Running the Gauntlet Bant Birthing Pod
http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-bant-birthing-pod/
「スタンの有力デッキテスト」 バント「出産の殻」デッキ
Luis Scott-Vargas 2011年8月24日
カウブレードは十分やったところで……お次は鳥を《幻影の像/Phantasmal Image》→《海門の神官/Sea Gate Oracle》→《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》→《酸のスライム/Acidic Slime》→タイターン!と出世させていってみようか。
そう、《出産の殻/Birthing Pod》のことだよ!
色々な味付けで使われてるデッキだけど、とりま白青緑のバントカラーから始めてみようと思う。
対戦相手はカウブレードからってのが順当に思えたんで、Matt Nassにフツーのカウブレードを使ってもらって、このアブナいデッキを回してみることにした。
元々はOlivier Ruelが作ったらしいこのデッキ(らしいってのは、起源とか調べたことがないので)、色々と楽しいものが仕込まれてる。
マナカーブに沿って強いものを引っ張ってこれるからで、殻の起動に合わせてアドバンテージを重ねていって6マナまで届かせる。届くころには大体ゲームに勝ってるって寸法だね。
中でも《酸のスライム/Acidic Slime》はまさにこのデッキの中核を担う存在で、そのせいで最初このデッキを見たとき俺はConley Woodsがデッキをデザインしたのかと思ったくらいなんだ。
いったんスライムが着地すれば、クローンでスライムをコピーしまくって場を掃除して、タイタンから盤面を制圧すればいい。
デッキの妙技は大体ビデオの中で出せたと思う。たとえば《正義の執政官/Archon of Justice》を殻で食べるとか、《太陽のタイタン/Sun Titan》で《幻影の像/Phantasmal Image》を釣るとかね。でもデッキを使いこんでいくうちに、もっと色々な、思いもしないような相互作用が生まれるんじゃないかと思う。
ゲームは動画を見てくれ。
Channel LSV - Standard Gauntlet - UGW Birthing Pod vs. Caw Blade - Match 1, Game 1
http://www.youtube.com/watch?v=1bqZFcScV1A&list=PL8A4F48C657CA0145&feature=player_embedded
(元記事 http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-bant-birthing-pod/)
サイドボード前
サイドボード前の方がゲーム展開は楽だね。打ち消しも少ないから、強いカードを通しやすい。つまり出産の殻《酸のスライム/Acidic Slime》を着地させやすいってことだな!
実際に使ってみると、殻は全然引かなかったものの、驚くかなデッキは《酸のスライム/Acidic Slime》と《幻影の像/Phantasmal Image》によるコントロールデッキとして普通に強かったのだ。
まあ相手もあまり鷹を引いてなかったし、《酸のスライム/Acidic Slime》のおかげで剣を置かれても剣に制圧されてそのまま負けってことはあまりなかった。
カウブレードからブレード(剣)の部分を取り除いてしまえば、後の勝ち手段はギデオンくらいになるからね。でも盤面を握ればギデオン一人にやられるようなことは少ないはず。
サイドボーディング
抜くカードを決めるのは難しくない。《強情なベイロス/Obstinate Baloth》は意味がない相手だしマスティコアは微妙すぎる。
相手の置物対策ばかり詰め込んでも仕方ないけど、《自然の要求/Nature’s Claim》を1枚足すくらいはいいと思う。それとスライムのおかわりは絶対に入れよう。
サイドボード後
《瞬間凍結/Flashfreeze》を入れてきたみたいだけど、殻デッキにそんな効くとは思えなかったね。
サイド後も有利だったんだけど、カウブレードを使ってるMatt Nassの引きが全体的に弱かったのも一因だと思う。
《瞬間凍結/Flashfreeze》を入れても、盤面でプレッシャーをかけられなければ、マスカンな呪文を次々使っていって、通ればクローン祭りができてしまうからね。
1回、お互いの場に《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》が出てよく考えなきゃいけない場になったけど、お互いの場にスフィンクスがいる状態でドローしたのは博打だった。しかもほぼ死亡確定の博打だった。
剣を出して装備してフルタップしてくれたら、残ってたマナで《自然の要求/Nature’s Claim》を撃てないかなって思ったんだけど、ま、そう上手くはいかなかったね。
全体としてこのデッキ、弱くはなかったけどちょっと安定しないところが気に入らない。そんな印象だった。
何度もマリガンを繰り返さなきゃならなかったけど、原因もちゃんとあって:
1.デッキが3色で、要求されるマナシンボルが多い。
2.デッキが引っ張ってくるためのクリーチャーでいっぱい(で他の物を入れるスペースがない)。殻を最大限利用するためには、マナカーブに沿って何枚もクリーチャーを入れる必要があるから。
3.マナ加速と重いところが多くて、その中間にあたるマナ域が少ない。
こんな3つの理由もあって、マナ加速しかない、マナ加速がない、色が合わないなんて手札が多かった。
事故を減らすために、ちょっとデッキを変えてみようと思う。
-1:《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》
-1:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
-1:《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》
-1:《活発な野生林/Stirring Wildwood》
+3:《定業/Preordain》
+1:《島/Island》
大体なんでマスティコアが必要なのかわからないし、ヴェンセールは重いし特にデッキに必要ってわけでもない。
《定業/Preordain》があればデッキも安定するし、そもそも青いデッキならほぼ確で4積みするべきカードだと思ってるからね。
ピッツバーグ、そしてフィラデルフィアに向けてのテストをするから、しばらくこの企画はお休みするよ。でも終わったらまた殻デッキをプレイするからね!
