【翻訳】 「スタンの有力デッキテスト」 青黒vs.ヴァラクート by LSV
2011年7月25日 翻訳 コメント (6) Running the Gauntlet UB vs Valakut
http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-ub-vs-valakut/
「スタンの有力デッキテスト」 青黒 vs. ヴァラクート
Luis Scott-Vargas 2011年7月24日
先週はヴァラクートを使って青黒相手に戦ったわけだけど(しかも実質サイドボードなしでね)、今週青黒をテストするにあたって、初戦の相手を似たようなヴァラクートにすることにしたよ。しかも今回はサイドボードに刺さるカードを入れて、だ。
前回青黒はヴァラクートに0-5と惨敗だったので、もっとこの組み合わせを試して、一体何が起きているのかを理解したいと思ったんだ。
まず今回使う青黒リストだ:
青黒の始めどころとしてはこんなところだと思う。青黒に入れて試してみたいカードも全部入ってるしね。
まず《定業/Preordain》4枚と《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》4枚から構築を始めたんだけど、青黒をデッキとして選択する真の理由はこの2枚だと思う。
1マナの呪文8枚はほぼ確で入れるべきだ。自分のデッキを安定させて、相手のデッキを不安定にさせる。それに審問を使えば相手の手札情報も分かるから、相手を刻むゲームプランを立てられるってね。
ゲームは動画を見てくれ。
http://bcove.me/syem53qo
(元記事 http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-ub-vs-valakut/ )
サイドボード前
サイドボード前のゲームもそう悪いものじゃなかったと思う。
大体のゲームでタイタンに着地されちゃったけど、3-1したしね。
これほど安定してタイタンが出てしまうと、《広がりゆく海/Spreading Seas》がとても重要だって思わざるを得ないが、減らしても安定して勝てるかどうかちょっと試してみたい。
ジェイスとスフィンクスのおかげで、除去るなり打ち消すなり際で割るなりして相手のヤバいのは大体問題なく処理できたし、大体凌いだころには6マナのフィニッシャーを叩き付けれたしね。
抜いたカードを見てくれよ!
抜いたカードからしてヴァラクート対策になりそうなものばかりだ。実際入れ替えてて今の青黒のリストはヴァラクートを意識しすぎたかと思ったんだ。
デッキで一番弱いカードすら相手にそれなりに効くなら、結構考えた方がいい。
サイドから入れた《瞬間凍結/Flashfreeze》3枚に《記憶殺し/Memoricide》2枚ともヴァラクートにぶっ刺さるので、有利に運ぶのに役立ってくれるはずだ。
サイドボード後
サイドボード後も3-1だったね。最初のマッチこそ0-2したけど、その後は6タテだぜ。
ヴァラクート側は記憶殺しを使う前のターン必ずタイタンをもう1枚引いててくれて、相手の脅威は全部除去るか打ち消せたからね。
ヴァラクートを使ってた"Wrapter"ことJosh Utter-Leytonはウラブラスクを使ってたね。前回ヴァラクートで俺も使ったけど、実は宗旨替えであまりいいカードだとは思わなくなった。なので相手がウラブラスク入りヴァラクートだったのは、企画的に問題かもしれない。でも交代で違うものがデッキに入っても、依然としてゲームは有利だったと思う。
全体を正確に把握するには、先週のRunning the Gauntletの企画と比べてみてほしい。
両方を単純に足すと、ヴァラクートは6本取って3本落とした計算になる。多分それでも正確じゃないかもしれないが、組み合わせ的にそこまで圧倒的有利不利がつくわけじゃないってのは分かると思う。
いい機会だから、この企画で何がわかるかについてちょっと話そうか。
試合をもっと何回も何回もやれってのはちょっと的外れだ。
