【翻訳】イニストラード・レビュー 白 part1 (by LSV)
2011年9月29日 翻訳 コメント (6)◆ (一日10枚、セット全体が264枚なので1カ月を目安に翻訳します。1カ月経ったころには情報の価値がないかもしれないというのは秘密)
イニストラードレビュー 白
Innistrad Set Review White
Luis Scott-Vargas, 2011年9月25日
http://www.channelfireball.com/articles/innistrad-set-review-white/
さて、イニストラードのセットレビューへようこそ!
さて、今日は白を下のランキング表を使ってみていくよ(もう慣れたかな。目安になるといいんだけど)
イニストラードレビュー 白
Innistrad Set Review White
Luis Scott-Vargas, 2011年9月25日
http://www.channelfireball.com/articles/innistrad-set-review-white/
さて、イニストラードのセットレビューへようこそ!
さて、今日は白を下のランキング表を使ってみていくよ(もう慣れたかな。目安になるといいんだけど)
構築
5.0点:全フォーマットで大活躍。価格も大高騰 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4.0点:環境定番のカード。 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》、《定業/Preordain》。なんだけど禁止されたからね。《沸騰する小湖/Scalding Tarn》とか《四肢切断/Dismember》って言っておこうか。
3.5点:色々なデッキで使えて強いけど、必須とまではいかない。 《怒り狂う山峡/Raging Ravine》、《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
3.0点:アーキタイプが合えば必ず入る。 《呪文貫き/Spell Pierce》、《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
2.5点:定番として使われるデッキもあるけど、必須ではない。 《不屈の自然/Rampant Growth》、《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》
2.0点:隙間を埋めてくれるカード。サイドボード要因や、強いけどまだ居場所のないカード。 《天界の粛清/Celestial Purge》(結構2.0点がつくカードは多いけど、2.0点がついたら説明が重要だって考えてくれ)
1.0点:使われることもあるかもしれない。 《空虚自身/One with Nothing》(これすらハウリング・オウル相手に使われたことがある。あまり意味がない気もするけれど)
リミテッド
5.0点:何があろうとも使う。それだけ。
4.5点:他に何が取れてようとも間違いなく使うレベル。
4.0点:それだけのために色を散らす価値がある。
3.5点:見たらその色に行こうと思う。
3.0点:その色が使いたくなる。色が合うなら100%使う。
2.5点:このレベルのカードが何枚も取れたら色は確定。色が合うならほぼ間違いなく使う。
2.0点:色が合うなら大体使う。70%くらいの確率で使う。
1.5点:メインには半々くらいの確率でしか入らない。50%で使うかも。
1.0点:これを使うようじゃ酷いデッキだと思わざるを得ない。30%くらい。
0.5点:サイドボードとして使うことを考えなくもない。でも絶対にメインに入れない。10%くらいの可能性で使う。
0点:メインだろうとサイドだろうと、絶対に使わない。
《修道院のグリフィン/Abbey Griffin》
構築1.0点
構築でこんなカードが間違って使われたりしないよう、警戒しておかないとな。
リミテッド3.0点
4マナ2/2飛行と言えば昔ながらのいいカード。今回もそれは変わらない。
2/2で警戒ってのは大したおまけじゃないが、それが役に立つゲームもあるだろうな。特に良い装備品に恵まれたりすればね。
《天使の監視者/Angelic Overseer》
構築1.0点
《模範の騎士/Knight Exemplar》みたいに、機能するのに2枚のカードが必要で、それでも1枚しか守れないってのがね。
ま、5マナで何に対してでも死ぬクリーチャーだ。トーナメントで悩みの種になるなんてそんな多くはないと思うけどね。
あと、なぜ絆魂を取ったし。
リミテッド4.0点
5点って打点だけじゃない。適当な白のコモンクリーチャーが場に出ていれば、対戦相手は大体こいつに対して何も出来ない。つまりそういうことだ。
《アヴァシン教の僧侶/Avacynian Priest》
構築1.0点
構築でタッパーの居場所はないって言って終わりたいところだけど、GPピッツバーグで使ったデッキに《ギデオンの法の番人/Gideon’s Lawkeeper》をちょっと怪しいと思いながら使って、結構強かったんだよ。
まあそうは行っても、こいつは《ギデオンの法の番人/Gideon’s Lawkeeper》より2倍も重くて、たまにタップできないこともある。無視でいいわな。
リミテッド3.5点
タッパーはタッパーだ。マッチアップによっては寝かせたいものを寝かせられないかもしれないけど、それでも平均以上には強いだろう。
人間単とカチ合わないように祈ろう。そうでなければ十分強い。
《信仰の縛め/Bonds of Faith》
構築1.0点
信仰に篤い読者なら、俺がオーラに高い点数をつけないってことは知ってるよね(正直誰も高い点はつけないけどな)、だからこれに1.0点をつけても驚かないだろ?
