Running the Modern Gauntlet Next Level Faeries vs Living End
http://www.channelfireball.com/articles/running-the-modern-gauntlet-next-level-faeries-vs-living-end/
「モダンの有力デッキテスト」 ネクストレベル・フェアリー vs. 死せる生
Luis Scott-Vargas 2011年10月9日
有力デッキテスト企画、Running the Gauntletへようこそ!
今日はフェアリーをテストしていくけど、最初に少し言わせてくれ。
まず、今マジックオンラインはイニストラード導入前だ。
イニストラードが参入したらモダンに影響があると思うけど、何もしないよりは何かコンテンツを追加した方がいいと思ったんだ。
何せイニストラードが入ったら色々と撮りたいビデオがあるからね。
レガシー、モダン、スタンダード、ドラフト。時間がいくらあっても足りないよ。
だからちょっとズレてたとしても、いくつかビデオを先にアップしておくのがいいと思ったんだ。
下に今回使ったリストをアップしておくよ。
このデッキのリストは、ブラッド・シェパード(Brad Sheppard)の作ったのと共通してる点が明らかに多いだろう。実際、シェパードとは5ラウンド目で当たったな。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptphi11/dtSheppard
彼の使ってたデッキはそのときからとても強そうだったし、《雲上の座/Cloudpost》が禁止されたとなればより強化されたとしか考えられなかったんだ。
相手にしたのは《死せる生/Living End》デッキ。戦ったのは他でもない、このデッキを考案したトラヴィス・ウー(Travis Woo)だ。
ゲームは動画を見てくれ。
注:残念ながら、トラヴィス・ウー側のゲーム映像が技術トラブルにより失われてしまいました。代わりに死せる生デッキのカード紹介を入れましたので、楽しんでいただければ幸いです。
サイドボード前
気の抜けないゲームだった。
こういうマッチアップで楽しいのは、たくさん「マジック」ができるってことだ。
モダンの禁止についてあれこれ言うことはできるけど、環境が対話の必要な方向に向いたことは間違いない。
1ゲーム目はかなり危うくて、4ターン目以降は本当にフルタップできないし、3ターン目すらフルタップしたくないことすらままある。でも盤面でプレッシャーをかけていかないと、いずれどでかい《死せる生/Living End》を解決されてしまう可能性が高い。
《悪魔の戦慄/Demonic Dread》ばかり引いて《暴力的な突発/Violent Outburst》を引かないなんてとき、続唱つきの呪文よりも多く打ち消しを引くってのもなくはないけど、まあそれを当てにはしないかな。
理想的には、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》と《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》をちょうど1枚ずつ引いて、《死せる生/Living End》を撃つ体制が出来上がる前に場に置いておけたるといい。そうすれば打ち消しは何枚も引かなくても1,2枚使えば勝てる。
こういう展開だと《ルーンのほつれ/Rune Snag》が活きてくるんだよね。展開できないときは待ちで回避されちゃうからな。
サイドボーディング
入れ替えは結局、こんな具合にするのが一番いいと感じた:
相手が《鋳塊かじり/Ingot Chewer》を入れてくるとしても、《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》と《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》は入れておいていい強さだと感じた。
サイドボード後
サイドボードを散らしてあるせいで、サイド後もそこまで違って見えなかった。
フェアリーの方が死せる生よりもサイドボードの恩恵を受けられると思う。死に牌の《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》と《呪文嵌め/Spell Snare》を抜けるからだけど、サイドインして致命的なカードは1枚しかなかった(《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》のことね)。
フェアリーの場合もっとはっきりと相手を絞ったサイドボードが作れるだろうけど、テストするときにはなるべく散らして色々なカードを入れるようにしてるんだ。
確定カウンターと遺産を追加したのはかなり良かったし、《誘惑蒔き/Sower of Temptation》も素敵だった。
《死せる生/Living End》をされても、戻ってくるのが少数なら誘惑蒔きで何とかなったりしたからね。《死の一撃のミノタウルス/Deadshot Minotaur》や《叫び大口/Shriekmaw》には弱いとしてもだ。
テストを終えて
対戦相性は5分5分といったところで、直すならサイドに遺産を1,2追加したいってところか。
《死せる生/Living End》デッキが人気になると思うなら入れてみてもいいけど、人気が出なければ1枚で何とかなるだろう。
死せる生はレガシーのドレッジデッキじゃない。墓地対策がなければ辛い試合になるとはいえ、まだ駆け引きの必要なゲームだからだ。
トラヴィスと話したんだけど、ゲームの多くはお互いがどう判断をするかで結果が変わってくるものだったんだ。そういう駆け引きの介在するゲームって好きだね(それと、《誘惑蒔き/Sower of Temptation》に撃つはずだった《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》を、ミスクリックで間違って自分のクリーチャーに撃った試合は明らかに彼の勝ちだった。面白かったけどね)。
イニストラード参入後
イニストラードから入れたいと思ってるカードがあるんだ。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》を使うデッキにして作りかえるって案だ。なにせあいつは明らかに強すぎだからね。
