◆ Magic TV: Show #101 – Innistrad Prerelease Weekend
http://www.channelfireball.com/video-archive/magic-tv-show-101-innistrad-prerelease-weekend/
Tristan Shaun Gregson, Luis Scott-Vargas 2011年9月22日
※ いつもの全訳ではなく、動画でLSVが述べている雑感を大雑把にまとめたものになります。ご承知おきください。
※ Hotmilkさんのコメント欄にて、記述が間違っていることに気付きました。
LSVは間違っていませんね。訂正しました。深夜テンションは大体朝になって後悔するのさ…… m(._.)m
「スカーブ」サイクルとでもいうのか、デカい青のクリーチャーは強い。神話レアの殲滅者を筆頭に、《縫い合わせのドレイク/Stitched Drake》、《甲冑のスカーブ/Armored Skaab》などの、クリーチャーカードを追放して出る奴らが優秀。
もちろん唱えられるようにお膳立てする必要はある。入れるなら唱えられるようにデッキを構築すること。たとえばドレイクは3マナだけど、3マナで出せると思ってデッキを組まない方がいい。
青のホムンクルスを製造する《縫い師の見習い/Stitcher’s Apprentice》と、こいつらのシナジーには見るものがある。適当なクリーチャーを2/2にして、かつスカーブの餌を供給できると思えば強い。
ついでにフラッシュバックするカードとも相性がいい。
スカーブのためにライブラリーを削って、フラッシュバックで無駄なく利用というのは素晴らしいシナジーといえるだろう。
フラッシュバック付きインパルスとでも言うべき、《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》は高評価。
もちろん普通に入れてもスカーブ強いんだけど、マナカーブを考えるときにはよく考えよう。
しつこいけど、たとえばドレイクを3マナで出せると思わないこと。ドレイクとファッティだけとかいう構成とかダメだからね。こいつらに頼るなら低マナ域がデッキ構築で重要になる。
狼男は大体変身した方が強いが、デッキ構築の段階から、たとえば「3tにこいつを置いて4マナ域を0にすれば、4tに反転する」などのように、拘りすぎるべきでないかも。ゲームの中で場面場面でどう変身させるか考える方が良さそうに思える。まあ人狼を入れるだけでデッキの作り方が変わるとは思わない。
人狼を入れるなら変身できるようにしたいが、デッキ構築の段階から変身することに拘りすぎない方がいいはず。
マナカーブは重要だけれど、完璧なマナカーブを刻むよりも、ボムとそれに対応する除去カードは重要。これはシールドの基本だけど、イニストラードでは特に必要なことだと思う。
人狼が出て変身されてしまったときに、元に戻すためにもインスタントは少し優先して入れてもいい。2つの呪文を唱えると~という条件はお互いの呪文をカウントするから。
人狼が出て、相手が反転させようとしたときにそれを妨害するためにインスタントを握っておくのは有効な戦術。また、実際に反転されたときに元に戻すために軽い呪文を持っておいて、2つ唱えやすくするのもいいだろう。
部族テーマには意味がある。
でもたとえば、除去が特定の部族を消せないからといって拘りすぎる必要はない。
部族デッキでもメイン部族以外のクリーチャーも入ってる。そいつらに対しては、《信仰の縛め/Bonds of Faith》は平和な心だし、《夜の犠牲/Victim of Night》は破滅の刃だ。
色によって部族の偏り(例:白=人間)はあるので、それはそれで意識すること。
たとえば人間デッキを作って、人間に効かないタッパーを入れるとき、人間ミラーになったらどうするかはデッキ構築のときから考えておきたい。
プロテクション(人間以外)とかは刺さる相手には刺さる
デッキを作るときには意識して。ただし積極的に入れるカードではない。
特定の部族を強化するエンチャント、具体的には狼男を強化する《昇る満月/Full Moon’s Rise》などはどうだろうか。
デッキ自体を狼男に寄せて、人狼デッキを組むのはシールドデッキでは微妙じゃないだろうか。狼男デッキを作るよりは、普通のデッキに人狼を入れる方が良さそうだ。
メインデッキに《昇る満月/Full Moon’s Rise》を入れるなら、狼男5枚が目安だろうか?
まあスポイラーを見ただけじゃわからないが。
反対に《月霧/Moonmist》みたいな、シャクる可能性のあるカードは面白い。
濃霧はアドを失うが、アドが取れるかもしれない濃霧は強い。
部族アドといえば、他には対象限定グレイブディガーの《グール起こし/Ghoulraiser》などは、ゾンビが少なくても使えるレベル(3体くらいでも)。
対象がランダムでも、強いのを回収できれば十分だから。
全局面を想定するというより、《願い事/Make a Wish》みたいに、ライブラリーアウト狙い相手にだけ刺さるカードも多いね。
装備が多くて、人間とシナジーを形成するものが多い。コモンアンコモンに多いのも特徴だろう。
ミラディンの《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》みたいに、積極的に使ってアグロに寄せる戦略も考えられるだろうか?
