【翻訳】「スタンの有力デッキテスト」 エスパーコントロール vs. 出産の殻 by LSV
2011年12月20日 翻訳 Running the Gauntlet Esper vs. Birthing Pod
http://www.channelfireball.com/articles/running-the-gauntlet-esper-vs-birthing-pod/
「スタンの有力デッキテスト」 エスパーコントロール vs. 出産の殻
Luis Scott-Vargas 2011年12月19日
スタンダードで本当に好きだと思えるデッキにあたったのは久しぶりだ。だから今日このデッキを使うのは、俺が生まれついてる星を考えれば自明だね。
何のデッキのことかといえば、ケイレブ・ダーウォード(Caleb Durward)のデッキだ。今日は実際ケイレブがスターシティ・インビテーショナル(Starcity Invitational)でプレイしてたリストで始めてみる予定だよ(彼の記事も今日アップされるしね)。でも、ケイレブも言ってるけど、こいつも元はといえばジェレミー・ニーマン(Jeremy Neeman)が世界選手権に持ち込んだやつなんだぜ。
ま、そんな由緒とか家系図はおいといて、手始めに俺が使ってみたリストはこちら:
ゲームを長引かせるために序盤を生き延びるカードがたくさん入ってるし、フィニッシャーもしっかり勝てるよう厳選してある。
それに、俺は一刺し大好き病なんでね(^q^)
開幕の一発目には、同じトーナメントで鳴らしたレイド・デューク(Reid Duke)の《出産の殻/Birthing Pod》+《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》デッキを相手にすることにした。
あいつの使うデッキなら間違いないし、今回のデッキもとってもよく練られてる印象だ:
操ってるのはマット・ナス(Matt Nass)だ。このマッチアップがどんなものになるかほとんど予想がつかなかったけど、嬉しいことに……:
サイドボード前
いやー最高なゲームだったよ。
別に大勝したから言ってるわけじゃないよ(実際勝ったけど)。単に素晴らしいゲームだったからさ。
ゲームを見てないなら見ることをお勧めするよ。本当に楽しいからさ。
はっきりしない中で判断しなきゃならないことが山のようにあって、どちらに転んでもおかしくないことばかり。それにどのゲームもおかしいくらい長期戦だ。
ちょっと好意的に色眼鏡をかけて見てるのかもしれないけど、ここしばらくのスタンダードの中で、これほどプレイしてて楽しかった試合は本当に久しぶり。ここしばらくで一番だったね(相手側に有利だったとしても、同じ感想を抱いたと思うな)。
どのゲームもかなり違う展開だったから、手っ取り早くまとめるのは難しいな。
でも間違いないのは、相手は常にアブない奴らを並べてくるから、それに対して回答しなきゃならない。
エスパーと殻、本当に長期戦に強いのはどっちなのかはっきりしなかったけど、エスパー側に有利なところはあった。
《雲散霧消/Dissipate》
確定の打ち消しを持っておくのは大切だ。盤面が対等もしくはエスパー有利になったら、問答無用で危険な奴らを打ち消していこう。
《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》と《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》の組み合わせや、《秋の帳/Autumn’s Veil》は打ち消しを回避してくるけど、ほとんどの場合《雲散霧消/Dissipate》はイカれた強さだ。
《幽霊街/Ghost Quarter》
相手の対コントロール兵器である《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》+《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》をやれるのは偉い。これがあるから、《原始のタイタン/Primeval Titan》着地が即ゲームオーバーにならないってのもあるね(ヴァラクートがあったときはタイタン着地即終了だったから、そこがケッシグの違うところだ)。
なんだかんだ言っても、《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》こそ《幽霊街/Ghost Quarter》で叩き割りたい土地だ。《破滅の刃/Doom Blade》と《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》で《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》はやれるからね。そうは言っても、やるべきことはゲームによって違ってくるんだけどね。
《白の太陽の頂点/White Sun’s Zenith》《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
相手よりもこちらのフィニッシャーのが断然柔軟だ。
確かに《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》が《内にいる獣/Beast Within》で落とされることはある。けど獣がなかったら速やかにゲームを終わらせてくれるし、《白の太陽の頂点/White Sun’s Zenith》は、序盤生き延びてある程度以上のXで撃ったら本当に対処方法がないね。
エスパー側に長期戦は分があると言いたいところだけど、単にフィニッシャーを出して除去られずそのまま勝てるのを祈るしかないって状況にもしょっちゅう追い込まれたからね。あまり絶対的なルールにはできないかな。
毎回毎回のゲームをそのときのペースで進めて、場面に応じた判断が求められる。
あまり役に立つアドバイスじゃないかもしれないけど、このマッチアップは本当に同じ展開にならないんだ。そして俺はそれが嬉しい。
サイドボーディング
色々試してみたけど、やっぱり4枚目の《審判の日/Day of Judgment》が欲しいかな。でもそのために《幽霊街/Ghost Quarter》を切るのはどうしても強く思えなくてね。
《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》も悪くないと思ったんだけど、審判の日以上に入れるスペースに困った。
最初《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》は入れてなかったけど、ノーン様強いのは確定的明らかだわ。ノーン様は常に入れておくべき。
サイドボード後
サイドボード後も好調そのもの。サイドボーディングで根本的に何かが変わったわけでもなかったよ。
相手は《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》を持ってるけど、こちらには《幻影の像/Phantasmal Image》があって、相手の《秋の帳/Autumn’s Veil》に対して、こちらは……あー、相手が引かないことを祈るという対策があった。
サイド後も長期戦で、お互いがお互いを読み合うインタラクティブなゲームになった。それに決まったパターンに入るというものでも必ずしもなかった。
総じてこちらの方が勝利できたので嬉しかったけど、簡単に
このマッチアップなら、どちらのデッキをプレイしてもいいね。そういうのって好きだな。
エスパーとして、幸先いい始まりじゃないか。だもんで明日はイリュージョンデッキを相手にするよ。何せイリュージョンは環境の王者だ!