LSV
ちょっと面白いドラフトをやったのでお裾分け。手札を見てどっちが「器用な」Owen Turtenwaldで、どっちが「ローグ(地雷)大好き」Conley Woodsなのか当ててみよう!
初期手札1
初期手札2
http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-bant-birthing-pod/
「スタンの有力デッキテスト」 バント「出産の殻」デッキ
Luis Scott-Vargas 2011年8月24日
カウブレードは十分やったところで……お次は鳥を《幻影の像/Phantasmal Image》→《海門の神官/Sea Gate Oracle》→《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》→《酸のスライム/Acidic Slime》→タイターン!と出世させていってみようか。
そう、《出産の殻/Birthing Pod》のことだよ!
色々な味付けで使われてるデッキだけど、とりま白青緑のバントカラーから始めてみようと思う。
対戦相手はカウブレードからってのが順当に思えたんで、Matt Nassにフツーのカウブレードを使ってもらって、このアブナいデッキを回してみることにした。
2:《酸のスライム/Acidic Slime》
1:《正義の執政官/Archon of Justice》
4:《極楽鳥/Birds of Paradise》
1:《刃の接合者/Blade Splicer》
1:《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
1:《霜のタイタン/Frost Titan》
1:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
3:《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
1:《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》
1:《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
3:《幻影の像/Phantasmal Image》
1:《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
3:《海門の神官/Sea Gate Oracle》
2:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1:《太陽のタイタン/Sun Titan》
1:《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter》
1:《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》
1:《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
4:《出産の殻/Birthing Pod》
2:《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《天界の列柱/Celestial Colonnade》
3:《森/Forest》
2:《島/Island》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2:《平地/Plains》
4:《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
4:《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
3:《活発な野生林/Stirring Wildwood》
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
サイドボード
1:《酸のスライム/Acidic Slime》
2:《天界の粛清/Celestial Purge》
1:《練達の盗賊/Master Thief》
3:《自然の要求/Nature’s Claim》
2:《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
1:《石角の高官/Stonehorn Dignitary》
1:《シルヴォクの模造品/Sylvok Replica》
1:《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter》
3:《瞬間凍結/Flashfreeze》
元々はOlivier Ruelが作ったらしいこのデッキ(らしいってのは、起源とか調べたことがないので)、色々と楽しいものが仕込まれてる。
マナカーブに沿って強いものを引っ張ってこれるからで、殻の起動に合わせてアドバンテージを重ねていって6マナまで届かせる。届くころには大体ゲームに勝ってるって寸法だね。
中でも《酸のスライム/Acidic Slime》はまさにこのデッキの中核を担う存在で、そのせいで最初このデッキを見たとき俺はConley Woodsがデッキをデザインしたのかと思ったくらいなんだ。
いったんスライムが着地すれば、クローンでスライムをコピーしまくって場を掃除して、タイタンから盤面を制圧すればいい。
デッキの妙技は大体ビデオの中で出せたと思う。たとえば《正義の執政官/Archon of Justice》を殻で食べるとか、《太陽のタイタン/Sun Titan》で《幻影の像/Phantasmal Image》を釣るとかね。でもデッキを使いこんでいくうちに、もっと色々な、思いもしないような相互作用が生まれるんじゃないかと思う。
ゲームは動画を見てくれ。
Channel LSV - Standard Gauntlet - UGW Birthing Pod vs. Caw Blade - Match 1, Game 1
http://www.youtube.com/watch?v=1bqZFcScV1A&list=PL8A4F48C657CA0145&feature=player_embedded
