【翻訳】イニストラード・レビュー 白 part2 (by LSV)
2011年9月29日 翻訳 コメント (5)◆ part 2
イニストラードレビュー 白
Innistrad Set Review White
Luis Scott-Vargas, 2011年9月25日
http://www.channelfireball.com/articles/innistrad-set-review-white/
イニストラードレビュー 白
Innistrad Set Review White
Luis Scott-Vargas, 2011年9月25日
http://www.channelfireball.com/articles/innistrad-set-review-white/
《上座の聖戦士/Elder Cathar》
構築1.0点
何の咎めもなく他のカードに+1/+1カウンターを置けるなんて。流石聖戦士(笑)
リミテッド3.0点
こいつもまた、白のテーマによく合ったクリーチャーだ。でも《宿命の旅人/Doomed Traveler》たちと違って、他のカードと特に組み合わさらなくても強い。他のクリーチャーさえいればいいんだからね。できれば人間がいいけど。でもどんなタイプのクリーチャーだっていいんだ。
《精鋭の審問官/Elite Inquisitor》
構築2.0点
《幽体の乗り手/Spectral Rider》よりこいつと組みたくなるくらい、吸血鬼、狼男、ゾンビが多ければってところか。でも乗り手にしろ審問官にしろ、どっちかを入れたくなるデッキがあるなら、両方採用すると思うよ。
リミテッド3.5点
リミテッドでは2マナ2/2先制攻撃、警戒はまさに「精鋭」っていって差し支えない。しかも結構な数のクリーチャーに対してプロテクションが見込めるのも悪くないだろう。それにこいつはレアだからね。警戒されるようなこともないだろうし。
《戦慄の感覚/Feeling of Dread》
構築1.0点
名は体を表す。構築では戦慄すべき弱さ。
リミテッド1.5点
効果自体は強い。噛み合う状況なら無類の強さといってもいいけど、ただその噛み合う状況がそうそう起こりそうにないってのが困りものだ。
こいつは実際のところ2色で、1回使うだけじゃカード1枚使うにしては美味しくない。こいつを入れたくなるデッキなら攻撃的に組まないといけない。これを入れたいと思うデッキは、本当にこいつが欲しいと思うだろうけど、戦慄すべき遅い順目まで回ってくると思うよ。
《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》
構築2.5点
構築で本当に使いたいと思ったカードの紹介は、これが初めてかな。クリーチャーを並べるデッキのミラーでテンポを取るからね。
単に相手の展開を遅くするためだけに出してもいい。いずれにせよ、恒久的な対策にはならないんだから。
立った3マナにしては、十分な仕事をするさ。色々なデッキで見かけるんじゃないかと思うな。
リミテッド4.0点
肝心な時に死ぬという不幸な副作用があるものの、こいつを流すことはそうないはずだ。
もしサクり台があるなら、追放の効果がスタックにあるうちに生贄に捧げて、対象を完全に追放してしまってもいい。そうすれば除去にもなるからね。
《絞首台の守部/Gallows Warden》
構築
宙ぶらりんにしておくつもりはないさ。でも評価がどうなんて分かりきってるだろ?
リミテッド3.5点
おまけはさして重要じゃない。こいつに頼って除去で吹っ飛ばされたくはないだろうからね。でも基本スペックだけで十分注文には応えてると思わないか?
