【翻訳】イニストラード・レビュー 青 part3 (by LSV)
2011年10月9日 翻訳 ◆ part 3
イニストラードレビュー 青
Innistrad Set Review Blue
Luis Scott-Vargas, 2011年9月27日
http://www.channelfireball.com/articles/innistrad-set-review-blue/
イニストラードレビュー 青
Innistrad Set Review Blue
Luis Scott-Vargas, 2011年9月27日
http://www.channelfireball.com/articles/innistrad-set-review-blue/
《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》
構築3.0点
俺でデッキを作れっていうアーキタイプの中核を
そのアーキタイプが強いって言ってるわけじゃないよ。でもテストはされるだろうね。
装備やオーラを呪禁持ちのこいつや《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》につけるってアーキタイプで、成功の度合いはまちまちだろうか。
剣が安全に運用できたのは昔の話で、アーティファクト破壊が普通に入るようになってるからね。
《古えの遺恨/Ancient Grudge》は特にきっつい。だから《天使の運命/Angelic Destiny》や《好奇心/Curiosity》みたいな選択肢の方がやってみる価値があるかもしれない(ブライアン・キブラーがツイッターで呟いたときそういう結論になった。ははっ)
リミテッド2.5点
パワーを上げる方法が一切ないとか、使い道がないのなら(何が言いたいか知りたいなら、どういうことか分かるよね)、あんまり強くはないね。
1体1/1がいるだけじゃクロックとして速さが足りない。
でも一方で、《肉屋の包丁/Butcher’s Cleaver》みたいなものが何かあれば、簡単マジックだ!
包丁はちょっと理想すぎるけど、他のそこそこの装備でもステキだし、《上座の聖戦士/Elder Cathar》のカウンターを忍び寄りの上に載せるとかも、ありきたりながら強いね(人間やめてなかったんだな)。
《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》
構築2.0点
3マナで勝利できる可能性があるってだけで考える価値がある。特に勝利条件が現実的なやつはね。
使われるならライブラリーを消し飛ばしてくれるカードが何枚もある下の環境かな。
《地ならし屋/Leveler》よりは《預言する妖術使い/Divining Witch》がいいような気がする。《Thought Lash》ですら、勝ちにいくときに守ってくれるって意味でいいのかもしれない。
自力で守らなきゃいけない2/2でしかないこいつに全財産一点張りとはいかないが、使う人がいても偏執狂とは呼ばないよ。
リミテッド2.0点
いや、腐っても3マナ2/2だよ。
自分のライブラリーを削るナニかがあれば、勝利条件としてバックアップがあっても悪くないさ。ましてや大富豪(大貧民)の革命みたいな、対戦相手の「勝ったな(迫真)」をまくれるとくればね。
ライブラリーが無い状態で、墓地に《熟慮/Think Twice》を置いてこいつを出すなんて凄いと思わないか?ターンを返すと負けるから除去らなきゃいけないけど、除去に対応して《熟慮/Think Twice》すればいいなんてね。
《ランタンの霊魂/Lantern Spirit》
構築1.0点
俺の魂は青レビューで燃えてるぜ。大半のカードはこんなんだとしてもね。
リミテッド3.0点
3マナでパワーが2あって自身を守れる飛行とくれば、大概の戦闘であっさり死ぬとしても抜けるカードじゃない。
スピリット・トークンがいたるところに出てくるこのセットだと、タフ1の飛行は弱いけど、早く取りたい1枚だね。
《霧の中の喪失/Lost in the Mist》
構築1.0点
他にいいカードがいっぱいあるので、指摘しなきゃなるまい。《謎めいた命令/Cryptic Command》と比べると、大切なモードを喪失してると(そして失った代わりに1マナ重くなったと)。
リミテッド2.5点
マナカーブの一番上に来るようにすると完璧だ。盤面を掌握した上で、こいつを握って土地を立てておけばまず負けないだろう。
そうは言っても、押されてるときに5マナのカウンターは最高とはいえない。対戦相手が見境なしに突っ込んでくるタイプだと特にね。
こいつを警戒したプレイをするか、それとも突っ込むかで勝敗が変わってくることが多いだろうね。勝てる側に回りたいもんだ。
《ルーデヴィックの実験材料/Ludevic’s Test Subject》
構築1.0点
ひっどいカードだ全く。
こいつに抵抗があるのは、このカード、まるでレベルアップクリーチャーみたいじゃないか。
確かにインスタントスピードでレベルアップできるけど、そうでなければ《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》とどう違うわけ?
