Running the Gauntlet Valakut vs. UB Control
http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-valakut-vs-ub-control/
「スタンの有力デッキテスト」 ヴァラクートvs.青黒コントロール
Luis Scott-Vargas 2011年7月10日
いやー楽しい企画だ。
先週は赤単相手まで終わったわけだけど、皆あのマッチアップにはもの申したいことがあったみたいだね。Owen Turtenwaldが使ってた赤単に対して、ここまで色々言われるとは思わなかったから、正直ちょっと困惑したよ。特に《焼尽の猛火/Searing Blaze》をもっと使えというのと(ヴァラクートに対しては最悪なカードなのにね!)、《板金鎧の土百足/Plated Geopede》と《槌のコス/Koth of the Hammer》が弱いって話、それに《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder》を4枚入れてるだろうふざけんなって意見だ(実際は1枚しか入れてなかったんだけどね!)
俺はあまり赤単が好きじゃないけど、Owenは本当によく赤単を使ってて、単に何も考えずに企画にぶっつけてきたわけじゃないからね。
ヴァラクートが赤単相手にいつも勝てるってわけじゃないと思うけど、除去と《強情なベイロス/Obstinate Baloth》を入れるのは本当に有効で、それが刺さっただけだと思う。
まあそれはともかく、今日は完全に趣向を変えていくよ。
また相手はOwenだけど、デッキは赤単の対極にある青黒だ。
ヴァラクートにとっては非常にキツいと思う。特に今のサイドボードだとね。でも新しいカードも入ったよ!
約束通り、悲しげなロボットを投入してみた。そう、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》のことだよ。
身代わりはビート相手に一番輝くと思うけど、コントロール相手にも中々侮れないと思う。こいつを4枚投入したこのデッキで多少なりとも青黒相手に抵抗できれば嬉しいんだが。
サイドボードは見れば分かるけど青黒相手を想定してない。でも、サイドボードを入れ替える前に戦って、サイドに何を取って何を抜く必要があるかを考えたい。
下がOwenの使う青黒コントロールデッキだ:
このデッキにも身代わりが入ってるけど、身代わりはスタンダードでも本当に重要な位置を占めるカードになると思う。
青黒が一番上手に身代わりを使えるってわけじゃないと思うけど、何でも試してみるもんさ。
ゲームは動画を見てくれ。
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そしてまた、Owenをいなしてしまったぜ。やったね。
サイドボードの入れ替えはあってないようなものだったので、試合全体で議論してみたいと思う。
まず、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》は素敵だった。
ジェイスにプレッシャーをかけつつ、土地を伸ばすだけでもいい仕事っぷりだし、《広がりゆく海/Spreading Seas》でハメるゲームプランを一笑に付してくれる。
森を全部島にする?俺のロボットが火を吹くぜ。
ヴァラクートでは山自体が呪文みたいなものだから、後半になっても身代わりの土地を伸ばす能力は決して腐らない。
総合的に身代わりはとっても気に入った。すぐにでもビート相手にまた試してみたいね。
次に言っておかなきゃならないのは、引きもプレイングも良かったってこと。
タイタンが必要な場面できちんとタイタンを引けたし、相手の引きはイマイチでこっちはご都合ドローだった。
相手の心が折れたシーンは、《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》のせいでトップが見えてて、しかもこちらのハンドは1枚を除いて全部見えてたので、青黒がフルタップしてスフィンクスを出してきた場面。そしたらヴァラクート最後の1枚がタイタンだった時だ。
まあ大体の場合、そういう場面で千切れ飛んだのはこちらだったけど、あのときは詰まったと見せかけてタイタンを叩きつけたからね。
いい試合もあったから、テストが無駄だったとは思わないけど、青黒相手に5マッチやっていつも5マッチともとれるとは思わないな。
相性差を埋めるには、《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge》を2枚取りたいのと、《跳ね返りの罠/Ricochet Trap》なんてどうだろう。
《召喚の罠/Summoning Trap》を対策に入れるのが良いとは思わない。
それも《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》が好きすぎるせいで、身代わりがいることでゲーム進行もかなり楽になった。
ヴァラクートを使うとしたら、最終的なサイドボードは下になるかな:
やっぱり《四肢切断/Dismember》はメインに積むカードだと思うけど、抜いてもまあいいかなとは思う。
《稲妻/Lightning Bolt》を追加しておけば(もちろん身代わりも入れて)サイドボードのパイロと合わせて除去枚数は十分だし、青黒やヴァラクートミラー用のカードを積む余地もできるしね。
結論
俺はヴァラクートが大好きってわけじゃないけれど、身代わりを入れたヴァラクートはとっても気に入った。
このデッキで使う身代わりは、アド取ってよし、攻めてよし、守ってよし、どんな場合でもとにかく使える奴で、これは覚えておくことにするよ。
この最後に出来上がったデッキリストは中々の出来だと思う。テスト中はミスもしたけれど、そのおかげもあって今ではヴァラクートのことがずっとよく理解できるようになった。このデッキリストも俺好みのものになったしね。
《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》を抜くという選択肢までたどり着くのに長くかかったけど、抜いたおかげでデッキがずっと安定した動きをするようになった。
マナ加速が緑マナに完全に依存しなくてよくなったんだ!安定もするよ。
次のテストも近々始める予定だ。
テストするのはもう少し普段俺が使うようなデッキにするつもり。青黒あたりかな。今日、この記事で戦った青黒に近いような構成にするかもね。たくさんのコメントありがとう!!