LSV
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「スタンの有力デッキテスト」 エスパーコントロール vs. 出産の殻
Luis Scott-Vargas 2011年12月19日
スタンダードで本当に好きだと思えるデッキにあたったのは久しぶりだ。だから今日このデッキを使うのは、俺が生まれついてる星を考えれば自明だね。
何のデッキのことかといえば、ケイレブ・ダーウォード(Caleb Durward)のデッキだ。今日は実際ケイレブがスターシティ・インビテーショナル(Starcity Invitational)でプレイしてたリストで始めてみる予定だよ(彼の記事も今日アップされるしね)。でも、ケイレブも言ってるけど、こいつも元はといえばジェレミー・ニーマン(Jeremy Neeman)が世界選手権に持ち込んだやつなんだぜ。
ま、そんな由緒とか家系図はおいといて、手始めに俺が使ってみたリストはこちら:
3:《幽霊街/Ghost Quarter》なるほど確かに、このデッキは世界選手権前に俺が試してみたデッキと似てる(まあうまくいかなかったんだけど)、でも何週間も調整してきた強みがよくわかる。
3:《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
2:《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4:《平地/Plains》
4:《島/Island》
1:《沼/Swamp》
2:《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》
4:《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
4:《氷河の城砦/Glacial Fortress》
1:《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
3:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
2:《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
2:《忘却の輪/Oblivion Ring》
2:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
1:《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
1:《白の太陽の頂点/White Sun’s Zenith》
3:《熟慮/Think Twice》
3:《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》
4:《マナ漏出/Mana Leak》
3:《雲散霧消/Dissipate》
1:《四肢切断/Dismember》
3:《審判の日/Day of Judgment》
3:《破滅の刃/Doom Blade》
1:《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
サイドボード
1:《幽霊街/Ghost Quarter》
2:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
1:《四肢切断/Dismember》
1:《審判の日/Day of Judgment》
1:《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
3:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1:《否認/Negate》
2:《幻影の像/Phantasmal Image》
1:《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》
1:《決断の手綱/Volition Reins》
1:《解放された者、カーン/Karn Liberated》
ゲームを長引かせるために序盤を生き延びるカードがたくさん入ってるし、フィニッシャーもしっかり勝てるよう厳選してある。
それに、俺は一刺し大好き病なんでね(^q^)
開幕の一発目には、同じトーナメントで鳴らしたレイド・デューク(Reid Duke)の《出産の殻/Birthing Pod》+《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》デッキを相手にすることにした。
あいつの使うデッキなら間違いないし、今回のデッキもとってもよく練られてる印象だ:
4:《原始のタイタン/Primeval Titan》
4:《極楽鳥/Birds of Paradise》
4:《不屈の自然/Rampant Growth》
1:《刃の接合者/Blade Splicer》
1:《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
2:《出産の殻/Birthing Pod》
2:《酸のスライム/Acidic Slime》
4:《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》
4:《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
4:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1:《パラジウムのマイア/Palladium Myr》
2:《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
2:《審判の日/Day of Judgment》
2:《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
2:《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》
4:《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
1:《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
4:《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
3:《平地/Plains》
8:《森/Forest》
1:《山/Mountain》
サイドボード
1:《棘投げの蜘蛛/Stingerfling Spider》
2:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
2:《秋の帳/Autumn’s Veil》
2:《内にいる獣/Beast Within》
1:《幽霊街/Ghost Quarter》
1:《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter》
1:《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》
