Running the Modern Gauntlet Next Level Faeries vs. Melira
http://www.channelfireball.com/home/running-the-modern-gauntlet-next-level-faeries-vs-melira/
「モダンの有力デッキテスト」 ネクストレベル・フェアリー vs. メリーラ頑強
Luis Scott-Vargas 2011年10月11日
親和にこてんぱんにやられた次は、コンボと手合わせしてもらうことにした。
《炎の儀式/Rite of Flame》は禁止されたし、《炎の中の過去/Past in Flames》もまだオンラインには入ってないんで、クリーチャーぎっしりのコンボを相手にすることにした。その名も《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》&《出産の殻/Birthing Pod》だ。
コンボ・マイスターとしてマット・ナス(Matt Nass)に来てもらって、戦ってみたよ。
いつも通り、使ったデッキはこちら:
前と同じ、フェアリー、タルモ、パスなどなど。
コンボ野郎マット・ナスが持ち込んだのはこちら:
サーチ先のクリーチャーがこれでもかと詰め込まれたこんなデッキを気に入らないなんてことがあるだろうか。
《タールの悪鬼/Tar Fiend》、《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》、《ネクラタル/Nekrataal》とかさ。よだれズビッ!
知らない人に説明すると、《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》+《臓物の予見者/Viscera Seer》+頑強持ちのクリーチャーで、無限ライフ(《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》)、無限ダメージ(《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》)が完成するんだ。
無限占術もつくからキッチンがいればレッドキャップを探しに行けるし、まあ無限ライフがあれば普通に待ってても時間はたっぷりあるはずさ。
ゲームは動画を見てくれ。
サイドボード前
相手の引き次第って感じだったな。つまり、相手がきちんとカードを引いてくるとこちらは大体困ってしまう。
速い手札やカウンターを複数引いたこともあったけど、大体打ち消しや彼の妨害が交換になって、数ターン経つと足りないパーツを引いてこられるといった具合だ。
マット・ナスのお気に召すほど、必要なものをいつも引いてこられたわけじゃなかったので、安定しないところがメリーラデッキの問題ってことになるだろう。
何にせよ、それほど悪いとは感じなかった。
サイドボーディング
ビデオを見てくれれば分かる通り、どうサイドボードと入れ替えたらいいかもまだ分かってない。
上に挙げたのも、正解かもしれないと思っただけだ。《誘惑蒔き/Sower of Temptation》、《不忠の糸/Threads of Disloyalty》、《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》はどれも迷うところだけどね。
《否認/Negate》、《クローサの掌握/Krosan Grip》、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》、それにまずもって《瞬間凍結/Flashfreeze》は間違いなく入れたい。
相手のスペルがことごとく軽くて回避されるもんで、《ルーンのほつれ/Rune Snag》は弱く感じた。
《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》も強く感じなかったけど、爆薬はもしかしたら効くのかもしれない。
正直言うと、自信をもってサイドボードの入れ替えをするためにはもう数ゲームしないといけないかな。
サイドボード後
相手のデッキがさほど変わらないのに対して、こちらは《出産の殻/Birthing Pod》を《クローサの掌握/Krosan Grip》できるんだ。やったね!