リミテッド3.5点
このカードはとっても気に入った。《巨人の力/Giant Strength》をより素敵にする最高の方法だと思った。
人間に対しては除去にならないって欠点も、デザインとして非常に感心した。
こういう部族カードは好きだね。《火花鍛冶/Sparksmith》とか《銀エラの消し去り/Silvergill Douser》みたいなナンセンスなのとは大違いだ。
《教区の勇者/Champion of the Parish》
構築2.0点
つまりこいつはちょっとサイズが小さくて、レアリティの高い《ハーダの自由刃/Hada Freeblade》ってわけだ。あと同盟者だけじゃなく人間がいるとボーナスがもらえる。
こいつが死にやすくなければ使われると思う。でも、最初の数ターンに除去が飛んできたらどんな除去でも大体こいつは落ちるし、後半に大きくなってもやっぱりこいつは死ぬ。
白のビートダウンデッキができれば、自然と人間単みたいになるだろうから、使われるのかもしれない。でも恩恵を受けてもそんな壊れた強さではないのが気になってしまうかな。
リミテッド2.5点
白が濃くて、こいつを入れない白デッキを作るなんてことはまずないだろうけど(5体以上人間がいれば十分だ)、馬鹿げた強さではないよな。優良コモンには負けるけど、早めに取れれば喜んで。
《礼拝堂の霊/Chapel Geist》
構築1.0点
こいつが構築でよく使われるとは思えない。礼拝堂で霊を見るのと同じくらい疑わしいと思う。
リミテッド3.0点
白白とはいえ、飛んでるタイガ猿だぜ。
こういうカードをドラフトで取ると、10:7の土地配分で2色デッキをやることになりそうだ。ちょうどM12の《鎧の軍馬/Armored Warhorse》みたいにね(でもこいつはその価値がある
《修道院の若者/Cloistered Youth》
構築2.0点
悪くない。こいつが欲しくなる白のビートダウンデッキさえあれば(そして大体、そんなデッキは存在しないんだが)。
2マナ3/3ってのは悪くない。ライフ損失も、余計なマナを支払ったり変なことを要求されるよりずっといい。
《教区の勇者/Champion of the Parish》の能力も誘発するしね。
リミテッド2.0点
3ターン目に殴れる3/3ってのは強いけど、使ってみればみるほどこいつは好きじゃなくなった。
毎ターンライフが減るのは結構痛い。しかもコモンにこいつが動けなくなるエンチャントが3種類もあるときたら相当だ。
こいつを変身させると面倒だよ。
それにダメージレースになったとき、チャンプブロックで凌がれてこちらが負けたなんてなりかねない。
こいつ自体は及第点だけど、そんなに強いとは思わないかな。
《安らかに旅立つ者/Dearly Departed》
構築1.0点
構築で4マナ以上をキッチリ支払わなければならないなら、よくよくその価値があるか考えないといけない。こいつにその価値があると思ったら、キミの常識は旅立ってしまったとしか言えないな。
能力は結構イカすけど、こいつを使いたくなるようなデッキでは安くこいつを墓地に落とせないんだ。
全体強化が欲しければ素直に《清浄の名誉/Honor of the Pure》でも使っておくといいよ。6マナ域が欲しいなら《太陽のタイタン/Sun Titan》をどうぞ。
リミテッド4.0点
ヤッホー、ドラゴンだ!