(元記事 http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-bant-birthing-pod/)
サイドボード前
サイドボード前の方がゲーム展開は楽だね。打ち消しも少ないから、強いカードを通しやすい。つまり
実際に使ってみると、殻は全然引かなかったものの、驚くかなデッキは《酸のスライム/Acidic Slime》と《幻影の像/Phantasmal Image》によるコントロールデッキとして普通に強かったのだ。
まあ相手もあまり鷹を引いてなかったし、《酸のスライム/Acidic Slime》のおかげで剣を置かれても剣に制圧されてそのまま負けってことはあまりなかった。
カウブレードからブレード(剣)の部分を取り除いてしまえば、後の勝ち手段はギデオンくらいになるからね。でも盤面を握ればギデオン一人にやられるようなことは少ないはず。
サイドボーディング
IN
1:《自然の要求/Nature’s Claim》
1:《酸のスライム/Acidic Slime》
OUT
1:《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》
1:《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
抜くカードを決めるのは難しくない。《強情なベイロス/Obstinate Baloth》は意味がない相手だしマスティコアは微妙すぎる。
相手の置物対策ばかり詰め込んでも仕方ないけど、《自然の要求/Nature’s Claim》を1枚足すくらいはいいと思う。それとスライムのおかわりは絶対に入れよう。
サイドボード後
《瞬間凍結/Flashfreeze》を入れてきたみたいだけど、殻デッキにそんな効くとは思えなかったね。
サイド後も有利だったんだけど、カウブレードを使ってるMatt Nassの引きが全体的に弱かったのも一因だと思う。
《瞬間凍結/Flashfreeze》を入れても、盤面でプレッシャーをかけられなければ、マスカンな呪文を次々使っていって、通ればクローン祭りができてしまうからね。
1回、お互いの場に《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》が出てよく考えなきゃいけない場になったけど、お互いの場にスフィンクスがいる状態でドローしたのは博打だった。しかもほぼ死亡確定の博打だった。
剣を出して装備してフルタップしてくれたら、残ってたマナで《自然の要求/Nature’s Claim》を撃てないかなって思ったんだけど、ま、そう上手くはいかなかったね。
全体としてこのデッキ、弱くはなかったけどちょっと安定しないところが気に入らない。そんな印象だった。
何度もマリガンを繰り返さなきゃならなかったけど、原因もちゃんとあって:
1.デッキが3色で、要求されるマナシンボルが多い。
2.デッキが引っ張ってくるためのクリーチャーでいっぱい(で他の物を入れるスペースがない)。殻を最大限利用するためには、マナカーブに沿って何枚もクリーチャーを入れる必要があるから。
3.マナ加速と重いところが多くて、その中間にあたるマナ域が少ない。
こんな3つの理由もあって、マナ加速しかない、マナ加速がない、色が合わないなんて手札が多かった。
事故を減らすために、ちょっとデッキを変えてみようと思う。
-1:《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》
-1:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
-1:《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》
-1:《活発な野生林/Stirring Wildwood》
+3:《定業/Preordain》
+1:《島/Island》
大体なんでマスティコアが必要なのかわからないし、ヴェンセールは重いし特にデッキに必要ってわけでもない。
《定業/Preordain》があればデッキも安定するし、そもそも青いデッキならほぼ確で4積みするべきカードだと思ってるからね。
ピッツバーグ、そしてフィラデルフィアに向けてのテストをするから、しばらくこの企画はお休みするよ。でも終わったらまた殻デッキをプレイするからね!
LSV
ちょっと面白いドラフトをやったのでお裾分け。手札を見てどっちが「器用な」Owen Turtenwaldで、どっちが「ローグ(地雷)大好き」Conley Woodsなのか当ててみよう!
初期手札1
《復讐に燃えたファラオ/Vengeful Pharaoh》
《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
《ジェイスの消去/Jace’s Erasure》
《平地/Plains》
《平地/Plains》
《取り消し/Cancel》
《不死の霊薬/Elixir of Immortality》
初期手札2
《魂の消耗/Consume Spirit》
《魂の消耗/Consume Spirit》
《魂の消耗/Consume Spirit》
《殺戮のワーム/Carnage Wurm》
《山/Mountain》
《平地/Plains》
《森/Forest》
コメント
嬉しいコメントありがとござまーす!
これだから翻訳はやめられないっすね。
こちらからもリンクさせていただきます。
リンクさせていただきました!
英語が苦手で翻訳記事が読みたいのでリンクさせていただきます。
宜しくお願いします。
なんとなんと。ありがとうございます!
こちらからもリンクさせていただきますね。
> safusukeさん
頑張りたくなるコメント感謝です。
リンク多謝。こちらからもリンクさせていただきます。
どうもありがとうございます!自分自身勉強がしたくて始めた企画なので、何かの参考になれば嬉しいです。
こちらからもリンクさせていただきますね。
リンクさせて頂きます。
ありがとうございます!参考になったのなら嬉しいですね。
こちらもリンクしますー。