最後の試合を見れば分かる通り、タルモがいて《クローサの掌握/Krosan Grip》に打ち消しを持たれているとメリーラ側は本当に分が悪い。グリップをサイドインすべきか、議論することもなくすんなり入ったのが何だか可笑しかった。
サイドボードでどうすればいいか100%はっきりはしないけど、トーナメントでメリーラに当たっても別に構わないかな。特にメリーラ対策の調整をしようとは思わない。
今のところメリーラ頑強を使いたいとも思わない。デッキ全体が《出産の殻/Birthing Pod》と《召喚の調べ/Chord of Calling》でまとめてあるだけの寄せ集めだってのが気にくわない。
それ自体で強くて、まとめて使っても強いカードの入ったデッキはたくさんあるから、シナジーだけに頼ったデッキを使う理由は見当たらない。
マット・ナスが使ったせいで弱く見えてたりして(ジョーク、ジョークだからね。てへぺろ)。
で、これでフェアリーはおしまい。
イニストラードは木曜日にオンラインに導入されるよ。少なくともプレリリースイベントには参加できるし、新しいカードが入って生まれ変わった構築環境が楽しみだ。もちろん、シールドにドラフトもね。
この手のデッキが悪いとは思わないけど、カードは違うのを使うつもりだよ。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》以外にも、《知識の渇望/Thirst for Knowledge》の枚数とか、アーティファクトとか、それにサイドボートを調整しなきゃね。
コントロールは強いんだけど、選択肢がたくさんあるから構築するのは難しいよな。
LSV
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「モダンの有力デッキテスト」 ネクストレベル・フェアリー vs. メリーラ頑強
Luis Scott-Vargas 2011年10月11日
親和にこてんぱんにやられた次は、コンボと手合わせしてもらうことにした。
《炎の儀式/Rite of Flame》は禁止されたし、《炎の中の過去/Past in Flames》もまだオンラインには入ってないんで、クリーチャーぎっしりのコンボを相手にすることにした。その名も《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》&《出産の殻/Birthing Pod》だ。
コンボ・マイスターとしてマット・ナス(Matt Nass)に来てもらって、戦ってみたよ。
いつも通り、使ったデッキはこちら:
3:《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
4:《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2:《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
3:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2:《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
4:《謎めいた命令/Cryptic Command》
3:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
4:《流刑への道/Path to Exile》
4:《ルーンのほつれ/Rune Snag》
3:《呪文嵌め/Spell Snare》
2:《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
2:《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》
3:《繁殖池/Breeding Pool》
2:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
7:《島/Island》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4:《変わり谷/Mutavault》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
サイドボード---
1:《瞬間凍結/Flashfreeze》
1:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2:《否認/Negate》
2:《クローサの掌握/Krosan Grip》
1:《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》
2:《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
1:《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
2:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
2:《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》
1:《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
前と同じ、フェアリー、タルモ、パスなどなど。
コンボ野郎マット・ナスが持ち込んだのはこちら:
1:《酸のスライム/Acidic Slime》
4:《極楽鳥/Birds of Paradise》
1:《永遠の証人/Eternal Witness》
1:《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》
1:《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
4:《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
3:《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》
1:《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
1:《貴族の教主/Noble Hierarch》
1:《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
1:《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
1:《目覚ましヒバリ/Reveillark》
1:《太陽のタイタン/Sun Titan》
1:《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
3:《臓物の予見者/Viscera Seer》
4:《根の壁/Wall of Roots》
4:《出産の殻/Birthing Pod》
3:《召喚の調べ/Chord of Calling》
2:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《神無き祭殿/Godless Shrine》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2:《草むした墓/Overgrown Tomb》
1:《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
1:《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
1:《寺院の庭/Temple Garden》
1:《黄昏のぬかるみ/Twilight Mire》
4:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4:《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
2:《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
サイドボード ---15
1:《納墓の総督/Entomber Exarch》
1:《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1:《調和スリヴァー/Harmonic Sliver》
1:《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
1:《ネクラタル/Nekrataal》
1:《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
4:《流刑への道/Path to Exile》
1:《叫び大口/Shriekmaw》
1:《呪文滑り/Spellskite》
1:《タールの悪鬼/Tar Fiend》
2:《思考囲い/Thoughtseize》
サーチ先のクリーチャーがこれでもかと詰め込まれたこんなデッキを気に入らないなんてことがあるだろうか。
《タールの悪鬼/Tar Fiend》、《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》、《ネクラタル/Nekrataal》とかさ。よだれズビッ!
