◆ 《執行の悪魔/Carnifex Demon》って、いるじゃないですか。
リミテッドではまさにデーモンな活躍をするあの方。自分がプレリで引いておきながら、プレイしないという愚を犯した……書いてて情けなくなってきたが4/4で着地するチャーミングなあの人です。
でもCarnifexなんて単語聞いたことありませんよね。
英語の辞書引いても載ってない。
carni-、-fexという接辞が見つかるので、もしや造語か?と思い、和訳から逆探知を試みる。
しかし訳を見ても、「執行」ってなんですか。執行って何を執行するんだ。法律?そういや同じブロックに《正義の施行/Dispense Justice》ってあったね。
と思って変だなぁと思っていたのですが、「MtGフレイバー的に執行するときたら死刑じゃないか?悪魔が執行するものだし」と気づいて疑問氷解。こいつはラテン語でした。
英語の辞書引いても出てないはずだ。接辞とか、まんまと悪魔の罠にはまるところだった。
ちなみに意味はそのまんま、Executioner/処刑人。
Google Translationに入れたら、ちゃんとExecutionerと訳されてちょっと嬉しかったのはヒミツ。
翻訳チームはおそらく、「処刑の悪魔」とかチープそうだからという理由で「執行の悪魔」にしたのでしょう。もしくはCarnifexとExecutionerの2語が共に「処刑」という訳語に対応してしまうのを嫌ったのかもしれません。
……が、実はこの、carnifexというかexecutioner、公的な処刑を執り行うなら処刑人で間違いないのですが、犯罪組織などが裏切り者を処分するのに仕向ける暗殺者のこともexecutionerと呼ぶことがあります。
表面的な訳語としては、処刑人。あるいは執行人の悪魔。いいでしょう。
しかしフレイバー的に考えると、コイツが処刑するのはミラディン軍なのでしょうから、もうちょっと柔軟に「処刑」をとらえてもよさそうです。わざわざラテン語のcarnifexなんて凝った語を持ち出していることですし、メッセージ性を読み取るのも悪くないかも。
いつもはレアの価格に一喜一憂したり、プレイに熱狂しますが、たまに絵やフレイバー・テキスト、それに自分の場合は訳語なんかを見ていて新しい発見がある。これだからマジックはやめられない。
おまけ
~とある日のリミテッド(M11)での風景~
ジョッシュ 「これ日本語で何て読むの?チノ……ザノ……?」
Taku 「いや、『血の座の吸血鬼』だけどさ、熟語じゃないし覚えても多分一生使わないぞ。vampireなんて数えるほどしか言ったことないしょ?」
ジョッシュ 「いっぱいあるよ(゚∀゚)」
Taku 「そうか、俺らはマジックプレイヤーだった」
自分に英語を教えてくれたのはマジック。これはガチです。
ということは仏語でプレイするよう心掛ければフランス語習得も……!ありえるな!!
リミテッドではまさにデーモンな活躍をするあの方。自分がプレリで引いておきながら、プレイしないという愚を犯した……書いてて情けなくなってきたが4/4で着地するチャーミングなあの人です。
でもCarnifexなんて単語聞いたことありませんよね。
英語の辞書引いても載ってない。
carni-、-fexという接辞が見つかるので、もしや造語か?と思い、和訳から逆探知を試みる。
しかし訳を見ても、「執行」ってなんですか。執行って何を執行するんだ。法律?そういや同じブロックに《正義の施行/Dispense Justice》ってあったね。
と思って変だなぁと思っていたのですが、「MtGフレイバー的に執行するときたら死刑じゃないか?悪魔が執行するものだし」と気づいて疑問氷解。こいつはラテン語でした。
英語の辞書引いても出てないはずだ。接辞とか、まんまと悪魔の罠にはまるところだった。
ちなみに意味はそのまんま、Executioner/処刑人。
Google Translationに入れたら、ちゃんとExecutionerと訳されてちょっと嬉しかったのはヒミツ。
翻訳チームはおそらく、「処刑の悪魔」とかチープそうだからという理由で「執行の悪魔」にしたのでしょう。もしくはCarnifexとExecutionerの2語が共に「処刑」という訳語に対応してしまうのを嫌ったのかもしれません。
……が、実はこの、carnifexというかexecutioner、公的な処刑を執り行うなら処刑人で間違いないのですが、犯罪組織などが裏切り者を処分するのに仕向ける暗殺者のこともexecutionerと呼ぶことがあります。
表面的な訳語としては、処刑人。あるいは執行人の悪魔。いいでしょう。
しかしフレイバー的に考えると、コイツが処刑するのはミラディン軍なのでしょうから、もうちょっと柔軟に「処刑」をとらえてもよさそうです。わざわざラテン語のcarnifexなんて凝った語を持ち出していることですし、メッセージ性を読み取るのも悪くないかも。
いつもはレアの価格に一喜一憂したり、プレイに熱狂しますが、たまに絵やフレイバー・テキスト、それに自分の場合は訳語なんかを見ていて新しい発見がある。これだからマジックはやめられない。
おまけ
~とある日のリミテッド(M11)での風景~
ジョッシュ 「これ日本語で何て読むの?チノ……ザノ……?」
Taku 「いや、『血の座の吸血鬼』だけどさ、熟語じゃないし覚えても多分一生使わないぞ。vampireなんて数えるほどしか言ったことないしょ?」
ジョッシュ 「いっぱいあるよ(゚∀゚)」
Taku 「そうか、俺らはマジックプレイヤーだった」
自分に英語を教えてくれたのはマジック。これはガチです。
ということは仏語でプレイするよう心掛ければフランス語習得も……!ありえるな!!
コメント
黒単増殖のフィニッシャーとして輝くチャンスがあるんじゃないかと・・・まあそれはさておき。
この凝りに凝った要素が散りばめられているからこそ、様々な人たちをひきつけて止まないのですねぇ(*´-`*)
フレーバーテキストなんかも、他のゲームにはあり得ないくらい凝ってたりしますしね!
まぁ俺自信は本流の『ゲーム性』に魅了されてるわけですが…。
昔授業で『earthquake』はどういう意味かわかりますか?って授業で聞かれて、『地震(6th)です!』ってドヤ顔で答えたの思い出した(笑)
「かかってこんかいw」
みたいなw
増殖すれば萎み放題!萎ませ放題!
ありそうでなかった黒単増殖ktkr!!リリアナが着地した次ターンに最終奥義!とかも不可能じゃない!?
MtGの絵は間違いなくアートですが、私はラッチさんの絵にメロメロです。いつかサインください。割と本気で。
> ウィズさん
お、同志。英語はボキャビルにも大いに役立ちますよね。
DiabolicとかSacrificeとかArmageddonとか!!
ああもうMtGで英語を学ぶ授業を作りたい。教材はMtG。
> 在藤銀
なんという友情コンボwww
割と起こりえる状況だから困る。
そんなあなたにContagion!-2/-1カウンターは取り除けないぜ!
作業机のカード束のてっぺんに乗っけておきたまにそれを見ては
ニヤニヤしながら拡張作業してるのは自分だけでいいです(´・ω・)
……昨日某ショップに行ったら、30円だったよ悪魔さん。
レアフォイルには夢が詰まってますよね!!
ニヤニヤする気持ち、めっちゃわかります!