もともと装備はシールドでとても強い。軽いクリーチャーも強くなる。タフを上げる方が評価は高い。もちろん人間で使えば美味いが、人間を使わないから使えない、のように考えることもない。逆に人間を核に組むなら点数は高くなる。
他の2つのキーワード、陰鬱とフラッシュバックは両方とも関連カードが強い。強いがデッキ構築の段階で意識しすぎることはない。つまり、フラッシュバックデッキを組む必要はないということ。また、たとえばライブラリーにカードを戻す《記憶の旅/Memory’s Journey》のように、アドを失うものもあることに留意。
しかし基本的にフラッシュバックは長期戦に強く、アドを取る。これは押さえておくこと。
http://www.channelfireball.com/video-archive/magic-tv-show-101-innistrad-prerelease-weekend/
Tristan Shaun Gregson, Luis Scott-Vargas 2011年9月22日
※ いつもの全訳ではなく、動画でLSVが述べている雑感を大雑把にまとめたものになります。ご承知おきください。
※ Hotmilkさんのコメント欄にて、記述が間違っていることに気付きました。
LSVは間違っていませんね。訂正しました。深夜テンションは大体朝になって後悔するのさ…… m(._.)m
「スカーブ」サイクルとでもいうのか、デカい青のクリーチャーは強い。神話レアの殲滅者を筆頭に、《縫い合わせのドレイク/Stitched Drake》、《甲冑のスカーブ/Armored Skaab》などの、クリーチャーカードを追放して出る奴らが優秀。
もちろん唱えられるようにお膳立てする必要はある。入れるなら唱えられるようにデッキを構築すること。たとえばドレイクは3マナだけど、3マナで出せると思ってデッキを組まない方がいい。
青のホムンクルスを製造する《縫い師の見習い/Stitcher’s Apprentice》と、こいつらのシナジーには見るものがある。適当なクリーチャーを2/2にして、かつスカーブの餌を供給できると思えば強い。
ついでにフラッシュバックするカードとも相性がいい。
スカーブのためにライブラリーを削って、フラッシュバックで無駄なく利用というのは素晴らしいシナジーといえるだろう。
フラッシュバック付きインパルスとでも言うべき、《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》は高評価。
もちろん普通に入れてもスカーブ強いんだけど、マナカーブを考えるときにはよく考えよう。
しつこいけど、たとえばドレイクを3マナで出せると思わないこと。ドレイクとファッティだけとかいう構成とかダメだからね。こいつらに頼るなら低マナ域がデッキ構築で重要になる。
狼男は大体変身した方が強いが、デッキ構築の段階から、たとえば「3tにこいつを置いて4マナ域を0にすれば、4tに反転する」などのように、拘りすぎるべきでないかも。ゲームの中で場面場面でどう変身させるか考える方が良さそうに思える。まあ人狼を入れるだけでデッキの作り方が変わるとは思わない。
人狼を入れるなら変身できるようにしたいが、デッキ構築の段階から変身することに拘りすぎない方がいいはず。
マナカーブは重要だけれど、完璧なマナカーブを刻むよりも、ボムとそれに対応する除去カードは重要。これはシールドの基本だけど、イニストラードでは特に必要なことだと思う。
人狼が出て、相手が反転させようとしたときにそれを妨害するためにインスタントを握っておくのは有効な戦術。また、実際に反転されたときに元に戻すために軽い呪文を持っておいて、2つ唱えやすくするのもいいだろう。
部族テーマには意味がある。
でもたとえば、除去が特定の部族を消せないからといって拘りすぎる必要はない。
部族デッキでもメイン部族以外のクリーチャーも入ってる。そいつらに対しては、《信仰の縛め/Bonds of Faith》は平和な心だし、《夜の犠牲/Victim of Night》は破滅の刃だ。
色によって部族の偏り(例:白=人間)はあるので、それはそれで意識すること。
たとえば人間デッキを作って、人間に効かないタッパーを入れるとき、人間ミラーになったらどうするかはデッキ構築のときから考えておきたい。
プロテクション(人間以外)とかは刺さる相手には刺さる
デッキを作るときには意識して。ただし積極的に入れるカードではない。
特定の部族を強化するエンチャント、具体的には狼男を強化する《昇る満月/Full Moon’s Rise》などはどうだろうか。
デッキ自体を狼男に寄せて、人狼デッキを組むのはシールドデッキでは微妙じゃないだろうか。狼男デッキを作るよりは、普通のデッキに人狼を入れる方が良さそうだ。
メインデッキに《昇る満月/Full Moon’s Rise》を入れるなら、狼男5枚が目安だろうか?