この楽しくて雰囲気に溢れたセットで、コンセプトもいいのに(実験室で怪物が育つとか、すげえ!)、ちょっと残念だ。
あー、うん。フレイバーテキストはスゲー気に入った。
リミテッド3.0点
デイヴィッド・オチョアが土曜日のシールドで毎回こいつを出して勝ってるのを見たから、ちょっとそれに囚われてるかもしれないけど、まあ強いわな。
シールドで使う方が強いけど、ドラフトでも普通に強い。
13/13はまさに怪物的なサイズだし、毎回使わないと勝てないカードってわけでもない。
それに、変身前の状態でもブロック要因として十分で、実際大した卵だと思うよ。
《その場しのぎのやっかいもの/Makeshift Mauler》
構築1.0点
真っ先に挙がるリストラ要員。スペックとコストを見てみて、こいつを使うには旨味が必要なはずなのに、逆に短所があるとはね。
リミテッド3.0点
デカいコモンで、それなりに出しやすいとくれば、こいつはまさにスカーブ族の厄介者だ。
青で最高のデッキが組めたら、ありったけこいつを詰め込んで、それをサポートするカード、それにドレイクちゃんと、できれば《スカーブの大巨人/Skaab Goliath》まで運良く取れたら入れる、そんなデッキになるかな。
今回青にいくつかデカブツがいるのが嬉しい。
俺は使うのに工夫が要るデカブツが好きで、こいつはまさにそんなクリーチャーだ。
《記憶の旅/Memory’s Journey》
構築2.0点
《クローサ流再利用/Krosan Reclamation》は当時色々と使われてたけど、こいつは25%お値段が下がって50%増量してる。それに青くなった。
これだけのおまけがあるんだから、使われる「かもしれない」カードとして有力だろう(《クローサ流再利用/Krosan Reclamation》が無意味に弱いって言ってるわけじゃないよ!)
この効果が必要になったらお声がかかるだろう。たとえ必要かどうかが明確じゃなくてもね。
リミテッド0.5点
こいつはサイドボード中のサイドボード。比類なきサイド用カードだ。
イニストラードを含めて、メインデッキにこういうカードを入れたいと思えるセットって最近なかったと思うんだ。
墓地を利用してナンボというかそれしかないようなデッキを相手にするなら、いいかもしれないけどね。そんなことはまずないと思うけどな。
《精神叫び/Mindshrieker》
構築1.0点
呪禁があれば使ってみようと思ったんだけどねー。タフ1のクリーチャーにマナをつぎ込んでデカい1発を期待するってのは、構築でやりたいことじゃないんだな。
それよりは1マナを並べて殴りたいのは確定的明らか(ナカティルとかナカティルとか)。
リミテッド4.0点
どうだい《漂う影/Drifting Shade》って強いと思った?
うん、まあ俺は強いと思った。それに《魂の消耗/Consume Spirit》とかもね。それはそうとしてだ。
《精神叫び/Mindshrieker》は超速いクロックで、戦闘で討ち取るのも困難だ。それに最悪でもライブラリー破壊に使える。
こいつがどれだけ大きくなるか分からないから、立ってられると攻撃にも行けない。それにキッチリダメージで落とそうとしても大概の除去をかわしちまうよ。
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