Running the Gauntlet UB vs. Dungrove Elder
http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-ub-vs-dungrove-elder/
「スタンの有力デッキテスト」 青黒コントロール vs. ダングローブグリーン
Luis Scott-Vargas 2011年11月15日
いい感じでテストしてきたけど、青黒は今日で終演だ。
白緑トークン、青白人間、赤単とパッとしない戦いが続いたところで、次は《ダングローブの長老/Dungrove Elder》デッキだ。
オーウェン・ツァーテンウェルド (Owen Turtenwald)はダングローブグリーンを使ってウィスコンシン州選手権で優勝したんで、使い手として申し分ないだろう。
(参考:http://www.channelfireball.com/articles/owens-a-win-winning-states/)
こちらの青黒は基本前回と同じで、ダングローブグリーンのリストは中村修平が前回の記事で改造したのにしてみた。
(参考:http://www.channelfireball.com/articles/shuhei-nakamura/feature-article-eighteen-or-nineteen-english/)
このマッチアップがどうなるかはあまりよくわからなかった。
ダングローブグリーンは重たいところが多いから、《極楽鳥/Birds of Paradise》が落とされたら多分、1ターンにせいぜい1枚展開できるかってとこだろうし、3ターン目までは動けないんじゃないかとも思ったからね。
そうは言っても一方で、何か着地してしまったら青黒にとっては途端に窮地になりそうだからさ。
サイドボード前
総合的に考えて、マッチアップの相性はいい感じだった。
予想通り、何か着地してしまうと途端に不利になったけど、大概未然に防げた。
それに、ちょっとばかりかいくぐられても、《原始のタイタン/Primeval Titan》に以前ほどの強さはなかった。
ヴァラクートを持ってきて簡単マジックをしてたのが、今は《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》と《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》か、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を2枚持ってくるだけだ。
その頃には、《破滅の刃/Doom Blade》を2枚なり、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》なり、大体何とかなってるだろう。
このサイドボードプランを見てくれ。凄いだろ?
《血統の守り手/Bloodline Keeper》を入れてみたりちょっとしてみてから、少し変えるだけにするのがベストだと判断して、《マナ漏出/Mana Leak》と《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》をそれぞれ《否認/Negate》と《破滅の刃/Doom Blade》に替えてみた。
普通は《マナ漏出/Mana Leak》も抜かないところなんだけど、オーウェンがリークケアしてきたんで、3枚に抑えておくのがいいだろうとおもったんだ。
自分で使ってて相手がリークケアしてこないようならそのままにするのがいいけど、もしリークケアしてくるようなら1枚減らしてみても結構いい感じだよ。
サイドボード後
サイドボード後もゲームはあまり変わらなかった。
オーウェンもあまりカードは入れ替えなかったし、俺も変えなかった。
大概のものに対する回答はあるんで、結構楽に感じた。《ダングローブの長老/Dungrove Elder》に着地されても、即ゲーム終了ってわけじゃないしね。
《ゲスの評決/Geth’s Verdict》するとか、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》でチャンプするとか、こちらの6マナ圏でレースを挑むとかね。どれでも何とかなるさ。
青黒とこれから
ばればれだと思うけど、俺はこの青黒コントロールがあんまり好きじゃない。
録画してないときにイリュージョンデッキとも当たったんだけど、聞いてくれよ。大して相性は良くなかったんだ。
イリュージョンデッキは青白人間デッキと戦ってるみたいなもんで、たまにイカれたドブンがくるんだ。
この青黒コントロールは、一か月前ジェレミー・ニーマン (Jeremy Neeman) がGPブリスベンで優勝した時はいい選択だったんだと思う。でも環境が進んだ今では、正直お勧めできないな。
展開で後手に回らされたときに立て直すのが難しいし、ゲームをコントロールするだけの気概も湧いてこない。
この環境では受け身になるよりもっと前のめりになった方がいいと思う。青黒コンとは真逆だけど。
じゃあどんなデッキをお勧めするかってのは、また別のときに取っておこう。
あと2日で世界選手権も始まるけど、まだ煮詰めてるところなんでね。
次のスタンのデッキテスト企画は、今年のイベントが全部終わって結論が出たところでするよ。できれば勝ってからね。
今年のプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを狙ってるんだけど、オーウェンが10ポイントも先に行ってるんだよね。キツいな。GP7つか。むぅ。
LSV