俺がヴァラクートを使ってたときに5-0して、今回青黒を使って3-1したけれど、別に偶然偏ったとか、俺のプレイングが超素晴らしいからだとかそんなことは決してない(もし単に俺が上手いからだって思いたいなら別に止めないけどさ)。
数回やれば十分だとも思わないけど、数回しかやらないから全くの無価値かというとそんなことは決してない。
対戦動画を見てくれれば、デッキをどう使えばいいか分かるはずだし、どのマッチアップでどう立ちまわればいいかも分かるはずだよ。それにどのデッキにどのカードが効果的かも分かるはずだ。
要するに、これも大きなテストの一環ってことだ。
組み合わせ的にマッチアップが6:4で有利とか言うのは、大体において意味がない上に不正確なことが多い。
本当に価値があるのは、青黒がいかに《マナ漏出/Mana Leak》、《破滅の刃/Doom Blade》、《広がりゆく海/Spreading Seas》、《地盤の際/Tectonic Edge》といったカードを使ってヴァラクートを消耗させて、最後にスフィンクスでとどめをさすのか。そういう解説だね。
そんなわけで、どの組み合わせも30マッチずつ撮ったりはしないよ。そんなに撮っても全部見るほど時間のあるヒマな人はいないし、記事を書いたり編集したりする時間を無駄にすることになるからね。
俺に出来るのは、それぞれの組み合わせを3-5マッチずつ撮って、残りは説明に使う。
そうすれば読者も十分満足してくれると思うんだけど。とにかく数字だけにこだわりすぎないでくれ。
数字も意味がないことはないけど、数字だけが全てじゃないさ。
今回のマッチでいえば、俺は青黒が有利だと思う。
青黒側は十分1:1交換を取っていけて、着地してしまったタイタン相手に2:1や3:1交換を迫られても、ドローがそれを補ってくれる。
それにヴァラクート側はサイドボードから入れるカード候補にあまり好きなものがない。下みたいなものが候補だろう:
《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge》
《墓所のタイタン/Grave Titan》、《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》、それに《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》ですら止まる復讐者は弱い。
スフィンクス相手には強いけど、まあそんな程度だ。それにcaw-bladeがまた復活してきてるから、ますます《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge》にとっては逆風だね。
使わないのをお勧めするよ(《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》も同じ理由でやめといた方がいい。しかもスラーンはスフィンクスに負けるし)
《跳ね返りの罠/Ricochet Trap》
これが多分一番サイドボードにいいんじゃないかな。カウンターを赤1マナで消せるってのはでかい。
まあ劇的に効くってカードじゃないけど、他にいいものもないしね。
《召喚の罠/Summoning Trap》
《召喚の罠/Summoning Trap》を活用するには、デカブツを俺が許容できる以上に入れて結果的にデッキを弱くしなきゃいけない。
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》があるから罠を選択はしたくないかな。
ヴァラクートが使えるサイドボード候補ってこんなものでしょ。それなら俺は、青1無色1の《対抗呪文/Counterspell》が3枚使えて、《記憶殺し/Memoricide》も2枚積めるデッキを使いたいなあ。
テストを終えて
あまり大きい変更はないかな。でも枚数はちょっといじるかもしれない。
カーンと手綱はリストラ確定だけど、他のものは偏見なく試してみたい。
明日は吸血鬼相手に戦うよ!その後は、よりアグロになったcaw-bladeだ!!
