを使うのはどちらかというと懐疑的なんだけど、フェッチ以外にもみ消したいものが多すぎて、役割が違うとか関係なく妥当な選択に思えてしまった。
何回違うものをもみ消したのか数え切れなくなったくらい。《老練の探険者/Veteran Explorer》とディードしかもみ消すものがなくっても、《もみ消し/Stifle》に枠を割くにはありだ。
《陰謀団式療法/Cabal Therapy》と《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》があるせいで、クリーチャーは2種類に絞らず、散らしたいと思ったね。《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をペアで引くたびに、自爆したいのかって聞きたくなったよ。同じ呪文が2枚手札にあるときも同じようなもので、たとえば《対抗呪文/Counterspell》とか《呪文嵌め/Spell Snare》が2枚あったりしてね。《呪文嵌め/Spell Snare》はどのみちこのマッチアップではそこそこの働きしかしなかったとはいえ、1マナで手札を2枚落とされるのはイラッとするね。
《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》はこのデッキにとって最も対処が難しい一枚だ。
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をブロックされることといい、2体でのブロックを強要されて2:1交換を迫られることといい(2:1交換も再生用のマナがないっていう夢だけど)、スラーンをどうにかできるカードは1枚も入ってない。
こいつは《幻影の像/Phantasmal Image》か何かをサイドボードに入れることを考えてみてもいいだろう。
総合すると、このマッチアップは大体五分五分といったところかな。どちらも引き次第で負けようがない場合もあったけど、そんなときでも中々プレイし甲斐のあるゲームだった。
ケイレブも黒緑で本当によく戦ってた。この先どこかのイベントで自分自身使ってみたいと思えるデッキだったね。
※おまけ 黒緑のデッキリスト転載
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1:《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
4:《Bayou》
4:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4:《森/Forest》
3:《沼/Swamp》
2:《永遠の証人/Eternal Witness》
1:《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder》
2:《墓所のタイタン/Grave Titan》
4:《老練の探険者/Veteran Explorer》
1:《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1:《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》
2:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1:《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》
1:《花の壁/Wall of Blossoms》
3:《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
1:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
1:《喉首狙い/Go for the Throat》
3:《Hymn to Tourach》
4:《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
2:《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
2:《四肢切断/Dismember》
3:《破滅的な行為/Pernicious Deed》
サイドボード
1:《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
2:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
1:《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
4:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
1:《滅び/Damnation》
2:《根絶/Extirpate》
1:《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
2:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
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