瞬唱で《流刑への道/Path to Exile》を使いまわすのもいいし、6マナに到達したときに《謎めいた命令/Cryptic Command》を使いまわすのなんて垂涎モノだ。
それにもうちょっと軽い呪文を入れたいね。多分《思案/Ponder》の枠になるかな。またフェッチランドと一緒に使えるしね。
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、それに《ルーンのほつれ/Rune Snag》をうまく同居させれるかどうかは分からないけど、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》は是非入れたい。
瞬唱が入ってもデッキの動きは変わらないだろうから、今回の企画を通して、どのデッキ相手が不利か理解する参考にはなるだろう。
でも、イニストラード参入後には瞬唱ことティアゴ・チャンをどう組み込めばいいかは考えておこう。
明日はまた、オーウェン・ツァーテンウェルド (Owen Turtenwald)を相手にするよ。今回の奴はアグロなデッキを乗りこなすぜ!
LSV
http://www.channelfireball.com/articles/running-the-modern-gauntlet-next-level-faeries-vs-living-end/
「モダンの有力デッキテスト」 ネクストレベル・フェアリー vs. 死せる生
Luis Scott-Vargas 2011年10月9日
有力デッキテスト企画、Running the Gauntletへようこそ!
今日はフェアリーをテストしていくけど、最初に少し言わせてくれ。
まず、今マジックオンラインはイニストラード導入前だ。
イニストラードが参入したらモダンに影響があると思うけど、何もしないよりは何かコンテンツを追加した方がいいと思ったんだ。
何せイニストラードが入ったら色々と撮りたいビデオがあるからね。
レガシー、モダン、スタンダード、ドラフト。時間がいくらあっても足りないよ。
だからちょっとズレてたとしても、いくつかビデオを先にアップしておくのがいいと思ったんだ。
下に今回使ったリストをアップしておくよ。
3:《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
4:《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2:《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
3:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2:《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
4:《謎めいた命令/Cryptic Command》
3:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
4:《流刑への道/Path to Exile》
4:《ルーンのほつれ/Rune Snag》
3:《呪文嵌め/Spell Snare》
2:《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
2:《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》
3:《繁殖池/Breeding Pool》
2:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
7:《島/Island》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4:《変わり谷/Mutavault》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
サイドボード--- 15
1:《瞬間凍結/Flashfreeze》
1:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2:《否認/Negate》
2:《クローサの掌握/Krosan Grip》
1:《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》
2:《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
1:《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
2:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
2:《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》
1:《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
このデッキのリストは、ブラッド・シェパード(Brad Sheppard)の作ったのと共通してる点が明らかに多いだろう。実際、シェパードとは5ラウンド目で当たったな。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptphi11/dtSheppard
彼の使ってたデッキはそのときからとても強そうだったし、《雲上の座/Cloudpost》が禁止されたとなればより強化されたとしか考えられなかったんだ。
相手にしたのは《死せる生/Living End》デッキ。戦ったのは他でもない、このデッキを考案したトラヴィス・ウー(Travis Woo)だ。
ゲームは動画を見てくれ。
Running the Modern Gauntlet Next Level Faeries vs Living End Match 1, Game 1
http://bcove.me/dr1hu24u
(元記事 http://www.channelfireball.com/articles/running-the-modern-gauntlet-next-level-faeries-vs-living-end/ )
死せる生 デッキ紹介・カード考察 http://bcove.me/rr2ixrsh