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「スタンの有力デッキテスト」 青黒コントロール vs. ダングローブグリーン
Luis Scott-Vargas 2011年11月15日
いい感じでテストしてきたけど、青黒は今日で終演だ。
白緑トークン、青白人間、赤単とパッとしない戦いが続いたところで、次は《ダングローブの長老/Dungrove Elder》デッキだ。
オーウェン・ツァーテンウェルド (Owen Turtenwald)はダングローブグリーンを使ってウィスコンシン州選手権で優勝したんで、使い手として申し分ないだろう。
(参考:http://www.channelfireball.com/articles/owens-a-win-winning-states/)
こちらの青黒は基本前回と同じで、ダングローブグリーンのリストは中村修平が前回の記事で改造したのにしてみた。
(参考:http://www.channelfireball.com/articles/shuhei-nakamura/feature-article-eighteen-or-nineteen-english/)
このマッチアップがどうなるかはあまりよくわからなかった。
ダングローブグリーンは重たいところが多いから、《極楽鳥/Birds of Paradise》が落とされたら多分、1ターンにせいぜい1枚展開できるかってとこだろうし、3ターン目までは動けないんじゃないかとも思ったからね。
そうは言っても一方で、何か着地してしまったら青黒にとっては途端に窮地になりそうだからさ。
4:《闇滑りの岸/Darkslick Shores》ゲームは動画でどうぞ。:
4:《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
2:《幽霊街/Ghost Quarter》
9:《島/Island》
2:《ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard》
6:《沼/Swamp》
3:《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
1:《墓所のタイタン/Grave Titan》
1:《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
4:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
1:《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
4:《雲散霧消/Dissipate》
3:《破滅の刃/Doom Blade》
3:《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》
2:《ゲスの評決/Geth’s Verdict》
4:《マナ漏出/Mana Leak》
1:《否認/Negate》
4:《熟慮/Think Twice》
2:《肉体のねじ切り/Wring Flesh》
サイドボード
2:《ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard》
2:《鋼の妨害/Steel Sabotage》
3:《呪文滑り/Spellskite》
3:《血統の守り手/Bloodline Keeper》
1:《否認/Negate》
1:《破滅の刃/Doom Blade》
1:《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1:《肉体のねじ切り/Wring Flesh》
Running the Gauntlet UB vs. Dungrove Elder
青黒コントロール視点 (LSV) http://bcove.me/llflzekl
ダングローブグリーン視点 (オーウェン) http://bcove.me/qbof49lp
(元記事 http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-ub-vs-dungrove-elder/ )
サイドボード前
総合的に考えて、マッチアップの相性はいい感じだった。
予想通り、何か着地してしまうと途端に不利になったけど、大概未然に防げた。
それに、ちょっとばかりかいくぐられても、《原始のタイタン/Primeval Titan》に以前ほどの強さはなかった。
ヴァラクートを持ってきて簡単マジックをしてたのが、今は《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》と《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》か、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を2枚持ってくるだけだ。
その頃には、《破滅の刃/Doom Blade》を2枚なり、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》なり、大体何とかなってるだろう。
IN
1:《破滅の刃/Doom Blade》
1:《否認/Negate》
OUT
1:《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
1:《マナ漏出/Mana Leak》
このサイドボードプランを見てくれ。凄いだろ?