LSV
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「スタンの有力デッキテスト」 ヴァラクートvs.青黒コントロール
Luis Scott-Vargas 2011年7月10日
いやー楽しい企画だ。
先週は赤単相手まで終わったわけだけど、皆あのマッチアップにはもの申したいことがあったみたいだね。Owen Turtenwaldが使ってた赤単に対して、ここまで色々言われるとは思わなかったから、正直ちょっと困惑したよ。特に《焼尽の猛火/Searing Blaze》をもっと使えというのと(ヴァラクートに対しては最悪なカードなのにね!)、《板金鎧の土百足/Plated Geopede》と《槌のコス/Koth of the Hammer》が弱いって話、それに《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder》を4枚入れてるだろうふざけんなって意見だ(実際は1枚しか入れてなかったんだけどね!)
俺はあまり赤単が好きじゃないけど、Owenは本当によく赤単を使ってて、単に何も考えずに企画にぶっつけてきたわけじゃないからね。
ヴァラクートが赤単相手にいつも勝てるってわけじゃないと思うけど、除去と《強情なベイロス/Obstinate Baloth》を入れるのは本当に有効で、それが刺さっただけだと思う。
まあそれはともかく、今日は完全に趣向を変えていくよ。
また相手はOwenだけど、デッキは赤単の対極にある青黒だ。
ヴァラクートにとっては非常にキツいと思う。特に今のサイドボードだとね。でも新しいカードも入ったよ!
4:《原始のタイタン/Primeval Titan》
4:《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》
4:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
2:《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden》
1:《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
1:《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
4:《探検/Explore》
4:《不屈の自然/Rampant Growth》
3:《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
2:《稲妻/Lightning Bolt》
2:《四肢切断/Dismember》
1:《砕土/Harrow》
4:《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
3:《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
3:《進化する未開地/Evolving Wilds》
6:《森/Forest》
12:《山/Mountain》
サイドボード
2:《四肢切断/Dismember》
3:《紅蓮地獄/Pyroclasm》
3:《反逆の印/Mark of Mutiny》
2:《転倒の磁石/Tumble Magnet》
2:《自然の要求/Nature’s Claim》
3:《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
約束通り、悲しげなロボットを投入してみた。そう、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》のことだよ。
身代わりはビート相手に一番輝くと思うけど、コントロール相手にも中々侮れないと思う。こいつを4枚投入したこのデッキで多少なりとも青黒相手に抵抗できれば嬉しいんだが。
サイドボードは見れば分かるけど青黒相手を想定してない。でも、サイドボードを入れ替える前に戦って、サイドに何を取って何を抜く必要があるかを考えたい。
下がOwenの使う青黒コントロールデッキだ:
3:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
4:《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
4:《マナ漏出/Mana Leak》
4:《定業/Preordain》
3:《喉首狙い/Go for the Throat》
1:《破滅の刃/Doom Blade》
1:《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
1:《強迫/Duress》
3:《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
2:《四肢切断/Dismember》
3:《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》
1:《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
4:《広がりゆく海/Spreading Seas》
4:《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4:《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
4:《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4:《地盤の際/Tectonic Edge》
6:《島/Island》
4:《沼/Swamp》
サイドボード
3:《瞬間凍結/Flashfreeze》
3:《呪文滑り/Spellskite》
1:《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
2:《見栄え損ない/Disfigure》
1:《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
1:《解放された者、カーン/Karn Liberated》
1:《決断の手綱/Volition Reins》
2:《記憶殺し/Memoricide》