色さえ合えばどんなデッキにでも入る基本スペックのあるクリーチャーに面白い能力がついてるときって、評価するのも楽しいよね。
《神聖なる報い/Divine Reckoning》
構築1.0点
このカードに報復するわけじゃないけど、強くはないと思う。構築のデッキは大体、一番強いクリーチャーが1体生き延びれば相手を倒せるように作ってあるもんだ。そしてそんなのが何体も並んでるってのが普通さ。
こういうのは好きなんだけど、全除去と組み合わせて面白いと思える効果じゃないかな。フラッシュバックがついててもそれは変わらない。
リミテッド3.0点
《神の怒り/Wrath of God》やその亜種全てに言えることだけど、相手に気取られないときは強い。
相手の爆弾カードに対しては弱いけど、速攻に強いし、特にトークンを並べてくる戦略に対しては別格だ。
フラッシュバックでも強烈にアドを取れるようなことにはならないだろうけど、何もないよりはいいしね。
《宿命の旅人/Doomed Traveler》
構築1.0点
まずクリーチャーを生贄に捧げて美味しい方法を考えよう。それでもこいつはリミテッドから構築へ旅することは永遠にない宿命なんじゃないかと思うけどな。
リミテッド2.5点
思ったよりもやりよるってのが印象。
シールドではそれほど強くなかったけど、ドラフトでは実に仕事をした。
こいつは《スレイベンの歩哨/Thraben Sentry》と《物騒な群衆/Unruly Mob》なんかの入った、白のトークン・生贄デッキの戦略に実によく合う。それに《悪魔の長帷子/Demonmail Hauberk》なんかとも噛み合うしね。
そういう利用の仕方がないなら、大した強さじゃない。緑に対しては有効だし、サイドボード要員ではないな。
コメント
元記事も目は通しているのですがちょっとややこしい構文とか言い回しで???となってしまってるので大いに助かります。
ブロックフォートは個人的には見やすくて良いと思いました。
リミテッドにも、翻訳にも参考にさせていただいてます。今後もよろしくお願いします。
《修道院の若者/Cloistered Youth》はフレイバー的にはいいと思うんですが(昼は大人しく、夜は憑かれたように暴れだす)、やっぱりリミテッドだと弱そうですね。
ところでレイアウトに関する個人的な感想ですが、カード名だけ青文字にすればどこからが次のくくりなのかが分かりやすいかも、と思いました。ご参考までに。
勝手ながらリンクさせで頂きました。
以前がら翻訳記事など楽しみにさせて頂いておりました。
これからもよろしくお願いします。
良記事なんて……ありがとうございます!!
元記事に加えて目を通していただけるとは嬉しいですね。
ブロッククォートについてコメントありがとうございます。ふむ、これはこれからも続けてみよう。
> ゼノさん
バッタさん!バッタさんじゃないか!!
あーざーす!
> こばたつさん
どうもありがとうございます。
参考になれば何よりです。まあ本人がリミテッドまだまだ初心者なので……早く上手くなりたいです!!
> re-giantさん
今回ばかりはいけそうな気がしてきた!
若者はフレイバーいいんですが、こいつ元に戻れないのでその点がフレイバー的にも惜しいですね。
カード名青文字のアイディア、いただきです!今日の更新分で試してみます!
> いるみねいとさん
リンクごっちゃんです。
暖かいコメントでこのブログは更新できてます。ぺこり。