1:《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2:《はらわた撃ち/Gut Shot》
2:《審判の日/Day of Judgment》
操ってるのはマット・ナス(Matt Nass)だ。このマッチアップがどんなものになるかほとんど予想がつかなかったけど、嬉しいことに……:
Running the Gauntlet Esper vs. Birthing Pod
エスパーコントロール視点 (LSV) http://bcove.me/csocdu2r
(元記事 http://www.channelfireball.com/articles/running-the-gauntlet-esper-vs-birthing-pod/ )
サイドボード前
いやー最高なゲームだったよ。
別に大勝したから言ってるわけじゃないよ(実際勝ったけど)。単に素晴らしいゲームだったからさ。
ゲームを見てないなら見ることをお勧めするよ。本当に楽しいからさ。
はっきりしない中で判断しなきゃならないことが山のようにあって、どちらに転んでもおかしくないことばかり。それにどのゲームもおかしいくらい長期戦だ。
ちょっと好意的に色眼鏡をかけて見てるのかもしれないけど、ここしばらくのスタンダードの中で、これほどプレイしてて楽しかった試合は本当に久しぶり。ここしばらくで一番だったね(相手側に有利だったとしても、同じ感想を抱いたと思うな)。
どのゲームもかなり違う展開だったから、手っ取り早くまとめるのは難しいな。
でも間違いないのは、相手は常にアブない奴らを並べてくるから、それに対して回答しなきゃならない。
エスパーと殻、本当に長期戦に強いのはどっちなのかはっきりしなかったけど、エスパー側に有利なところはあった。
《雲散霧消/Dissipate》
確定の打ち消しを持っておくのは大切だ。盤面が対等もしくはエスパー有利になったら、問答無用で危険な奴らを打ち消していこう。
《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》と《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》の組み合わせや、《秋の帳/Autumn’s Veil》は打ち消しを回避してくるけど、ほとんどの場合《雲散霧消/Dissipate》はイカれた強さだ。
《幽霊街/Ghost Quarter》
相手の対コントロール兵器である《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》+《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》をやれるのは偉い。これがあるから、《原始のタイタン/Primeval Titan》着地が即ゲームオーバーにならないってのもあるね(ヴァラクートがあったときはタイタン着地即終了だったから、そこがケッシグの違うところだ)。
なんだかんだ言っても、《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》こそ《幽霊街/Ghost Quarter》で叩き割りたい土地だ。《破滅の刃/Doom Blade》と《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》で《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》はやれるからね。そうは言っても、やるべきことはゲームによって違ってくるんだけどね。
《白の太陽の頂点/White Sun’s Zenith》《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
相手よりもこちらのフィニッシャーのが断然柔軟だ。
確かに《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》が《内にいる獣/Beast Within》で落とされることはある。けど獣がなかったら速やかにゲームを終わらせてくれるし、《白の太陽の頂点/White Sun’s Zenith》は、序盤生き延びてある程度以上のXで撃ったら本当に対処方法がないね。
エスパー側に長期戦は分があると言いたいところだけど、単にフィニッシャーを出して除去られずそのまま勝てるのを祈るしかないって状況にもしょっちゅう追い込まれたからね。あまり絶対的なルールにはできないかな。
毎回毎回のゲームをそのときのペースで進めて、場面に応じた判断が求められる。
あまり役に立つアドバイスじゃないかもしれないけど、このマッチアップは本当に同じ展開にならないんだ。そして俺はそれが嬉しい。
サイドボーディング
INサイドボーディングはちょっと難しい。
2:《幻影の像/Phantasmal Image》
1:《幽霊街/Ghost Quarter》
1:《決断の手綱/Volition Reins》
1:《解放された者、カーン/Karn Liberated》
OUT
2:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
1:《四肢切断/Dismember》
1:《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
1:《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
色々試してみたけど、やっぱり4枚目の《審判の日/Day of Judgment》が欲しいかな。でもそのために《幽霊街/Ghost Quarter》を切るのはどうしても強く思えなくてね。
《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》も悪くないと思ったんだけど、審判の日以上に入れるスペースに困った。
最初《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》は入れてなかったけど、ノーン様強いのは確定的明らかだわ。ノーン様は常に入れておくべき。
サイドボード後
サイドボード後も好調そのもの。サイドボーディングで根本的に何かが変わったわけでもなかったよ。
相手は《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》を持ってるけど、こちらには《幻影の像/Phantasmal Image》があって、相手の《秋の帳/Autumn’s Veil》に対して、こちらは……あー、相手が引かないことを祈るという対策があった。
サイド後も長期戦で、お互いがお互いを読み合うインタラクティブなゲームになった。それに決まったパターンに入るというものでも必ずしもなかった。
総じてこちらの方が勝利できたので嬉しかったけど、簡単に
このマッチアップなら、どちらのデッキをプレイしてもいいね。そういうのって好きだな。
エスパーとして、幸先いい始まりじゃないか。だもんで明日はイリュージョンデッキを相手にするよ。何せイリュージョンは環境の王者だ!
LSV
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