知らない人に説明すると、《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》+《臓物の予見者/Viscera Seer》+頑強持ちのクリーチャーで、無限ライフ(《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》)、無限ダメージ(《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》)が完成するんだ。
無限占術もつくからキッチンがいればレッドキャップを探しに行けるし、まあ無限ライフがあれば普通に待ってても時間はたっぷりあるはずさ。
ゲームは動画を見てくれ。
Running the Modern Gauntlet Next Level Faeries vs Melira Match 1, Game 1
http://bcove.me/38me4r55
(元記事 http://www.channelfireball.com/home/running-the-modern-gauntlet-next-level-faeries-vs-melira/ )
サイドボード前
相手の引き次第って感じだったな。つまり、相手がきちんとカードを引いてくるとこちらは大体困ってしまう。
速い手札やカウンターを複数引いたこともあったけど、大体打ち消しや彼の妨害が交換になって、数ターン経つと足りないパーツを引いてこられるといった具合だ。
マット・ナスのお気に召すほど、必要なものをいつも引いてこられたわけじゃなかったので、安定しないところがメリーラデッキの問題ってことになるだろう。
何にせよ、それほど悪いとは感じなかった。
サイドボーディング
IN
1:《瞬間凍結/Flashfreeze》
1:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2:《否認/Negate》
2:《クローサの掌握/Krosan Grip》
1:《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
2:《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
OUT
4:《ルーンのほつれ/Rune Snag》
2:《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》
3:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
ビデオを見てくれれば分かる通り、どうサイドボードと入れ替えたらいいかもまだ分かってない。
上に挙げたのも、正解かもしれないと思っただけだ。《誘惑蒔き/Sower of Temptation》、《不忠の糸/Threads of Disloyalty》、《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》はどれも迷うところだけどね。
《否認/Negate》、《クローサの掌握/Krosan Grip》、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》、それにまずもって《瞬間凍結/Flashfreeze》は間違いなく入れたい。
相手のスペルがことごとく軽くて回避されるもんで、《ルーンのほつれ/Rune Snag》は弱く感じた。
《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》も強く感じなかったけど、爆薬はもしかしたら効くのかもしれない。
正直言うと、自信をもってサイドボードの入れ替えをするためにはもう数ゲームしないといけないかな。
サイドボード後
相手のデッキがさほど変わらないのに対して、こちらは《出産の殻/Birthing Pod》を《クローサの掌握/Krosan Grip》できるんだ。やったね!
最後の試合を見れば分かる通り、タルモがいて《クローサの掌握/Krosan Grip》に打ち消しを持たれているとメリーラ側は本当に分が悪い。グリップをサイドインすべきか、議論することもなくすんなり入ったのが何だか可笑しかった。
サイドボードでどうすればいいか100%はっきりはしないけど、トーナメントでメリーラに当たっても別に構わないかな。特にメリーラ対策の調整をしようとは思わない。
今のところメリーラ頑強を使いたいとも思わない。デッキ全体が《出産の殻/Birthing Pod》と《召喚の調べ/Chord of Calling》でまとめてあるだけの寄せ集めだってのが気にくわない。
それ自体で強くて、まとめて使っても強いカードの入ったデッキはたくさんあるから、シナジーだけに頼ったデッキを使う理由は見当たらない。