3/3飛行は3/3飛行であって、それが弱くなるほどイニストラードは超速環境というわけじゃない。
《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk》
構築2.5点
《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger》が帰ってきた。ヤギはいつでも大好きなんだぜ。
まあ元のレインジャーに比べれば弱いかもしれないけど、7/7より大きくなるかもしれないってのは面白いな。
白ウィニーに2枚くらい、重いところとして刺してみていいかもしれない。
リミテッド4.0点
こいつは油を売っちゃいないで、場に出てきたとき既に2体お仲間を連れてくる。そして大体盤面を支配できるだけ大きくなる。
相手に除去があっても、交換としちゃ悪くない。戻せる手段があれば尚ベターだな。
《幽霊の憑依/Ghostly Possession》
構築1.0点
現実に幽霊が見れるのと同じくらいの確率で構築にも出てくるかもな。もし俺が憑依されてれば(ゴニョゴニョ)
リミテッド1.0点
《災難の瀬戸際/Brink of Disaster》と違って全くそそられない件。
一番面倒なのを止められるけど、そいつが今度はこちらの一番強いクリーチャーを、飛んでようが飛んでまいが問答無用で止められるブロッカーになるんだぜ。
耐えて後半にもつれ込めば必勝とか、トークンの群れで押しつぶすとか考えてるなら効果的かもね。でもそうでないなら、よっぽど使うものに困ってない限り使わないだろうな。
《無形の美徳/Intangible Virtue》
構築1.0点
《清浄の名誉/Honor of the Pure》よりもこいつが劣ってる理由は形がなくてもしっかり見える。
大概のクリーチャーはこいつで強化されない上に、大概のトークンは白いからどのみち《清浄の名誉/Honor of the Pure》で強化される。
警戒がつくからって格差が埋め合わされるほどじゃない。
リミテッド1.0点
こいつを使うとしたら前提としてまずトークンを3,4体は出せるようにしなきゃならない。そうそうできることじゃないよな。このカード自体は強いんだよ。それは覚えておいていいけど、早めに取ってこいつ前提の構築をしないように。上手くいかないかもしれないぞ。
《霊廟の護衛/Mausoleum Guard》
構築1.0点
前のと違って、こいつは《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger》じゃない。
リミテッド3.0点
《霊廟の護衛/Mausoleum Guard》は使ってみてかなり感触が良かった。
大体の場合で1対複数交換を取ってくれるし、チャンプブロックを強制されるときでも何ターンもライフを守ってくれるんだ。
白の濃いアーキタイプではキーカードになりそうだね。
《弱者の師/Mentor of the Meek》
構築3.0点
こいつがやろうとすることはいいねー。何せちょっとした支払いでで大きな見返りが手に入るんだから。
白ウィニーデッキが数枚のカードを引いたからって、覆せないほどの有利を築けるかは分からないけど、多色デッキで妨害手段も多少積んであれば間違いなくアドバンテージが稼げるだろう。
ただこのカードを使ってアドを取ろうとする限り、代償としてゲーム展開が大幅に遅くなるってことは覚悟しよう。
マタイによる福音書にある通り、柔和な人々は地を受け継ぐ、だ。この場合は弱い人々は戦場を受け継ぐってところか。
こいつを上手に使えるといえば、まず明らかに《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》デッキは恩恵を受けるだろうね。《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》、《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》、《迫撃鞘/Mortarpod》、《粗石の魔道士/Trinket Mage》、《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》、それに《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》まで、恩恵を受けられるんだから。
この師匠はさながら5~8枚目の聖騎士ってことになるかな。手がつけられない大暴れができるかもしれない。
《出産の殻/Birthing Pod》デッキでも生きるかな。肝心の殻を引かないときに、マナクリーチャーでカードが引けるからね。それに《幻影の像/Phantasmal Image》のコピー対象としても素敵だ。
こいつは実にいいカードだ。色々なデッキでやっていけるだけの力があると見たね。
リミテッド4.0点
リミテッドで活用するのは難しくない。90%以上の白のクリーチャーが場に出れば能力が誘発するし、トークン生産とも相性がいい。
もちろん、何も考えず初手級だ。
コメント
弱者の師はやはり点数高いですね。リミテッドで大分暴れられたので構築でも楽しみな1枚♪
いつもコメントありがとうございます!
まだ弱者の師は使っても使われてもいませんが、この効果ですからね。弱いはずがない。
構築だと微妙かなと思っていましたが、できる子みたいですねえ。
リンクあざーす!こちらからもリンクさせていただきますね。
> 読者さん
多様な意見が見れて面白いですよね。
誰でも投稿して好き勝手言えるのはいいことだと思うんですよ。
だからこそドラフトが面白い。