まあスポイラーを見ただけじゃわからないが。
反対に《月霧/Moonmist》みたいな、シャクる可能性のあるカードは面白い。
濃霧はアドを失うが、アドが取れるかもしれない濃霧は強い。
部族アドといえば、他には対象限定グレイブディガーの《グール起こし/Ghoulraiser》などは、ゾンビが少なくても使えるレベル(3体くらいでも)。
対象がランダムでも、強いのを回収できれば十分だから。
全局面を想定するというより、《願い事/Make a Wish》みたいに、ライブラリーアウト狙い相手にだけ刺さるカードも多いね。
装備が多くて、人間とシナジーを形成するものが多い。コモンアンコモンに多いのも特徴だろう。
ミラディンの《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》みたいに、積極的に使ってアグロに寄せる戦略も考えられるだろうか?
もともと装備はシールドでとても強い。軽いクリーチャーも強くなる。タフを上げる方が評価は高い。もちろん人間で使えば美味いが、人間を使わないから使えない、のように考えることもない。逆に人間を核に組むなら点数は高くなる。
他の2つのキーワード、陰鬱とフラッシュバックは両方とも関連カードが強い。強いがデッキ構築の段階で意識しすぎることはない。つまり、フラッシュバックデッキを組む必要はないということ。また、たとえばライブラリーにカードを戻す《記憶の旅/Memory’s Journey》のように、アドを失うものもあることに留意。
しかし基本的にフラッシュバックは長期戦に強く、アドを取る。これは押さえておくこと。
コメント
真剣に速いですね。
ありがたく読ませていただきましたm(_ _)m
この情報の速さをCFBが知ったら驚くだろうなぁ♪
相変わらずの仕事の速さに驚きです。
どうもどうも。情報は新鮮さが命ですのでね!
listenerさんの仕事もいつも早いので見習わせていただきましたよ。
LSVのレビューはいつも量が多いので、仕事との狭間で圧倒されてしまいますが……今回は一日10枚とかで頑張ろうかと思ってます!
爆アドと言ってもらえるだけで嬉しいです!その言葉が聞きたかったwww
いえいえ、一番アドが取りたいのは自分なので(笑)!
明日のプレリを楽しみにしているテンションだからこそできるとも。
実はレビューみたいな超長文よりも動画の方が楽です(^q^)
かの上杉謙信は敵に塩を送ったというではないかね!
まあシールドとかサイドイベントなんで。本番はEDHと焼き肉なんで!!
これを読んだのできっと明日のプレリは勝てる!
と、時々通りすがっては翻訳記事をメインにいろいろと読ませていただいていたのですが、
仕事の早さに感動しながらリンクさせていただきました。
これも参考にさせていただきます!
どうもどうも。初コメントありがとうございます。
早い仕事してドヤッと思ってたら、少しお酒が入ってたこともあって、結構直すところがあって滝汗でした。
こちらからもリンクさせてもらいましたのでよろしくお願いしまっす!
どうもどうも。
自分自身も知りたくてやった部分はあるので。
プレリが楽しみだー!
ありがとうございます!
明日(今日)のプレリはこれで勝つる!
>人狼が出て変身されてしまったときに、元に戻すためにもインスタントは少し優先して入れてもいい。2つの呪文を唱えると~という条件はお互いの呪文をカウントするから。
これ、LSV間違ってますよね?
「いずれかのプレイヤーがそのターンに2つ以上の呪文を唱えていた場合」
ですから。
リンクさせて頂きます。よろしくお願いします。
翻訳お疲れ様でした。
勝手ながらリンクさせていただきました。
早い、うまい、ためになるって感じですね
すばらしい
どうもありがとうございます!!
> Hotmilkさん
しかしLSVが間違っているはずはないのであった。間違うのは自分なのであった。
はい。間違いました……何と恥ずかしい。聴き直してみてすぐ分かりました。
どうしてこうなった。
訂正させていただきました。ご指摘感謝します。おかげさまでミスを訂正する機会に恵まれました。
願わくば次はもっと時間を取って、間違いなくできることを。
> ペンティーノさん
いえいえ、英語としては非常に聴きやすいのでちょっと英語とマジックの勉強すれば簡単ですよ!
何せマジック英語ですから!
> 弥狛さん
ありがとうございます!さすがlistenerさんの紹介www
金属術や感染などの分かりやすい指針がないので、難しそうですよね。
リンクも感謝。こちらからもリンクさせていただきますね。
> TKコングさん
ありがとうございます!でも半分以上は元のLSVが素晴らしいだけですのでwww
誤訳(というより誤解)もしてしまいましたし。
しかしありがとうございます。そしてリンクもありがとうございました。こちらからもリンクさせていただきます。
> ざきもま@綺羅っさん
さすがのlistenerさん情報である。
ありがとうございまーす!
明日、プレリに参加するつもりなので大変、参考になりました。
リンクもさせて頂きましたのでよろしくお願い致します。
さすがlistenerさんの影響力やでえ……!
プレリはいかがだったでしょうか。
こちらからもリンクさせていただきますね。