注:残念ながら、トラヴィス・ウー側のゲーム映像が技術トラブルにより失われてしまいました。代わりに死せる生デッキのカード紹介を入れましたので、楽しんでいただければ幸いです。
サイドボード前
気の抜けないゲームだった。
こういうマッチアップで楽しいのは、たくさん「マジック」ができるってことだ。
モダンの禁止についてあれこれ言うことはできるけど、環境が対話の必要な方向に向いたことは間違いない。
1ゲーム目はかなり危うくて、4ターン目以降は本当にフルタップできないし、3ターン目すらフルタップしたくないことすらままある。でも盤面でプレッシャーをかけていかないと、いずれどでかい《死せる生/Living End》を解決されてしまう可能性が高い。
《悪魔の戦慄/Demonic Dread》ばかり引いて《暴力的な突発/Violent Outburst》を引かないなんてとき、続唱つきの呪文よりも多く打ち消しを引くってのもなくはないけど、まあそれを当てにはしないかな。
理想的には、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》と《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》をちょうど1枚ずつ引いて、《死せる生/Living End》を撃つ体制が出来上がる前に場に置いておけたるといい。そうすれば打ち消しは何枚も引かなくても1,2枚使えば勝てる。
こういう展開だと《ルーンのほつれ/Rune Snag》が活きてくるんだよね。展開できないときは待ちで回避されちゃうからな。
サイドボーディング
入れ替えは結局、こんな具合にするのが一番いいと感じた:
IN
1:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1:《瞬間凍結/Flashfreeze》
1:《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage》
1:《否認/Negate》
2:《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
OUT
3:《呪文嵌め/Spell Snare》
3:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
相手が《鋳塊かじり/Ingot Chewer》を入れてくるとしても、《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》と《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》は入れておいていい強さだと感じた。
サイドボード後
サイドボードを散らしてあるせいで、サイド後もそこまで違って見えなかった。
フェアリーの方が死せる生よりもサイドボードの恩恵を受けられると思う。死に牌の《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》と《呪文嵌め/Spell Snare》を抜けるからだけど、サイドインして致命的なカードは1枚しかなかった(《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》のことね)。
フェアリーの場合もっとはっきりと相手を絞ったサイドボードが作れるだろうけど、テストするときにはなるべく散らして色々なカードを入れるようにしてるんだ。
確定カウンターと遺産を追加したのはかなり良かったし、《誘惑蒔き/Sower of Temptation》も素敵だった。
《死せる生/Living End》をされても、戻ってくるのが少数なら誘惑蒔きで何とかなったりしたからね。《死の一撃のミノタウルス/Deadshot Minotaur》や《叫び大口/Shriekmaw》には弱いとしてもだ。
テストを終えて
対戦相性は5分5分といったところで、直すならサイドに遺産を1,2追加したいってところか。
《死せる生/Living End》デッキが人気になると思うなら入れてみてもいいけど、人気が出なければ1枚で何とかなるだろう。
死せる生はレガシーのドレッジデッキじゃない。墓地対策がなければ辛い試合になるとはいえ、まだ駆け引きの必要なゲームだからだ。
トラヴィスと話したんだけど、ゲームの多くはお互いがどう判断をするかで結果が変わってくるものだったんだ。そういう駆け引きの介在するゲームって好きだね(それと、《誘惑蒔き/Sower of Temptation》に撃つはずだった《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》を、ミスクリックで間違って自分のクリーチャーに撃った試合は明らかに彼の勝ちだった。面白かったけどね)。
イニストラード参入後
イニストラードから入れたいと思ってるカードがあるんだ。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》を使うデッキにして作りかえるって案だ。なにせあいつは明らかに強すぎだからね。
瞬唱で《流刑への道/Path to Exile》を使いまわすのもいいし、6マナに到達したときに《謎めいた命令/Cryptic Command》を使いまわすのなんて垂涎モノだ。
それにもうちょっと軽い呪文を入れたいね。多分《思案/Ponder》の枠になるかな。またフェッチランドと一緒に使えるしね。
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、それに《ルーンのほつれ/Rune Snag》をうまく同居させれるかどうかは分からないけど、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》は是非入れたい。
瞬唱が入ってもデッキの動きは変わらないだろうから、今回の企画を通して、どのデッキ相手が不利か理解する参考にはなるだろう。
でも、イニストラード参入後には瞬唱ことティアゴ・チャンをどう組み込めばいいかは考えておこう。
明日はまた、オーウェン・ツァーテンウェルド (Owen Turtenwald)を相手にするよ。今回の奴はアグロなデッキを乗りこなすぜ!
LSV
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