LSV
http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-ub-vs-valakut/
「スタンの有力デッキテスト」 青黒 vs. ヴァラクート
Luis Scott-Vargas 2011年7月24日
先週はヴァラクートを使って青黒相手に戦ったわけだけど(しかも実質サイドボードなしでね)、今週青黒をテストするにあたって、初戦の相手を似たようなヴァラクートにすることにしたよ。しかも今回はサイドボードに刺さるカードを入れて、だ。
前回青黒はヴァラクートに0-5と惨敗だったので、もっとこの組み合わせを試して、一体何が起きているのかを理解したいと思ったんだ。
まず今回使う青黒リストだ:
3:《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
2:《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
4:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
4:《定業/Preordain》
4:《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
1:《強迫/Duress》
3:《マナ漏出/Mana Leak》
3:《広がりゆく海/Spreading Seas》
3:《喉首狙い/Go for the Throat》
1:《破滅の刃/Doom Blade》
2:《四肢切断/Dismember》
3:《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
1:《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
4:《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4:《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4:《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4:《地盤の際/Tectonic Edge》
6:《島/Island》
4:《沼/Swamp》
サイドボード
3:《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
3:《呪文滑り/Spellskite》
3:《瞬間凍結/Flashfreeze》
2:《見栄え損ない/Disfigure》
2:《記憶殺し/Memoricide》
1:《決断の手綱/Volition Reins》
1:《解放された者、カーン/Karn Liberated》
青黒の始めどころとしてはこんなところだと思う。青黒に入れて試してみたいカードも全部入ってるしね。
まず《定業/Preordain》4枚と《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》4枚から構築を始めたんだけど、青黒をデッキとして選択する真の理由はこの2枚だと思う。
1マナの呪文8枚はほぼ確で入れるべきだ。自分のデッキを安定させて、相手のデッキを不安定にさせる。それに審問を使えば相手の手札情報も分かるから、相手を刻むゲームプランを立てられるってね。
ゲームは動画を見てくれ。
http://bcove.me/syem53qo
(元記事 http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-ub-vs-valakut/ )
サイドボード前
サイドボード前のゲームもそう悪いものじゃなかったと思う。
大体のゲームでタイタンに着地されちゃったけど、3-1したしね。
これほど安定してタイタンが出てしまうと、《広がりゆく海/Spreading Seas》がとても重要だって思わざるを得ないが、減らしても安定して勝てるかどうかちょっと試してみたい。
ジェイスとスフィンクスのおかげで、除去るなり打ち消すなり際で割るなりして相手のヤバいのは大体問題なく処理できたし、大体凌いだころには6マナのフィニッシャーを叩き付けれたしね。
IN
3:《瞬間凍結/Flashfreeze》
2:《記憶殺し/Memoricide》
OUT
1:《強迫/Duress》
1:《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
1:《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
2:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
抜いたカードを見てくれよ!
抜いたカードからしてヴァラクート対策になりそうなものばかりだ。実際入れ替えてて今の青黒のリストはヴァラクートを意識しすぎたかと思ったんだ。
デッキで一番弱いカードすら相手にそれなりに効くなら、結構考えた方がいい。
サイドから入れた《瞬間凍結/Flashfreeze》3枚に《記憶殺し/Memoricide》2枚ともヴァラクートにぶっ刺さるので、有利に運ぶのに役立ってくれるはずだ。
サイドボード後
サイドボード後も3-1だったね。最初のマッチこそ0-2したけど、その後は6タテだぜ。
ヴァラクート側は記憶殺しを使う前のターン必ずタイタンをもう1枚引いててくれて、相手の脅威は全部除去るか打ち消せたからね。