マット・ナスが使ったせいで弱く見えてたりして(ジョーク、ジョークだからね。てへぺろ)。
で、これでフェアリーはおしまい。
イニストラードは木曜日にオンラインに導入されるよ。少なくともプレリリースイベントには参加できるし、新しいカードが入って生まれ変わった構築環境が楽しみだ。もちろん、シールドにドラフトもね。
この手のデッキが悪いとは思わないけど、カードは違うのを使うつもりだよ。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》以外にも、《知識の渇望/Thirst for Knowledge》の枚数とか、アーティファクトとか、それにサイドボートを調整しなきゃね。
コントロールは強いんだけど、選択肢がたくさんあるから構築するのは難しいよな。
LSV
コメント
前回のモダンの禁止更新で大会数、人のやる気が一気に激減した気はしますね。
新しいデッキ作っても、また禁止にするんだろ?と言う空気が漂ってそうです。
またやる気が再燃するかどうかは難しい所ですね。
プロの記事翻訳に関して言えば、ある程度皆それを認識した上で、レベルの高い人は議論対象に、レベルの低い人はちゃんと役に立つものと住み分けはできると思います。
これをいい始めてしまうと日本公式の存在意義すら(特に大きな大会前ほど)危うくなってしまいますからね。
奥の手や本命は隠されている前提があったにしても、記事が一つ読める(それも日本語で、DNと言う日本人の目の付きやすい場所で)というのは素晴らしい事だと思います。
ありがとうございます
リンクさせていただきました
時期の問題だと思います。GP広島前でスタンダードに力を入れる人は勿論、PTQのフォーマットはリミテッドですし、イニストラード加入直後で加入前の記事が基本になると読まないというのは心理的にあると思います。
個人的にはGPが終わった後にFinals対策として読む方が増えると思っているのでその際にまとめの記事があると助かったりw
>ひ
今は一時的にモダン人口が減ってるかもしれませんが、まだできて間もないフォーマットですし今後の流れ次第でしょうね~。
あくまで個人的な意見なんですが、訳したいと感じた記事を訳せばいいと思うのです。そうすれば反応がなくてもとりあえず自分が満足できるのです。……ちょっと後ろ向きかもしれませんけど。
記事はとても参考になりますし、たまに見返してこういうデッキがあるということを再確認することもできてるので非常に大助かりです!
個人的にはメリーラデッキが流行るなんて嬉しい
モダンはFinalsのフォーマットになったことで、少しずつ人気・需要が高まると思います。
> praeさん
そうですね~。確かに友人で「モダンやる!」と息巻いていた人もいたのですが、禁止でオワコン化を嘆いていました。
自分のような軟弱カジュアルプレイヤーには、回りにプレイ人口がいるかいないかというのが重要ですので……。
自分の趣味でやっていることとはいえ、やっぱり反響がもらえたり、コメントがもらえたりするのは本当に励みになります。だから逆を見てちょっと悲しくなったのでした。自分が書いているわけでもないのにね。
> PC-けんけんVX21さん
どうもありがとうございます!
こちらからもリンクさせていただきますね。
> mrgreedさん
なるほど!確かにLSVが最初に「ローテーション前だし」ということは断っていましたし、GPというものもありましたね。
全ての記事に目を通せるほど暇というわけでもないですし、英語で読めば事足りるという方もいらっしゃるはずですしね。
やはりここら辺はプレイヤーとしての意識の差か……皆さんどこでイベント情報などチェックされているのでしょう。嗜みとして情報くらい知っておかねば。
> ひまじんさん
全くその通り!
プレイしてみたいと思える環境になって、この記事が生きるといいなあと妄想しています。
メリーラたん可愛いですよね。ぺろぺろ。
確かに訳したいと思った記事、また訳して自分に益があると思った記事を訳しています。
が、同時に感想ももらいたいなどと贅沢に思ってしまうものでして……。
個人的にre-giantさんの選択される記事は第三者が読んでも面白いです!!
> ざきもま@綺羅っさん
いえいえとんでもない!
読んでいただけるだけでありがたいです!反応を知りたいと思うのは自分のわがままです。これで自分がプレイヤーとしても実力があれば、ディスカッションなど盛り上がるのでしょうけれど……。
暖かいお言葉ありがとうございます。また頑張れそうです。
> メリー@Invokerさん
そうだったんですか!
モダンがFinalsのフォーマットに……。
こういうことを教えてもらえるだけで需要が知れて嬉しいです。
確かに!一応、定期的に大会はあるみたいですが、大きなトーナメントがないとダメでしょうね。
やはり周りにプレイする人がいるだけでなく、目標も欲しいですもんね。