《血統の守り手/Bloodline Keeper》を入れてみたりちょっとしてみてから、少し変えるだけにするのがベストだと判断して、《マナ漏出/Mana Leak》と《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》をそれぞれ《否認/Negate》と《破滅の刃/Doom Blade》に替えてみた。
普通は《マナ漏出/Mana Leak》も抜かないところなんだけど、オーウェンがリークケアしてきたんで、3枚に抑えておくのがいいだろうとおもったんだ。
自分で使ってて相手がリークケアしてこないようならそのままにするのがいいけど、もしリークケアしてくるようなら1枚減らしてみても結構いい感じだよ。
サイドボード後
サイドボード後もゲームはあまり変わらなかった。
オーウェンもあまりカードは入れ替えなかったし、俺も変えなかった。
大概のものに対する回答はあるんで、結構楽に感じた。《ダングローブの長老/Dungrove Elder》に着地されても、即ゲーム終了ってわけじゃないしね。
《ゲスの評決/Geth’s Verdict》するとか、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》でチャンプするとか、こちらの6マナ圏でレースを挑むとかね。どれでも何とかなるさ。
青黒とこれから
ばればれだと思うけど、俺はこの青黒コントロールがあんまり好きじゃない。
録画してないときにイリュージョンデッキとも当たったんだけど、聞いてくれよ。大して相性は良くなかったんだ。
イリュージョンデッキは青白人間デッキと戦ってるみたいなもんで、たまにイカれたドブンがくるんだ。
この青黒コントロールは、一か月前ジェレミー・ニーマン (Jeremy Neeman) がGPブリスベンで優勝した時はいい選択だったんだと思う。でも環境が進んだ今では、正直お勧めできないな。
展開で後手に回らされたときに立て直すのが難しいし、ゲームをコントロールするだけの気概も湧いてこない。
この環境では受け身になるよりもっと前のめりになった方がいいと思う。青黒コンとは真逆だけど。
じゃあどんなデッキをお勧めするかってのは、また別のときに取っておこう。
あと2日で世界選手権も始まるけど、まだ煮詰めてるところなんでね。
次のスタンのデッキテスト企画は、今年のイベントが全部終わって結論が出たところでするよ。できれば勝ってからね。
今年のプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを狙ってるんだけど、オーウェンが10ポイントも先に行ってるんだよね。キツいな。GP7つか。むぅ。
LSV
コメント
Owen Turtenwaldは今年7回GPでTOP8に残ってるので
そういうことだと思います
サイドボーディングって「こういうデッキ相手のときはこのサイド」って話だと思ってたんですけど、そんな簡単な話だけじゃないんですね。面白いな。
>キツいな。GP7つか。むぅ。
プロプレイヤーのゲーム外の動向に関する情報は難しいですよね。カイ・ブッディのインタビュー関する記事を訳そうとしたときに同じようなことで困りました。データやルールとは調べやすさが段違い。
おお、的確なコメントありがとうございます!
おかげで正しい記述に修正できます(歯切れが悪かったので)
> re-giantさん
> リークケア
ここは自分も訳してて「おっ」と思いました!
面白いですよね。自分だと結局抜けないと思いますが。
訳すにあたって調べるのは基本とはいえ、さすがに仕組みなどが全く分からないと無理でした。
インタビューの場合は、時間が経ってしまうとさらに難しいでしょうね。
とはいえ訳の障害になるとなるとさすがに無知でいるのも難しいようです。
リンクさせていただきます。
対ダングロは思っていたよりもサイドインが少なくて驚きましたね。
あと、サイドインする際の相手のリークケア云々も非常に参考になります^^
むぅ、分からなくなってきましたね。
せめて主語動詞があれば分かったかもしれないのですが……。
やはりごまかすのが無難か。
分かりやすい訳を心がけるようにしているので、ちょっと心苦しいですが。
> lagosさん
どうもどうも。参考になったなら何よりです。
こちらからもリンクさせていただきますね。
> 黒と4/3@魔王主任さん
ダングローブはもともとメインからガン有利というか、低速デッキを食うために作ってあるようなデッキですしね。
リークケア云々は自分も本当に驚かされました。
低速vs. 低速のマッチ以外では起こらないと思いますが、こういう話が聞けるとためになりますよね。