1:《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
このデッキにも身代わりが入ってるけど、身代わりはスタンダードでも本当に重要な位置を占めるカードになると思う。
青黒が一番上手に身代わりを使えるってわけじゃないと思うけど、何でも試してみるもんさ。
ゲームは動画を見てくれ。
http://www.channelfireball.com/home/running-the-gauntlet-valakut-vs-ub-control/
そしてまた、Owenをいなしてしまったぜ。やったね。
サイドボードの入れ替えはあってないようなものだったので、試合全体で議論してみたいと思う。
まず、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》は素敵だった。
ジェイスにプレッシャーをかけつつ、土地を伸ばすだけでもいい仕事っぷりだし、《広がりゆく海/Spreading Seas》でハメるゲームプランを一笑に付してくれる。
森を全部島にする?俺のロボットが火を吹くぜ。
ヴァラクートでは山自体が呪文みたいなものだから、後半になっても身代わりの土地を伸ばす能力は決して腐らない。
総合的に身代わりはとっても気に入った。すぐにでもビート相手にまた試してみたいね。
次に言っておかなきゃならないのは、引きもプレイングも良かったってこと。
タイタンが必要な場面できちんとタイタンを引けたし、相手の引きはイマイチでこっちはご都合ドローだった。
相手の心が折れたシーンは、《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》のせいでトップが見えてて、しかもこちらのハンドは1枚を除いて全部見えてたので、青黒がフルタップしてスフィンクスを出してきた場面。そしたらヴァラクート最後の1枚がタイタンだった時だ。
まあ大体の場合、そういう場面で千切れ飛んだのはこちらだったけど、あのときは詰まったと見せかけてタイタンを叩きつけたからね。
いい試合もあったから、テストが無駄だったとは思わないけど、青黒相手に5マッチやっていつも5マッチともとれるとは思わないな。
相性差を埋めるには、《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge》を2枚取りたいのと、《跳ね返りの罠/Ricochet Trap》なんてどうだろう。
《召喚の罠/Summoning Trap》を対策に入れるのが良いとは思わない。
それも《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》が好きすぎるせいで、身代わりがいることでゲーム進行もかなり楽になった。
ヴァラクートを使うとしたら、最終的なサイドボードは下になるかな:
3:《紅蓮地獄/Pyroclasm》
3:《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
1:《転倒の磁石/Tumble Magnet》
2:《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge》
1:《跳ね返りの罠/Ricochet Trap》
3:《攻撃的な行動/Act of Aggression》
2:《焼却/Combust》
やっぱり《四肢切断/Dismember》はメインに積むカードだと思うけど、抜いてもまあいいかなとは思う。
《稲妻/Lightning Bolt》を追加しておけば(もちろん身代わりも入れて)サイドボードのパイロと合わせて除去枚数は十分だし、青黒やヴァラクートミラー用のカードを積む余地もできるしね。
結論
俺はヴァラクートが大好きってわけじゃないけれど、身代わりを入れたヴァラクートはとっても気に入った。
このデッキで使う身代わりは、アド取ってよし、攻めてよし、守ってよし、どんな場合でもとにかく使える奴で、これは覚えておくことにするよ。
この最後に出来上がったデッキリストは中々の出来だと思う。テスト中はミスもしたけれど、そのおかげもあって今ではヴァラクートのことがずっとよく理解できるようになった。このデッキリストも俺好みのものになったしね。
《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》を抜くという選択肢までたどり着くのに長くかかったけど、抜いたおかげでデッキがずっと安定した動きをするようになった。
マナ加速が緑マナに完全に依存しなくてよくなったんだ!安定もするよ。
次のテストも近々始める予定だ。
テストするのはもう少し普段俺が使うようなデッキにするつもり。青黒あたりかな。今日、この記事で戦った青黒に近いような構成にするかもね。たくさんのコメントありがとう!!
LSV
コメント
今さらですが動画見てて気づいたのは《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx(MBS)》+《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》の+2能力ってコンボですね。使えるの3カ月だけだけど。
サーセンwww指摘あざーす!
一か所だけ間違っちゃいました☆てへぺろ。
普段リミテッドの記事ばかり書いているとこうなるよ!気をつけよう!!
スフィンクスがいるとベレレンはプラスの方が美味いという謎の現象が起きますよね。
あいつは出た当初からできる子だと思ってた!
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》は強いんですねぇ。
青黒なんかだと、出すタイミングあるの?
って感じちゃいますけれども。
日本選手権のデッキが決まってないので、青黒の方をコピーしていじって出ようかと思いますw
勝手ながらリンクさせて頂きました。
それでは失礼します。
いえいえリンクありがとうございます。
そうですね。コントロールが出すと隙ができるのが気になりますが、そこは手札破壊で前方安全確認のできる青黒ならでは、ということなんでしょうね。
出せて次のターン土地を置ければフィニッシャーにつながるのがとてもナイスですし、ビート相手にライフを守るのも嬉しいから、結構偉いのかもしれません。
日本選手権出られるんですね!頑張ってください!
自分はまだ選手権の存在すらよくわかってませんwwww
どうもどうも。
こっちもリンクさせていただきます。ぺちっとな。