ヴァラクートを使ってた"Wrapter"ことJosh Utter-Leytonはウラブラスクを使ってたね。前回ヴァラクートで俺も使ったけど、実は宗旨替えであまりいいカードだとは思わなくなった。なので相手がウラブラスク入りヴァラクートだったのは、企画的に問題かもしれない。でも交代で違うものがデッキに入っても、依然としてゲームは有利だったと思う。
全体を正確に把握するには、先週のRunning the Gauntletの企画と比べてみてほしい。
両方を単純に足すと、ヴァラクートは6本取って3本落とした計算になる。多分それでも正確じゃないかもしれないが、組み合わせ的にそこまで圧倒的有利不利がつくわけじゃないってのは分かると思う。
いい機会だから、この企画で何がわかるかについてちょっと話そうか。
試合をもっと何回も何回もやれってのはちょっと的外れだ。
俺がヴァラクートを使ってたときに5-0して、今回青黒を使って3-1したけれど、別に偶然偏ったとか、俺のプレイングが超素晴らしいからだとかそんなことは決してない(もし単に俺が上手いからだって思いたいなら別に止めないけどさ)。
数回やれば十分だとも思わないけど、数回しかやらないから全くの無価値かというとそんなことは決してない。
対戦動画を見てくれれば、デッキをどう使えばいいか分かるはずだし、どのマッチアップでどう立ちまわればいいかも分かるはずだよ。それにどのデッキにどのカードが効果的かも分かるはずだ。
要するに、これも大きなテストの一環ってことだ。
組み合わせ的にマッチアップが6:4で有利とか言うのは、大体において意味がない上に不正確なことが多い。
本当に価値があるのは、青黒がいかに《マナ漏出/Mana Leak》、《破滅の刃/Doom Blade》、《広がりゆく海/Spreading Seas》、《地盤の際/Tectonic Edge》といったカードを使ってヴァラクートを消耗させて、最後にスフィンクスでとどめをさすのか。そういう解説だね。
そんなわけで、どの組み合わせも30マッチずつ撮ったりはしないよ。そんなに撮っても全部見るほど時間のあるヒマな人はいないし、記事を書いたり編集したりする時間を無駄にすることになるからね。
俺に出来るのは、それぞれの組み合わせを3-5マッチずつ撮って、残りは説明に使う。
そうすれば読者も十分満足してくれると思うんだけど。とにかく数字だけにこだわりすぎないでくれ。
数字も意味がないことはないけど、数字だけが全てじゃないさ。
今回のマッチでいえば、俺は青黒が有利だと思う。
青黒側は十分1:1交換を取っていけて、着地してしまったタイタン相手に2:1や3:1交換を迫られても、ドローがそれを補ってくれる。
それにヴァラクート側はサイドボードから入れるカード候補にあまり好きなものがない。下みたいなものが候補だろう:
《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge》
《墓所のタイタン/Grave Titan》、《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》、それに《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》ですら止まる復讐者は弱い。
スフィンクス相手には強いけど、まあそんな程度だ。それにcaw-bladeがまた復活してきてるから、ますます《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge》にとっては逆風だね。
使わないのをお勧めするよ(《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》も同じ理由でやめといた方がいい。しかもスラーンはスフィンクスに負けるし)
《跳ね返りの罠/Ricochet Trap》
これが多分一番サイドボードにいいんじゃないかな。カウンターを赤1マナで消せるってのはでかい。
まあ劇的に効くってカードじゃないけど、他にいいものもないしね。
《召喚の罠/Summoning Trap》
《召喚の罠/Summoning Trap》を活用するには、デカブツを俺が許容できる以上に入れて結果的にデッキを弱くしなきゃいけない。
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》があるから罠を選択はしたくないかな。
ヴァラクートが使えるサイドボード候補ってこんなものでしょ。それなら俺は、青1無色1の《対抗呪文/Counterspell》が3枚使えて、《記憶殺し/Memoricide》も2枚積めるデッキを使いたいなあ。
テストを終えて
あまり大きい変更はないかな。でも枚数はちょっといじるかもしれない。
カーンと手綱はリストラ確定だけど、他のものは偏見なく試してみたい。
明日は吸血鬼相手に戦うよ!その後は、よりアグロになったcaw-bladeだ!!
LSV
コメント
まーじーでー。
俺にはさっぱりわからねえ!こんなんじゃ一生上手くなんてなれないね!!
そういえばそんなのありましたね~。最近召喚の罠が微妙だと感じていたのでいいアイデア貰いました!
これでまたヴァラクート作ろうかな。
除去もかわせますし確かに有効そうではありますが、実際問題使ったことがないので何とも……召喚の罠が信用できないのは確かにそうなんですが。
これがまたデッキ構築につながれば幸いです!
リンクさせて頂きました。
翻訳大変かもしれませんが、応援しております。
よろしくお願い致します。
どうもどうも。読んで役に立ったならこれ幸い!(訳なだけに!)
こうしていただけるコメントが、次の翻訳をやるエネルギーです。
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